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2020年04月01日

見せかけの優良企業(前編)

カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社時代、僕の後悔についての話です。



B社は東京に本社がある全国系列のビル
管理会社。警備を含むビルメンテナンス
業界の会社です。



警備は外資系保険会社ビルがメインです。
監視カメラ、ドア開閉センサーなど最新の
機器で武装する牙城でした。



それを警備する我々の待遇も全国区で、
単純計算で時給1000円程になる当時
地元では破格なものでした。



加えて有給休暇もあるだけでなく実際に
取れ、交通費も一日300円だったA社
に比べ、定期代換算で支給。



そんな環境に誘われたのです。当時A社
を干され路頭に迷う僕には、他に選択肢
はありませんでした。



入社してみてA社との待遇の違いに
酔いしれていたのですが、少しづつ
違和感を感じて来たのです。



詳しくは上記カテゴリを参照願いますが
入社した一か月後、労働契約書をさし換え
ると地元所長より通達がありました。



内容は、有給休暇の発生を入社3か月から
6か月にするというもの。



これがブラックの始まりとは知る由も
ありませんでした。入社して1年後の
リーマンショックで会社の屋台骨は
ガタガタに。



2人の隊員が解雇され、給料は下げられ
ました。警備しているビルさえ閉鎖に
なるのではという噂も流れました。



そして現場サイドの職権乱用。所長&隊長
の気に入らない者は容赦なく排除する。
という不文律ができあがっていました。



リーマンショックがあったとはいえ、
会社が手のひらを反すように変わって
しまった。



僕らが警備する外資系保険会社ビルの
隣には、A社が警備する文化施設があり
ました。



そこの隊員は僕も知っていますが、
隊長とも知り合いで時々連絡を取って
いたらしい。



要するにA社を辞めてB社に行きたい。
しかしリーマンショックでB社が
ガタガタになり、今は別の警備会社に
変わっています。



結局彼は今でもA社が警備する、上記文化
施設にいます。



動かないで正解だった、というのは結果論
になりますが、警備を続けるなら正解で
あったでしょう。



B社に最後までしがみついた隊員たちの
その後を聞くに、ろくなものがないから
です。(明日の記事に続く)

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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