<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
(日本のリメイク版CUBEのネタバレもあるので注意)
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
(日本のリメイク版CUBEのネタバレもあるので注意)
元祖CUBE!!子供の頃に観た記憶があるが全く内容を覚えていないので再度、観賞したが、やっぱり過去に観た内容は記憶になく新鮮だった。ちょっと前に、日本のリメイク版を見た。
感想は下記↓
『CUBE 一度入ったら、最後 (2021)』
珍しく、私は日本のリメイク版の方が面白く感じた。特にキャラは。
元祖のキャラは胸糞悪い奴が一人いたが、他のキャラも微妙。
唯一、興味をもったのは、障害をもっているが天才であったKazan。
彼は途中から参加した青年で、他のメンバーから発見されるまでずっと部屋から動かなかったらしい。
障害を持っていて、幼稚ではあるが、天才的な数学の能力がある。そう、彼は、サヴァン症候群だ。最終的には、彼が一番、脱出に貢献した。当初は、周囲の状況に適応する事が困難であるが故に、メンバーの足を引っ張ってたが、医師であったHollowayが献身的にサポートをしてた。
終盤に彼が因数分解の暗算を瞬時にやってのける才能の持ち主であることが判明。暗号解読の切り札として活路を切り開いたのだ。しかし、最後に脱出したのもKazanだけだった。
日本版の方が面白く感じたのは、年代的にも、日本版リメイクの方が最近作られたもので、近代的なSF感が漂ってたのと、運営側の人間(もしくはAI)がチームに紛れ込んでいた事と、キャラに子供がいた事と、最後に治療されてゲームを続ける者がいた事かな。日本のリメイク版の方が、凝ってた。あと、リメイク版は、人間ストーリーもあったし、それぞれのキャラも個性があり魅力的だった。
今回のキャラは、Kazan以外、なーんか微妙。
それぞれ役割分担なのはわったんだけど。うーん。
グロさに関してだけは、日本のリメイク版よりは、グロいね。顔面が溶けたり、体が真っ二つになったり。
一番胸糞悪いキャラは、 Quentin。
最後、自業自得だったけど。
警察官という職業だが、実際は、CONTROL FREAK。脳筋で自己中で、他人に命令して従わせたい独裁者的なキャラ。最初はリーダーシップをとっていたが、実際は、まわりをコントロールしたいだけ。
極限状態の中で次第に利己的な性格が露呈し、凶暴で性悪な性格が露わになってきて最後はみんなの敵になる。Hollowayを殺したのも彼だ。最後は、出口に続く部屋をくぐったKazanを追おうとするが、穴をくぐろうと半身を乗り出した瞬間に、Worthに足を掴まれて、移動を開始した部屋の隙間に挟まれ、真っ二つにされて死亡。ざまあみろ!という展開だった。一切、同情はなし。
他のキャラは助かってほしかったけどね。
Kazanは無事に外に出れたのだろうか。白い世界だが、これは本当に現実なのだろうか。
日本のリメイク版の同様に、脱出した外の世界がどんなものかは書かれていない。
CUBEが、どのような目的で作られて誰が運営しているのかも謎。
けっこう面白い作品だった。
しかし、珍しく今回はリメイク版の方が好みだ。