『The Young Victoria (2009)』
<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
ヴィクトリア女王が、女王になる少し前から、女王になり第一子を生むまでの期間の物語。
アルバート王子との出会い、結婚、そして女王としての責務や政治との向き合い方、ヴィクトリア女王とアルバート王子を取り巻く人々など...色んな要素が、簡易に描かれていた。
映画なので、前回観たドラマ版と比べると、かなり、省略されていて、まとまってはいるが、ドラマチックなのは、やはりドラマ版の方だ。
ドラマ版のヴィクトリア女王は、初期から小生意気、強情、そして、なんていうか、wittyな印象がした。
対して、このヴィクトリア女王は、初期から、sweetな女性だ。
この映画版の方が、彼女がなぜ、母親を避けているのか上手く描かれていたと思う。
あと、この映画のSir Conroyの方が、なかなかの乱暴ものでムカつくなーと感じた。
権力を欲する母親の愛人Sir Conroyに、まるこめられているヴィクトリア女王の母親のケント公爵夫人。
Sir Controyは、しつこく、摂政政治を認めろとヴィクトリアに要求し続けていた。
ヴィクトリア女王が、反抗するのもわかる。
幼い頃から、厳しく監視された環境で育った彼女にとって、女王になりたい一番の理由は、自由への第一歩と思ったのだろう。
ドラマ版と比べて、この映画版のアルバート王子が、さらにロマンチストで、穏やかな印象。
ヴィクトリア女王も穏やかだ。
映画版もドラマ版も、史実を基にしたフィクションではあるが、ドラマ版の方が、フィクション要素は強いだろう。映画版は、若きヴィクトリア女王の人生を簡単にまとめた感じで、ドラマ版のように、余計なフィクション要素はなかったと思う。
まあ、Entertainment として面白いのは、ドラマ版だけどね。