<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
長かったが、面白かった。しかし私が楽しんだのはストーリーの内容というより映像美の方だ。ストーリーは、まあ、単純に言えば、愛は勝つ!みたいな、ありきたりな寒いやつで、私には刺さらない。NeoとTrinityは好きだけどね。
今回、注目ポイントは、オリジナルキャストでもってきたところ。そこがポイント高いし、個人的に、私の高評価にも繋がる。年とったけど、そこが、また良い。歴史を感じる。
この映画は、前回の続編になるんだけど、だいぶたつから、過去の分は、ざっと、あらすじブログで復習した。この映画では、バーチャルリアリティーの世界と、現実世界がある。現実世界は機械の世界で、暗くて荒々しい。バーチャルリアリティーの世界は、視聴者の私たちが住むような、青空と自然がある美しい世界。
さて、今回のストーリーでは、主人公は、 Thomas Anderson。
青空と自然がある私達が住んでいるような平和な世界で、有名ゲームデザイナーとして働いていた。実は彼の正体は、Neoだ。
Thomasは、Neoとしての記憶を、自作のゲームストーリーだと洗脳されてバーチャルリアリティー(偽りの世界)で生きていたのだ。
現実世界(=機械の世界)のNeoは、長い間マトリックスにつながれ、その偽りの夢をみている。
機械達との戦いの果てに死亡したネオは、機械によって蘇生させられてから、ずっとマトリックスに繋がれていた...
実は、同じく、Trinityも、マトリックスに繋がれていて、偽りの夢をみていた。
偽りの世界では....
Thomasは、時々現れる幻覚症状に悩まされ、精神科の医者から精神を安定させるための青いピルを大量に処方してもらいながらの生活を送っていた。
有名ゲームデザイナーのThomasは、「バイナリー」というゲームを開発しており、過去には「マトリックス」という3部作のゲームを大ヒットさせたらしい。「マトリックス」3部作は主人公のNeoが自らの命と引換えに人類を救い物語が完結していたものの、親会社のワーナー・ブラザーズ社から圧力を掛けられ、「マトリックス4」の制作を余儀なくされる。
なるほそ、そういう設定か(笑)
Thomasは、完結したシリーズを再開すること自体に難色を示していた。
ある日、Thomasは同僚と、SIMULATTEというカフェに行き、そこで、Tiffanyという既婚者の子連れ女性とある。彼女は、Trinityそっくりだった。何かを思い出したかのようなThomas。自分がいる世界を疑い始めるようになった。交友を深めているうちに、脳裏で引っかかっている事がさらに大きくなっていく。しかし、まだ自分が何者かわからないThomas。
また、ある日、Thomasは、ついに、Morpheusと接触する。しかし、Thomasの脳裏では、Morpheusは、自分が作った「Matrix」というゲームのキャラ。これは幻覚だ!と自分に言い聞かせるThomasだが...
直後、エージェント・スミスまで現れて、この状況が幻覚か現実か、さらに困惑していくThomas。
すると、突然、場面は変わり、精神科医の施術室に居ることに気付く。
精神科医が、施術を受けに来るまでの記憶について質問すると、Thomasは記憶にないと言う。
精神科医は、Thomasが、ビルを飛び降りそうになったと、Thomasの同僚から聞いたという。だから今現在、カウンセリングを受けているのだよと。
そう、Morpheusは、やはり幻覚だったのだ...と、その場は、そういう事で納得したThomasだが、まだ引っかかる事がある。
ある日の夜、ついに、確かめようとするThomas。ビルの屋上から飛ぼうとする!!
そこへ、Bugs(Morpheusの仲間)というキャラがきて、制止される。
真実を知る為に、BugsについていくThomas。
東京の新幹線の中に繋がったり、色んな部屋を行き来したり、戦闘があったり、ここらへん、アクションと描写が、Matrixらしくて、かっこよかった。
Morpheusと再会するThosmas。
Thosmasは、Neoだとという事や、Thosmasが生きていた世界は偽りだという事などを、再度、説得する。
そして、赤いピル&青いピルを差し出して各々の効果を説明する。
Thosmasは、今まで飲んでいた青いピルではなく、ネオとして赤いピルを服用することを決心。
直後、精神科のアナリストが現れてネオを鏡に引き込もうとし、居場所を察知した敵が乱入して銃撃戦が起きてしまう。部屋から急いで逃げたが新幹線も急襲されたため、敵の攻撃を回避して車両のトイレにあった小さな鏡に突入し、ついに、荒廃した現実世界(機械世界)の人工子宮で目覚める。
こんな場所が現実世界なんて嫌だなー。
私達が生きている世界も、もしかして、仮想現実で、本当の世界は、こんな機械世界だったりして笑。
だったら、ずっと仮想現実の中で暮らしたいものだ。
でも、実際、私達の世界では、人類は、まだ宇宙の解明ができていないんだから、私達生物の存在って、謎だよね。
さて、映画の話に戻ると...
現実世界で、ついに目覚めたNeo。
Neoと対になった向かい側にある人工子宮にマトリックスにつながれている昏睡状態の女性。よくみると、Trinityだった。
Neoは、Bugsに、Niobeのところに連れていかれる。
そして、自分自身が、マトリックスに囚われて偽の記憶を植え付けらていたという真実を知る。
同じく、Trinity も、偽の記憶を植えつけられていた。
Neoは、マトリックスにのみに存在する架空の家族との生活が手放せなくなった最愛のTrinityを、現実に引き戻す事を決意する。
これが、この映画のメインテーマかな。
最愛の人、Trinity を開放して、取り戻す為。
Neoは、仲間の支援を受けつつ、60年以上というブランクで生じた戦意喪失や能力低下のリハビリをしながら再び戦いに身を投じて行く。
ここからのストーリーは、もう、どうせ、2人がまた一緒になるのは、わかってた。
特に大きな驚きはないし、ストーリーに、特別、面白みもないが、映像美&アクションシーンは凄かった。
Neo&Trinityが、救世主として覚醒した後、彼らは、マトリックスの管理者権限を奪う。
そして、アナリストのマトリックス崩壊への懸念をよそに、二人の恋人達は全人類のためにマトリックスをより幸福な世界へと改変するべく旅に出た。
うーん。機械の世界はいいの??よりよい仮想現実の世界を作るって事?
現実世界に戻って、機械に反乱して、良い現実世界を作るのではなく、新たな仮想現実を作るのか。
長いエンディングが流れて、最後に、Thosmasが働いてた会社の元同僚達の場面に。
彼らは、企画会議で映画もゲームも古いとして、「キャットリックス」という猫の動画シリーズ配信の構想を打ち立てるのであった笑。
より幸福な世界へと改変って、これか。
猫は世界を救うってか。
でも、それ、仮想現実だよね笑。
現実世界は、まだ機械に支配されたままだけどね。
今回、映像美もアクションも良かったが、やはり、ポイント高かったのは、キャスト。
Neo は、Keanu Reeves じゃないとダメだし、 Trinity は、 Carrie-Anne Moss じゃないとダメ。
そこ絶対よ!そうじゃなかったら観ようとも思わなかったわ。
特に、私は元祖というか、オリジナルにこだわっているので。
ちょっとここで愚痴。
この映画の中でも、既に人類を救い物語が完結している、Matrixという作品が、親会社のワーナー・ブラザーズ社から圧力を掛けられ、「Matrix 4」の制作を余儀なくされ、Thomasは、完結したシリーズを再開すること自体に難色を示していた。
映画の中での話じゃなくて、それリアルの話だよね笑。
リアルの話をネタにしているという。この映画のエンディング後の最後の場面もそうだけど、なんか皮肉を感じる笑。
アメリカの映画、そしてドラマでもよくある事だが、人気だったら、シーズン6とか7とか8とか永遠に続くようにみえて、人気なくなったら、最後はてきとーに終わらせて切るという...残酷な世界だ。
あと、最近、リブート版の作品が本当に多いよね。しかも、微妙なのがほとんどだ。私がみた限り一番酷かったのは、新Gossip Girl だ。同じタイトルを使うんじゃねーよ!!とキレた。舞台が同じなだけで、あとは元祖の劣化版どころじゃない。内容も酷いし、全く面白くもなんともない。Gossip Girlは、ラブコメディーの側面もあって、超笑える部分が沢山あったんだけど、内容は、親友の彼氏や彼女を寝取ったりなんだので、親世代もドロドロだったりと、それなのに、かなり爆笑できるから、キャラが、クズで、ヤリ●ンやビッチでも許せるという。性病になりそうだし、友達に刺されそうだから、どのキャラの真似も絶対にしたくないけどね。特にSerena。フィクションでは面白いけど、既婚者と不倫とか、親友の彼氏を略奪愛とか、そういう事を複数回も平気でする破壊女には絶対になりたくない。Blairに関しては、顔が可愛いし、性格も可愛いから好きで、憧れてたけど、彼女も天然破壊女の素質があるからリアルにいたら、自分の彼氏を近づけたくない笑。ドラマの内容は、決して、説教臭くなかったし、単純にフィクションとして面白かった。最近のティーンドラマは説教臭いんだよ。しかも、WOKEの価値観の押し付けが酷い。新Gossip Girlもそんな説教臭さに嫌気がさして、3話ぐらいで、もう我慢できなくなって観なくなったけど。
そもそもキャラが可愛くないしイケメンじゃないってのも大きい。同じキャラを使ってほしかった。それができないなら、元祖キャラの子供とかさ。ChuckとBlairの息子とか笑。成長してグレたとか。なんなら、BlairがChuckと離婚か死別してて、Nateと再婚して、今度は大統領選挙控えてて、ファーストレディになるとかでもいい。学園の女王から本当にプリンセスになっちゃったし、次はファーストレディーだろう笑。その方が、絶対に新Gossip Girlよりウケるし、それこそ、ゴシップだよ。まあ、とにかく、同じタイトルを使うなら、古いキャラを使ってほしい。
ちなみに、金田一少年の事件簿も、元祖以外は認めない。
私の中で、金田一一は、キンキキッズの堂本剛と、で、美雪は、ともさかりえ。
それしかないのだ。
個人的に、頑固な性格だし、譲れないものは譲れないよ。
今回の『The Matrix Resurrections (2021)』は、同じ俳優を主人公&ヒロインに使ったのは良かった。全登場人物、昔と同じ俳優ってわけにはいかないだろう。それは、しょうがない。Morpheusは別の俳優が演じてたけど、彼も良いと思うが、昔の Morpheusを懐かしく感じる。