警備を含むセキュリティの仕事は、
外部からの脅威に対する防衛と言われ
ます。
しかし、それ以前に身内から反目され
内部崩壊したら、セキュリティどころ
ではありません。
今回は、過去記事である
「嫌われ者がリーダーに」の続編で
セキュリティは内部を整える事から、
という話をします。
上記記事で、上司は嫌われるのが仕事と
言い切った隊長。
好かれる必要はありませんが、力で抑える
だけでは、マネジメントとは言えない。
嫌われるだけでは、その人がいない所で
言う事を聞かなくなったり、
陰でサボったりするもの。
そして、人事権発動までやれば恨みを
買うリスクあり。
上記記事で隊長は、解雇され恨みを
買った元部下からの告発がきっかけで、
臨時入札により警備会社を変えられEND。
組織転覆したわけです。
隊長も、外部からの防衛については
厳しく語ってしました。隊長なら当然
と言えるでしょう。
しかしながら、身内のマネジメントに
ついては0点だった。
どんな組織(国家でさえ)外部から侵略
される前に、内部からほころんでいる。
敵もそれを見計らって攻撃します。
リーダーとなる人間の器で、その組織の
運命が決まってくる。
クライアント側からリーダーに推される
なら、その器と思っていいでしょう。
とはいえ、警備隊くらいの組織なら
社会人として真っ当であれば合格と観ます。
ただ、その合格ラインに達していない人も
少なくないんですよね。悩みの種です。
自分の発言に責任を持っているか。
人によって態度を変えていないか。
そんな事もできないのに、要領とマウント
で、部下を支配(管理ではなく)しようと
する。
当然、造反して弓を引く部下もいないとは
言えません。獅子身中の虫ですね。
少し話は難しくなりますが、以下は
中国古典「大学」からの抜粋です。
「修身斉家治国平天下」
身おさ まってのち家ととのう。
家ととのいてのち、国おさまる。
国治まってのち天下平かなり。
(訳)身を修めて後に、家の秩序が整う。
家が整って後に、国が治まる。国が治まった
後には、天下全体が平和になるのである。
家のような小さなコミュニティであっても
社会人として真っ当な人がリーダーを
すればうまく収まる、という意味でしょう。
この身内を収める、マネジメントへに留意が
ないと、ただ嫌われる煙たい奴だけで終わって
しまう。
皆さんも、この上司ウザいなと思ったら
どんなに正しい理屈で指導しても、
ついていく気がしないのでは。
そんな本人は、要領よく立ち回っていると
思っている。
この、コミュニティ内のマネジメントが
疎かになっている組織の多きこと。
皆さんも思うところでしょう。
どんなに優れた指導であっても、する人が
社会人として真っ当で、尊敬されていない
と、受け入れてもらえない。
ただ嫌われてるのは、憎まれ役だけで
十分です。
「セキュリティは内部から崩壊する」
これに留意して欲しいと思います。
但し、お客様の生命や安全を守る警備では
厳しく指導しなければならない場面も
あります。
特に交通誘導警備の現場ではそうです。
一瞬の判断が命に係わる。
施設警備でも、クレーマーに対する
初期対応を誤ると、最悪警備会社を
変えられるリスクがあります。
そんな厳しい指導をしても、部下が
ついてくる為には何が必要なのでしょうか。
それは、ここ一番の時に盾となって
部下を守ってやること。
または、部下が困っている時に
タイミング良く、フォローしてあげる
こと。
加えて人徳があればいう事ありません。
これは生まれ持ったもので、努力で
どうこうなるものではありませんが。
とは言え、教養を積み重ねることで
人徳をある程度磨くのは可能でしょう。
最後にリーダーの器でない者同士が、
徒党を組み、職場を支配することも
あります。
個人的には、環境を変えた方がいいかも
知れません。直属の上司受けはよくても
そのうちボロが出ます。
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