今回は、これからのリーダー像に
ついて語ってきましたが、その追加
となるものです。
きっかけとなったのは、以下のSNS
投稿。
若いころは分かっていなかったけれど、
歳をとってわかったこと。
職場は、自分が主人公になろうとする
のではなく、みんなが楽しく過ごせる
空間にさえなればよい、ということ。
子どものころ見た、ヒーロー物の
影響だろうか、かなり長くまで、自分が
主人公になろうとしていた気がする。
でも、当然ながら空回り。私を主人公に
すればみんなは下位に立つことになる。
そんなの面白いはずがない。自分が主人公
になろうとする限り、空回りしてしまう。
でも男性はヒーロー物の影響なのか
「自分は特別だ」という物語に身を
置こうという人が少なくない様子。
引用はここで終わります。
警備に限りませんが、職場で主導権を
握り、他人を支配しようとする人がいます。
警備の現場では、さらに顕著でしょう。
部下隊員たちを、抑えたいから隊長や
責任者になる人もいるでしょう。
施設警備だと、ややもすれば専制君主に
なることもできます。
隊長や責任者にならなくても、裏隊長の
ような存在になって、職場を支配する
人もいます。
または、責任者にならなくても徒党を組み
クライアント側に取り入って、職場を支配
する方法もある。
支配される部下隊員たちは、面白くない。
そこで支配者(責任者とは必ずしもイコール
ではない)のあら捜しをして、反発する。
そこを既得権益で抑え込む、という構図に
なったりします。
警備ではそれでいいかのしれません。
翻って、警備からの転職先でこれを
やろうとしたらどうなるか。
かなりの確率で「いい歳して痛い人」の
評価になるでしょう。協調性を重視する
職場ならなおさらです。
すなわち、警備で通用したリーダーシップ
が、必ずしも転職先で活きるとは限らない。
ただ、時代は少しずつ変わりつつあります。
従来のリーダー像が変遷してきている。
過去記事「持ってる警備員」で紹介した
官公庁の隊長がそうです。
従来の警備隊長らしくないと言えば失礼ですが、
力で抑えるタイプではありません。そもそも
主人公になろうとは思っちゃいない。
しかしクライアント側から要請され、隊長職に
就いていることの事。
俺が主人公より、みんなが楽しめる空間にする
意識が高かったのでなないか。
仕事で楽しいというのが変ならば、業務を
円滑に回す意識や能力と言っていい。
目立つ事もなければ、活躍を強調するわけ
でもない。なぜかその人がいればみんなが
楽しくやっていける空気を作ることができる。
この人がいるから、ギスギスせずに済むの
だなぁ。これ、警備隊では特に重要。
施設警備では、拘束時間が長く長時間一緒にいる
のだから、人間関係が悪いと生産性が下がり
ます。最悪殴り合いのケンカになることも。
それを力で抑えてきた、というのが従来の
リーダー像だったのでしょう。人間関係上の
禍根は残ります。
一方職場を円滑に回す能力。これからは重視
されていくでしょう。
そんな人は、自分は脇役いや端役でもいいと
思っていたら、リーダーに抜擢されるかも
知れません。
職場がマウントの取り合いになるのは、組織の
トップが変だからというのもありますが
いい歳してリーダー像をはき違えている人も
いるからではないか。一人のヒーローが
目立つのは時代遅れ。
そんな主人公になりたい人は、空回りすなわち
職場に生産性をもたらすことは出来なくなります。
具体的には手柄以上に、欠点も厳しく見られる。
目立つのだから当然です。悲劇の主人公と揶揄
されるかもしれません。
職場に生産性をもたらし、評価されることと
目立つことはイコールではありません。
要領が良く自己主張の上手い人なら、一時的に
評価されても、社会人としての底が知れた時から、
落ちて行きます。
皆さん、脇役や端役でもいいじゃないですか。
職場に生産性をもたらすことができれば、それで
十分です。縁の下の力持ちになりましょう。
それを使う側が分かった上で、リーダーに抜擢
されるなら貴方はリーダーに相応しいという事
なのです。
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