昨日の経産省の会議結果を受けて、一人深酒してしまい、二日酔いでございますw
そう、2020年度のFIT単価、(ほぼ)決定でございます!
まあ、当方的にはTwitterや本ブログで散々吠えてきた通り、2020年度の低圧FIT単価は14円以上になるのでは?っと予想していたんですが、見事に外れました。一応単価UPの根拠を言っておくと、
@低圧野立てのシステム費用がカナリ高めに設定されていた
A地域活用要件が必須となり、その分のシステム費用も追加されることになった
Bその他の諸元(維持費や設備利用率、IRR等)は前年スライド(=同値)とされた
C既認定案件(=14円案件)を救済(=変更認定で単価UP)するような案が出てきた
D昨今の風災を鑑み、地域活用要件を満たせばマダマダ再エネは展開すべしである
といったような点ですかねぇ。特に@〜Cについては経産省自身が資料に数字として出してきたFACTであり、普通に考えると単価はUPする、となるんですがね。。。それでは結果を見てみましょう。
ということで、13円と相成りました。ただ、今回より新たに「自家消費分の便益」というパラメータが追加となっていて、その部分は18.74円となってます。自家消費比率は50%なので、両方の平均を取ると確かに14円以上になります。しかしながら自家消費分の便益は買取価格でもなんでもない、単なる”想定値”となりますので、いやはや、何ともしっくりこないプライシングスキームとなってございます。
ということで、低圧以外の部分も単価決定しましたので整理してみてみましょう。
まず、コノ表を見て、しっかりお伝えしておかなければならない点は、2019年度の低圧単価は14円、2020年は13円ということで、「1円しか減ってないよね?」っと感じてしまう方もいるカモですが、2020年度の低圧は自家消費50%が必須要件となります。つまり、お店や工場などの屋根や隣地に設置して、50%までは発電した電気を自分で使うことが必須になります。その上で余った電気を最大50%まで13円で買取ってくれるというコトで、我々野立て発電家からすると、立地の部分、利益の部分の両方において、ヒジョーに参入障壁の高いシチュエーションになってしまいました。つまるところ、低圧野立ては完全に試合終了、というコトになろうかと思います。それと、ソーラーシェアリングなら何とかなるカモ?というお話もあったんですが、当方もまさに直面しているんですが、ソーラーシェアリングは専用架台が高い(野立ての1.5倍以上)のと、営農部分の追加コストが発生(営農コスト>農作物の売上)となりますので、完全に普通の野立てに比して割が合わんのですよ。そのソーラーシェアリングも一律13円って、あり得ないですよね。ってか、ソーラーシェアリングは自家消費しないので、上の表の自家消費分の便益って考慮外にすべしだよね。というコトは、低圧ソーラーシェアリングのFIT単価は上げてあげないと整合性が取れません。コレ、経産省の設計ミスですよね?
それと、低圧(含むソーラーシェアリング)については「地域活用要件」が必須とされ、自立運転機能とACコンセントの設置が必要になるんですが、コレ自体は割と簡単なお話です。しかし、しかしですねぇ、経産省の資料によると、その要件に以下の記載があります。
コレ、何を言っているかというと、単にACコンセントとか付けるだけじゃダメで、発電所が自治体の防災計画に位置付けられんとダメ、と言っています。趣旨としてはごもっともなんですが、事業や投資と考えると、自治体との交渉が発生し、ヒジョーに難易度が高い!という感じになります。つまり、自家消費やソーラーシェアリングを何とか形にしようと思っても、自治体からダメと言われたらご破算となる。そーゆーことですね。
それと、14円単価の既認定発電所が地域活用要件を満たせば単価が上がるカモ、という点は、ソモソモ単価が下がってしまい旨味が全くなく、加えて上述の通り、自治体との交渉が発生するワケで、どこの誰がそんな選択するんでしょうか。一体あのスライド(ココ)は何だったんでしょうか。非常にイミフな資料でございました。
というコトで、解説が長くなってしまいましたが、要はシンプルに、低圧野立ては完全に試合終了、というコトです。皆さん、お疲れ様でございました〜!!
まあ、この点は前々から分かっていたことなんですが、実際に(ほぼ)正式決定となってしまうとなんだか感慨深いですよね。また今夜も深酒しちゃいそうです(笑)
長かったような、短かったような、コノ低圧野立て8年間
コノ8年間の間に低圧野立て発電所をキッチリと運営でされている方、14円以上の発電所の仕込みに成功してエア発電中の方
時代の隙間の一瞬のチャンスを見事に掴み取りましたね!
皆さんに拍手を送りたいと思います〜!パチパチパチパチ〜!!
また、コレから新規購入、追加購入を検討されている皆さん
低圧野立ては今、売買市場に転がっているモノだけで試合終了となります。完全に売り手市場になるので業者の値付けが上がってしまうカモですが、どこかにお宝があるやもしれませんので、頑張って探しましょう。
ということで、皆さん、お疲れさまでした〜!!!
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※編集後記※
さて、何で経産省は我々低圧野立て発電家を目の敵のようにいじめてくるんでしょうか。その答えが経産省の資料(ココ)にありました。
要約すると、
ルールを守らず、ズルばっかして、素行も悪く、地域のトラブルメーカー
ゆえに、退学!!!
って感じですかね。
既に発電中、もしくは発電予定の皆さん
経産省は我々を上記のように、今後20年間も上から睨みつけてきてますので、くれぐれも退学処分を食らわぬよう、品行方正に発電事業を進めていきましょうね!新入生がいなくなってヒマになるはずで、在校生の”引き締め”に転じてくるはずなので!
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退学にならないように気をつけます!w
ん〜、感慨深いです。
なんとか低圧FIT最終列車に駆け込みましたが未だエア発電家の身。
在校生イジメに遭わぬよう気を引き締めていきたいと思いま〜す!