リーマンショック以上の不景気が襲って
くると言われています。
大手以外の警備会社に勤める隊員は、
立場が弱いものです。非正規雇用と
変わりません。
そんな状況でも、必死に会社にしがみ
つこうとする気持ちはわかります。
ただ、我慢の限界を超えて心身を壊しては
元も子もないのです。
今回の記事は、我慢の限界を超えた時の
黄信号について、書いていきます。
不景気になれば、当然人減らしが行われ
ます。直接警備の人員削減がなくとも、
別のスタッフ削減のしわ寄せが来ることも。
僕の知っているパチンコ店駐車場警備では、
警備員が、巡回しながら清掃も行う。
これは清掃スタッフを減らそうと言った
思惑です。クライアント側の立場の強さ
が垣間見れます。
そうでなくても、不景気ではクライアント
側の要求が強くなります。警備側にあれ
やって、これやって。
次の契約が欲しい営業サイドは二つ返事で
了承します。本来ならこれは警備業法では
認められない業務です、と突っぱねるべき。
警備隊内でも、隊員特に責任者の業務量が
増えていきます。給料が上がらない、むしろ
下がるのに業務量だけが増える恐ろしさ。
そうやってとことん追い詰められた隊員は
心身ボロボロになって辞めていきます。
ここまでくるとリカバーは困難です。
僕は幸いにしてそうなる直前で辞めて、
職業訓練に行きリカバーしました。
では、心身ボロボロになる黄信号とは
なんでしょうか?
定期的に続けていた趣味が、おっくうに
なる。これが第一の黄信号。
カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」で
同僚であった盟友T隊員。
彼は副隊長として、警備隊立ち上げ時から
活躍してきました。
しかし、労務管理の失敗で彼は犠牲に
なったのです。
別の文化施設が取れたというので、彼は
応援に駆り出されました。
僕個人は反対で、彼には断って欲しかった。
市役所警備だけでも月250時間勤務です。
応援に行く事で、自由な時間をほぼ失った
彼は追い詰められていきました。
趣味にしていたスポーツクラブ通いも
やめてしまったのです。
それか数か月後、彼は心身を損ね市役所
警備を去り、異動先の駐車場警備でも怪我
がきっかけで退職したのです。
今の仕事を守るために、会社の無理難題も
聞いてしがみつくのも必要かも知れません。
弱い立場ではすぐ干されてしまいます。
しかし、心身を損ねれば仕事どころの話
ではないのです。好きな酒や飲み会も
遠のいていくのも黄信号です。
変則勤務であっても、よく眠れないとか
怒りっぽくなってしまうのは赤信号。
余力のあるうちに次の策を講じて欲しい。
自分でやばいなと思う時はとっくに
限界を超えている事が多いです。
とことん追い詰められる前に、職業訓練
など、仕事以外への脱出を図る事も悪く
ありません。
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【i-Say】
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