『OUTBREAK (1995)』
<個人的な評価:10点中9点>
下記、個人的な感想です。
ネタバレありです。
下記、個人的な感想です。
ネタバレありです。
1995年の映画ですが、まだ観てなかったものです。今の時期にぴったりな映画かなと。
NEXFLIXで見つからなかったので、U-NEXTで観たんですが、U-NEXTは字幕消せないし、字幕が邪魔でちょっと不便です。HULUはもう登録解除したけど、HULUも、NETFLIXも、自分で自由にカスタマイズできるのに。U-NEXTはガチで日本人向け。あまり自分には向かないですね。まあ映画館と同じで、日本に住んでいる限り、嫌でも日本語字幕は目に入るのでしょうがないけど。同じことをアメリカ人の同僚達が言ってたな。
さて、この映画、かなり面白かったです。
感染バイオハザード系の映画は、ゾンビ系が多いんですが、これはゾンビ系ではなく、ある意味、リアリティーがある方かと思います。
それにしても、猿が可愛い。
けど野生の動物ってどんな菌持ってるかわからないから、むやみに触っちゃダメなんですよね...おそろしい。
でも猿が可愛い。
ストーリーもしっかりしていて、良かった。離婚した夫婦が、まだお互いが大切で、危機を乗り越えて、また復縁するのも好きなタイプのストーリー。長年一緒にいたから、お互いの性格がわかるし、お互いの良い部分も嫌な部分も知ってるからこそ、絆があるし、なんか、リアリティーがあって、そういう系の話は好きです。
奥さんの方もかなり優秀なキャリアウーマンで、夫の仕事と自分の仕事を理解している責任感ある良い人だった。好きなタイプのキャラです。
組織の上層部の連中は本当にムカつくけど。
残念なことに、フィクションだけじゃなく、現実でも、そういう連中がいるんだよな。
未知のウイルスの恐怖はずっと前から映画でも発信してたのに、フィクションの映画だからってみんな危機感をもってなかったんでしょうね。ある意味、フィクションなのは、都合が良い一件落着ハッピーエンドな部分。実際は、あんな都合よく進まないし、映画でも出てた組織上層部の保身と事実隠蔽とか、現実はきっともっとひどいだろうし、現実はそううまくハッピーエンドになるかさえもわからない。
映画に出ていたウイルスは、エボラ並みかそれより恐ろしいが、感染がとても早いので発症者がすぐにわかるウイルスですね。封じ込めも早くできるという事です。世界中に蔓延してなかったし。
現在のコロナウイルスは、殺傷能力は、とても低いが、感染力がインフルエンザより強いわりに、潜伏期間がひじょうに長く(14日どころか20日の人もいる)、自分が感染している事がわからないこと。
これが、コロナウイルスが世界中に蔓延してしまった一番の理由だし、陰性と判断されても、実際は数日後に陽性とか。最初は軽症でも、数日後に急に重症化とか。殺傷能力が低くても、ある意味、映画で出ていたウイルスより厄介。まあ、事実の話は本当に気が滅入るので、置いといて、ただ映画からも、学ぶ事は沢山あると思うんです。当たり前の事だけど。ハグとかキスとか映画館とか。濃厚接触の危険さ。
自分がかかったら、当たり前のように周りの人も感染する。
大切な家族や友人にも感染する。
本当に基本的な事だけど、ただの風邪でも、マスクをする日本人はある意味、見事だと思います。
欧米は、マスクなんかしないですし。東南アジアも暑いので、マスクの習慣なんかありませんし。
もう、みんなハグやキスじゃなく、日本式のあいさつ、おじぎ!をしましょうかってのも、いいかもしれませんね。冗談じゃなく、濃厚接触とか禁止されてるのに、文化からくる癖で、やってる人はまだアメリカやヨーロッパ各地にもいるって、向こうに住んでいる家族と友人が言ってた。(例えば、日本で、おじぎ禁止!ってルールを作っても、守ろうと思っても癖が出て、おじぎしてしまう人はいると思う。それと同じで、握手もハグもキスも、癖でやってしまう。アメリカ人でアメリカに住んでた私は例外で基本的に潔癖症なので、近しい人としかやらないし癖もないけど。)
まあ、色々と映画からも学ぶ事はあると思いますね。未知のウイルスに対する恐怖を忘れてはいけません。
世界が平和になりますように。
これは面白い映画!