最近の東京は暖かいですね~


さて、FIPの件です。
先日、出力抑制を抑えるにはFIP化が有効と書いたのですが、ぶっちゃけFIP化ってどんくらい進んでんでしょうか?過去にもイロイロ調べてみたのでおさらいしつつ、最新状況を抑えてみたいと思います。
まず、制度そのもののスタートは2022年4月となってます。
再エネを日本の主力エネルギーに!「FIP制度」が2022年4月スタート
経産省のトーダイセイ達が練りに練ったキモイリの制度でございました。実際は他国制度の模倣ですがね笑
で、当時は経産省の審議会などを日々チェックしていたんですが、FIPの導入成果みたいな話が一切出てこないことを不審に思い、2022年10月にJPEAや資エネ庁に直接電話して聞いてみました。詳細は以下記事をご参照ください。
FIP発電所は実在するのか?
結論から言うと、スタート半年でおそらく実績ナシ、いやー、どーりでだんまりだったんですねぇ笑
で、ソコから1年後の2023年10月に経産省からよーやく数字が出てきたので記事にしてみました。
FIPってどーなん?
記事を読んでみればわかりますが、コノ時点で太陽光はたったの80件wwwww
イヤー、久しぶりに大笑いしてしまいました笑
で、先日の記事で紹介した経産省の資料に最新情報が貼ってありましたので、見てみましょう。
一体FIPはどーなってるんでしょうか??
2024年3月末時点のデータがありました。

おぉぉ、少し増えてる!でもたったの1000件程度www
日本全国に散らばっている73万件もの太陽光発電所のうち、FIP発電所はたったの1000件w
しかも、FIT→FIP化した発電所は319件wwww
FIP発電所を見つけるのは至難の業。宝くじに当たるより難しいと思われますwww
というコトで、皆さんよろしいでしょうか。
というか、経産省のトーダイセイ諸君へのアドバイスですが、笛吹けど踊らずとはまさにコノことで、制度が複雑過ぎて誰も利用しないんですよ。FIPわ。
んでもって将来収支の予見性もほとんど無いも同然。ソンなんで銀行融資が付くわけないじゃん。銀行のイチ担当者がFIP制度を支店長や審査部に説明できると思いますか?諸君の自己満で複雑な制度を作るのは勝手ですが、ムリクリ導入して誰にも見向きもされなかったら、抑制の順序をFIP→FITに変更するなどという姑息かつ陰険な手法、まるで女子中学生のいじめみたいなコトをしているバヤイではないんですよ。
どーやったら爆発的に導入されるのか、当方のアドバイスは、、、
①移行したらキロワットあたり10マンとか、シンプルで多大なプレミアムを設定する事
②過去データを分析してFITがFIPになったらどのくらいの収支向上があったのか、そして未来はどういう予想が立つのか、シンプルなシミュレーション比較を展開する事
③FIP化によってFITのままより利益が減る場合、政府保証で遺失利益をFITエンドまで補填する事
④FIP化した発電所には新たな減税処置を講ずること
くらいしないとダメだと思われます(特に③が肝です)。
とユーことで、コノ先の面白いシナリオは、引き続きFIP化が進まないままFIT20年を迎えてしまう件ですwww
FIPて一体何だったんだ?ってなっちゃいますねw
制度設計や展開にどんだけの税金が投入されたんでしょうか?
んでもって、誰が責任取るんでしょうか?
いやー、引き続き緩ーく注視していきたいと思います笑
引き続きガンガン行っちゃいましょう~☼
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※編集後記
こんなドタバタをやっていると、20年で発電所を手じまいするFIT発電家が多発しそうですね。あれ?再エネを主力電源にするんではなかったんでしたっけ?あ!実はわざとやってて原発回帰を狙ってるのかな?だとしたら策士ですねぇ☼
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