『Victoria:Season 3 (2019)』
<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
『Victoria:Season 1 (2016)』 & 『Victoria:Season 2 (2017)』 の続き
すっごく微妙な所で終わったー!!!Season 4、ちゃんとやるのかな?
今年にきたら嬉しいけど。
Season 3は、キリがいい所で終わりかなと思ったら、最後、Albertが倒れてしまった所で終了...涙。
先が気になる!!!
まだ死なないはずだけど。
いずれ病気で死ぬけど、まだまだ先の事。
どこまで史実に忠実にやるかわからないけど...
でも、このドラマは、とってもEntertaining ではあるんだけど、史実を無視したり、あえて、面白ろおかしく、ドラマチックにしている部分も結構あるから...
例えば、Victoriaの姉(異父姉)。
このドラマでは、見た目からして、シンデレラの継姉のような感じで、嫉妬深い狡猾な女のように描かれていて、ドラマ上の設定では、幼い頃も、仲は良くなかったらしい。だが、これは誤っている。
史実では、Feodoraは、聡明な美人で、Victoriaとは、とても仲が良かった姉妹として知られているし、幼い頃も、とても仲が良かったらしい。
一般家庭の姉妹でも、姉妹間で、多少なりとも嫉妬があるのは当たり前なので、もしかして、彼女たちの間にも、そのような感情があったとは言い切れなくはないけど、史実では、Feodoraが、亡くなった時に、Victoria女王に捧げた手紙は、とても愛情深いものだった。そして、姉妹仲は、良かった事で有名だ。
あの有名ドラマ、Crown もそうだけど、あれが全て事実とは思ってはいけないね
(たまに、あのドラマだけど観て、あれを史実だと勘違いして、知ったかぶって、実在の人間を叩いている無知で失礼なバカをみると腹立つ。大げさに描いたり、フィクション要素を加えて、視聴者アップしようとしているだけなのに)
やはり、こういう歴史ドラマは、ドキュメンタリー式ではなく、あくまで、エンターテインメント、娯楽目的なので、視聴者アップのために、フィクション要素を入れる。
なので、史実と比べるのも楽しいが、あくまでも、ドラマは、エンターテインメントとして、フィクションとして、楽しんでいる。
Season 3も、とても面白かった。
個人的には、Season 2の方が好きだけど。
悲しい事に、Skerrettさん、死んでしまった。良い人だったのに。
あのまま女王の所に仕えていれば死ななかったのに...そう思うと残念。
可哀想。女王も凄く彼女の事を信頼していて大好きだったんだね。
そして、強烈な新キャラ登場!Feodora!!
Season 3では、異父姉のFeodoraが一々ウザい笑。でも面白い。
あと、Lord Palmerstonもとってもウザい。
最初は印象最悪。だけど、最終的には別に、女王の敵というわけでもなく、お互い、聡明なので、お互いを認め合った感じが良い!!
あと新キャラのDuchess Sophie。
美人なDuchess Sophie は好きだけど、従者の恋愛は、全く応援できない。
愛で飯は食えない。私だったら、絶対アメリカに行かないな。そもそも、よく知らない人じゃん笑。
私の場合は、育った環境、学歴、社会的地位、価値観も含めて、自分に似た人が好きなので、身分違いの人と、恋に落ちるようなタイプではない。性格&見た目の良さでは埋まらない渦がある。どんなにイケメンでも優しくても、学とマナーがない人は論外だし、逆に、あまりにも金持ちで金銭感覚が違うのも大変(チャンスないけどロイヤルファミリーなんか無理だ〜笑。10年ぐらい嫁入り前の修行をさせてくれるなら考えるけど、私は覚えが悪いので。)ちなみに、もちろん貧乏も無理だ。育った環境や価値観はとっても大切。そのベースが同じだったら、多少の性格の違いも話し合ったり、譲りあったりできる。相方も同じ学校で似たような家庭環境で育った。お互いの親も中流階級で、裕福ではあるが、一般人同士だ。全ての趣味を共有しているわけでもなく、お互いの性格の違いもあるし、くだらない喧嘩もするが、なんだかんだで一緒にいて落ち着くのは、私達の根本的な価値観が似ているからだろう。
あえて違うタイプの人に惹かれて、相手色に染まる人もいるけどね。
私は、そういうタイプじゃないけど。
だから、私はそういう考えなので、身分違いの恋愛や、または相手のバックグランドを知らないまま恋に落ちる系の恋愛はフィクションでも応援できないし、素敵とも思わないし、つまらない。そもそも、まず共感できない。(だから、タイタニックも無理だった)
逆に、Victoria女王夫妻のような関係には興味あるし、色々と学ぶこともあると感じる。
王族同士、いとこ同士、教養もマナーもあり、王族としての責任感もあるカップル。
しかし、いとこ同士とはいえ、王族なので裕福ではあるが、育った環境は違うし、国も違う。ドイツとイギリス。それでも、根本的な、王族としての責任感、一族に対する責任感や誇り、それは言わずも持っているんだよ。つまり高貴な人達なのだ。性格も趣味も違うけど、ベースが同じ。目的も同じ。
夫婦は、そういうのが大切だと思う。
ドラマの話に戻るが、あの、Duchess Sophieは、寂しさゆえに、ああなってしまったんだと思う。夫はクズだし、最愛の息子と引き離されてしまったし。だから、精神的に安定していない状態だった。うつ病や不安障害とか、とにかく普通の精神状態じゃなかったように見える。
決して、狂っているわけじゃないけど。
ただ、そういう精神状態の時に、一時の感情で、身分違いの人と不倫に走るのは、真実の愛ではない。
そういう精神状態の時だったからこそ、優しくしてくれる男、愛してくれる男なら、誰でも良かったんじゃないの?と感じる。(もちろん若いイケメンに限ると思うけどね)
だって、この人、Lord Palmerston とも不倫しようとしてたしね。
どうか、一時の感情に惑わされないでほし。Victoria女王の助言をぜひ聞いて、息子と側に、ロンドンに残ってほしい。夫からの虐待の件も、Victoria女王は気づいてたし、彼女を助けたのは、従者の恋愛脳バカ不倫男ではなく、Victoria女王自身だ!!!頼るべきは、脳内メンヘラ恋愛脳バカ不倫男ではなく、Victoria女王だよ。そもそも、子供を捨てる事を進める男にろくな奴はいないよ。
あのまま、Sophieが、子供を置いてアメリカに渡ったら、息子は母親を恨んだまま成長するだろう。Albertのようにね。Albertも幼少期、そういう体験をしたしトラウマになっている。
あのダイアナ妃も、幼い頃に、母親が出ていった経験がトラウマになっている。
Sophieが仮に家出をしても、私は責めないし悪いのは夫だけど、でも、あの従者と一緒になるのは応援できないな。何度もいうが、子供を捨てる事を進める男にろくな奴はいない。
そもそも、自分の立場を弁えない人は大嫌い。男も女も関係なく。
Duchess Sophieは、夫から虐待されていて精神状態が危うかったけど、あの従者は違うでしょ。
立場を弁えない、弱った侯爵夫人に漬け込んでいるだけにしか見えない。
あいつの語る愛は薄っぺらい。
そもそも、時間も守れず、与えられた仕事もまともにできない奴が、アメリカにいって何になる?詐欺師か?
頭も悪そうだしね。
どうか、Duchess Sophieは、あんな使えない男についていかずに、女王の元で、穏やかに暮らしてほしい。
女王の力があれば、あの夫とも離婚できるでしょう。そして、シングルになるのも良いし、同じ階級の紳士と再婚するのもありだ。カトリックじゃないから、離婚・再婚は可能だし、女王は彼女の味方だから。
とりあえず、あの下品で頭の悪い夢見る恋愛脳従者だけは、やめとけ。
それにしても、Victoria女王、Season 1、Season 2、そしてSeson 3、どんどん聡明になっていくな。
Season 1は微妙に感じたけど、今では、もはや、大好きで応援したいキャラ、Number 1 !!!
このドラマの女王は気性が激しいけどね...
それも個性。
でも、夫婦喧嘩もかなりあったし。情熱がありすぎる人なんだろう。
夫のAlbertは、化学の人、知識の人、最先端技術の人で、そこらへんは、現エリザベス女王の夫、フィリップ殿下に通じるものがあるなーと思った。
ただ、このドラマで描かれている、Albertは、ちょっと突っ走りすぎで、自分勝手な面も多く、とくに、Victoria女王をバカにしているような部分もあって、イラッとした。
決して悪い人ではないんだけど、なんだかねー!!うーん。
オタク気質で、熱中すると、まわりが見えない。
そして、とても頑固者で、妻の助言をあまり聞かないし、バカにする事もある。
本人は理性を大切にしているつもりだが、彼の場合は、強情...というのもあるんじゃないのかな?
浮気も不倫もしないし恋愛面では誠実なんだろうけど、逆に、浮気しまくってても良好な夫婦っているから...このドラマに出ていた、あのLord Palmerston夫妻のように。お互い愛し合っているけど、自由恋愛も認めている信頼しあっている夫婦。夫婦仲は人それぞれ。真似はしたくないけど、夫婦同士がよければ、他人の事なので...関係ないかな。それもひとつの価値観で人生。
逆に、浮気も不倫もしないAlbertだが、Victoriaとの価値観の違いが合間みれた。
よく喧嘩している。
あくまでも、このドラマの中なので、史実は、ここまで喧嘩してたかどうかは不明だけど。史実では、仲良し夫婦として有名だし。
ただ、完璧な夫婦なんかいないし、逆に365日ラブラブだったら、それはある意味怖い笑。
愛って、大変な事を乗り越えた先にあると思っているから。
大変な事を乗り越えて、夫婦一緒に成長して、愛を育んでいくストーリーが私は好き!
このSeason 3では、長男の問題も描かれていた。
史実では、この長男は、良心とは不仲で有名なんだよね...
あのプリンスこそが、後に、現エリザベス女王の曽祖父となる人。
あまり良い国王ではなく、愛人が多くて、微妙な国王。
両親とは正反対。
王室でも一般家庭でも、子供の教育って大変。
特に王室ともなると、子供の未来は自由に〜とはいかないので、帝王学を幼い頃から学ばせないといけない。
Victoria女王自身も、幼い頃に、Kensington Systemという厳しい教育方法がトラウマになっている。その反発心から、母親を嫌っている。
未来の国王や女王を育てるというのは、決して容易な事ではない、
正しい教育方法なんかないと思う。人間は人それぞれ違うように、プリンスもプリンセスも人間なので、人それぞれ違う。それぞれの子供にあった帝王学をみつけるのは困難な事だなーと改めて思った。
Season 3では、親として苦悩するVictoria夫妻も、観る事ができた。
総合的にみて、面白いドラマだった。
Season 4もあれば絶対に観たい。
それにしても、イギリスの上流階級の英語って綺麗で憧れる。
ドイツやフランスの訛りが入っているキャラも結構いたけど、それさえも、お洒落で上品に感じる。
アメリカ英語が微妙に感じる。アメリカでも色々と地域によって訛りが違うけど。
ちゃんとした綺麗なイギリス英語を聞いた後だと、全体的に、アメリカの英語が下品に感じてしまう。国民性も下品だけどね。ポリコレが過激になった最近は特に。
伝統を壊したり、関係ない他国の文化まで批判したり。教養がない野蛮人が増えてきた最近!!
前科多数の元犯罪者をイエスキリストのように祀る国だし、気持ち悪い国に成り下がった。
最近のアメリカはどんどん変になっていくよ。
加えて、他国の文化や伝統、自国の歴史背景にさえも、理解がなく批判だけする若者が増えたし。
なにより、これは昔からだけど、アメリカには、自分らアメリカ人が世界の中心だと勘違いしている連中も多いのが残念だ。
私は国籍も生まれもアメリカだけど、アジアやヨーロッパにルーツがあるし誇りに思っている。(日系 1/2、華人 1/4、ポルトガル系1/8、イギリス系1/8 の混血)
アメリカから出た事がないアメリカ人と違って、私は日本にも長く住んでいるし、過去にはシンガポールにも住んでいた。でも、住んだ事がない国でも、小さい頃、両親から、色んな国の歴史の話をよく聞いて育った。特にイギリスの歴史。
私は、イギリスには住んだ事がないけどね。住んでみたかったな。憧れる。
私の母は、10代の頃にイギリスに留学してた事があったので、少しイギリスの英語を話す。
アメリカ英語は本当の英語じゃない!と母は今でも言う。
どの言語でもそうだけど、英語も育った場所や暮らした場所の訛りが入ってしまう。
私の場合は、イギリス英語は理解できても話せない。残念ながら、私は、アメリカ英語だ。
わざとそうしているんじゃなくて、自然とそうなってしまった。
シンガポールにも住んでたので、あっちの英語も頑張れば、今でも喋れるけど。
イギリスの英語は、理解はできるが喋れない。
(ちなみに、アメリカ人で、イギリスの英語が理解できない人も結構いるんだよ。ハリーポッターの本なんか、わざわざアメリカ語に訳して、改めて出版しているぐらいだから。)
これが、役者さんとかだったら、使い分けできる人もいるから凄いよね。
使い分けできるとか憧れるよ。
アメリカではアメリカ英語、イギリスではイギリス英語、そんな風に使い分け出来る人になりたかった...