<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
過去作)『MASQUERADE HOTEL 〜 マスカレードホテル』は、かなり前に映画館で観た。
今回のも映画館で観たかったが、映画館にはしばらく行ってないので、U-NEXTの配信で観る事となった。
前作と比べて微妙。仮面舞踏会というテーマは好きだし、雰囲気はよかった。けど一番きれいなシーンが冒頭のダンスのシーンと、後半の仮面舞踏会のシーンと、ラストの幻想シーンだけ。
犯人の動機もふざけたものだし。どうみてもサイコパスでしょう。
残念なことに一番死んでほしかった不倫女は死ななかったけどな(親友の夫と不倫する性悪女・貝塚由里)
なんで妻の方が警察の怒鳴られなくちゃいけないんだよ。私が妻なら警察をハラスメントで訴えるわ。あんな怒鳴り方ないだろ。あと、脅迫まがいの事に加担してた貝塚由里も、ちゃんと処罰されろよ。
マジで、あの女、死んでほしい。
それにしても、前回の時も思ったが、ホテルマンが、私には一番向いてない職業だな。
まるでお客様は神様!かというような接客の仕方は、どうかと思う。
いかにも昭和な日本人的では?山岸尚美は、絶対にアメリカに向かないでしょ。
アメリカでは、どんな高級ホテルでも、NOはNOだよ。確かに高い金を積まれたら、NoもYESになることはよくあるが、それは、山岸尚美の精神ではないと思う。あの人の精神は、どんな客でも、ホテルを訪れた客なら要望をかなえる...だからなー。うーん。無理があるわ。冒頭の、人の顔がみたくない客の要望も単なるモンスタークレーム。
アメリカとかだと、ホテルでもスタッフに礼儀を欠いている客はサービスを断っていいし、客だからって、何をしてもいいってスタンスは、むしろ日本でしか通用しないのでは?
だから、山岸尚美は、あまりグローバル向きとは言えない。
嫌いなキャラではないが、仕事のやり方には、あまり共感できないな。
モンスター客の製造機にしかみえない。
日下部が、嫌な客のふりをしたホテル側の人間だというのは最初から予想できたので、やっぱり!という印象だったな。リアルな話、嫌な客をどう丁寧に断るかも重要でしょ。
山岸尚美は、うーん。正直、私なら不合格にするけどね。グローバル向きではない。
そもそも、客は神様でもないし、なんでも言う事を聞く筋合いはない。
密告者が、あの子供だったというのも予想できた。
真犯人に関しては、最初から怪しくは感じたが、怪しすぎたので、彼女の真実が解明されたときに、疑いは晴れた。けど、実際はあれも演技だったんだな...というパターン。仲根緑、やはり真犯人だった。妹が自殺した件で、警察への逆恨み。警察にセカンドレイプされたというけど、実際、金銭目的で、被害者ぶって犯行をでっちあげる女が世の中には意外と結構いるので、えん罪を防ぐためにも、捜査はしっかりしなくちゃいけないでしょ。そもそも、女側の話を一方的に信じがちな世の中もおかしいけどね、もっともっと捜査してほしいぐらいだよ。リアルな話、有罪になった件でも、実際の所、どうなの?って思うのもたくさんあるし。で、仲根緑の妹は自殺したわけだが、それで警察を恨むのは、まさに逆恨み。挙句の果てに、妹になりきれなかったという理由だけで、罪もない女性たちを二人殺した。
その女性たちが妹を殺したのか?ん?違うだろ。警察が妹を殺したのか?違うだろ。
なので、仲根緑の動機はいたって、逆恨みの自分勝手なものだった。まあ、サイコパス気質も入っているけどね。性同一性障害でもあったようだけど。もしかして、双子の妹に、姉妹愛以上の感情を抱いてた可能性もある。双子だし。たぶん、世界で一番大切な人が妹だったのだろう。
片割れを亡くした痛みは同情する。しかし、やはり、彼女がやっていることは逆恨みなんだよなー。
どうせサイコパスならサイコパスで、もっと残虐性があった方が面白かったかも。
そういえば、被害者の一人が妊娠してたという件は伏線でもなんでもなかったのかな。
という事で、マスカレードという雰囲気が良かっただけの、期待と、ちょっと外れた映画だった。
でも、普通に犯人当てとかは面白かったけどね。
観て思ったのは...
いくら客だからって、ホテルマンに横暴な態度をとるのは、みっともないなーって。