『桂小五郎ゆかりの屋敷・料理旅館 上木屋町 幾松 』で夕食〜C
去年の京都旅行の記事です。
https://fanblogs.jp/alicedarkcastle705/archive/1407/0 の続きです。
母とはここ毎年、京都に足を運んでいますが去年2017年に京都にいったさいには、『幾松』という料亭で食事をしました。前の記事でも色々書いたのですが、こちらの料亭がある建物は国の登録有形文化財(建造物)として登録されているのです。
実はあの明治維新で活躍された桂小五郎ゆかりの屋敷なんですよね。
維新の三傑の一人である桂小五郎(のち木戸孝允)と三本木の芸妓幾松(のちの松子夫人)の木屋町寓居跡です。
そのこの屋敷の中でも、歴史が深いのが、幾松の間という部屋・・・
この屋敷には実は、部屋の説明や昔の話をしてくれる語り部のおじいさんがいらっしゃいます。
夕食の予約と一緒に、そちらの予約もお願いしましたので、色々と案内してもらいました。
とても古いお部屋です。何かを感じる人は感じるかもしれませんね・・・ヒヤッって。
母はけっこう感じたようですね。私は霊感などはないのですが、昔の人の念みたいな重いものを感じました。特に悪い念ではないと思いますがね。しかし、夜に一人でこの屋敷にいたら、この部屋から三味線の音とかしそうだな笑。そんな雰囲気です。きてよかった〜!!でも中々、凄い歴史を感じる場所ですよ。こちらは、ただ古いだけではなく手入れはしっかりされていますが、やはり歴史を感じさせる家具や写真が置いてあるので、まるで別空間にタイムリープしたみたいです。
さて、この部屋で一番目をひいたのはこちら・・・
どどん!!!なんと昔、桂小五郎が新撰組から逃れるために隠れていたというデカイ箱!!!!!!本物です。いや、こんなのがあったら怪しすぎるだろっていう突っ込みどころ満載なんですが・・・幾松さんがここの前に座って、三味線をひいていたとか。
新撰組局長・近藤勇がこの前まできたけど、ギリギリだったけれど、なんとか幾松さんの説得で引き返したとか。攘夷派の桂小五郎は、よくこの屋敷で秘密の会合などをしていたようですが、新撰組がかぎつけてくる事もあったんでしょうね。でも、一度もこの屋敷では捕まった事がないとか。
いざという事は、ベランダから外の鴨川に逃げて、乞食に変装をして、やりすごしていたらしいですよ。そういえば、桂小五郎という偉人は、変装が得意らしかったですね。
こちらの屋敷、幕末当時、幾度となく当時の長州藩の尊王攘夷派の反勢力により詮議を受けたと伝えられています。事実は、この屋敷、色々秘密があるようで・・・
今も尚、抜け穴、飛び穴、のぞき穴、つり天井など出来る限り当時に近い状態で保存いるのだとか。
当時は、不意の敵にそなえて、幾松の間の天井には大きな石が仕掛けられてあるんだそうです。
すごいですね・・・この屋敷で、良い推理サスペンスができますね・・・
右に桂小五郎。左に幾松さん。写真が飾られてあります。
ここで肝試ししたら楽しいだろうな・・・と不謹慎な事を考えていた私ですが、母はけっこう何かがいると感じたそうで寒気がしたそうです。私は霊感やらとがないので特に怖いと思わなかったし、むしろワクワクして楽しかったし、ぶっちゃけ、作り物のDISNEYLANDよりこういう歴史的な場所の方がワクワクするので・・・
でも、人ではない何かがいるとかいないとかより、私は歴史を感じさせる家具や写真やこの不思議な空間をみて、本当にまるで別空間にタイムリープしたように感じたんですね。
それもそうです。私達は、個室で食事の予約をしていたわけで、京都らしく、個別サービスみたいで、この時間帯でこの部屋に案内されたのは私と母のみでした。まわりに他の人がいないと、もっとその空気にどっぷりはまりますよね。
私みたいな現代人は観光気分なんでしょうが、昔の人の事を思うと、彼らは命がけで必死で日本の為に一生懸命尽くしていたんだろうな。立場が違えど、新撰組も必死に国の為に働いていたんだろうな。私の尊敬する歴史的偉人は高杉晋作ですが、桂小五郎と高杉晋作は同じ長州藩で友人の間柄で協力しあう間柄だったそうですね。この屋敷ではみかけませんでしやが、高杉晋作亡きあとに、高杉晋作の妻が産んだ一人息子と、幾松さんが映っている写真があります。桂夫妻は子供がいなかったみたいだから、その息子の事を可愛がっていたのかな〜と思うと微笑ましいですね。桂小五郎と幾松さんですが、当時、反勢力より、常に命を狙われていた桂小五郎を助けた人々は沢山いました。奥さんの幾松さんもその一人。機転を利かせ、桂小五郎を護ったそうです。中々に勇敢な女性だったそうですね。のちに、幾松さんは山口藩士の岡部富太郎の養女となり松子と改名、正式に桂小五郎(木戸孝允)の妻となりました。この屋敷は夫婦の思い出深い場所でしょうね。そのような場所で食事ができるのは光栄です。
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https://fanblogs.jp/alicedarkcastle705/archive/1409/0
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国の登録有形文化財をプライベートで見学できて、歴史ある部屋で食事ができるのは光栄です。食事はこの部屋とは別の個室でしたが、そこもまた凄かったです。テーブルの鯉、美しいですよね。
アリスさん
恐いとは感じませんでした。母は感じたらしいけれど。
私の方は始終、ワクワクが止まりませんでした!
背後から、ヅラじゃない桂だ・・・って囁きが聞こえてきた気がします笑。
こんばんは。銀魂ですか笑。
銀魂のヅラは好きなキャラです。毎回笑わせてくれます。
下品すぎて偽杉回から読んでおりませんが、またいつかいっき読みしたいな。銀魂の幾松さんは美味しいラーメン屋さんでしたが、史実の幾松さんは芸者でしたね。そういう立場から武家の娘達と比べ恋愛も比較的自由で、よく言えば勇気があるのですが、しかし冷静にみると、悪い意味ではないですが、したたかで、あざとく、自分の思いのままに生きる事もできた。そして好きな男性を守り、好きな男と結ばれた。まあ、その彼女のしたたかさとあざとさで桂さんは救われた事もあったようなので良かったですけれど。
龍馬のおりょうもそんな女性だったのでしょう。それはそれで良いですけれど、どちらかというと、そのような女性より、私は、表舞台には出ず、幼い息子とともに夫不在の家をけなげに守ってた高杉晋作さんの正妻の雅さんに共感して尊敬をしております。健気に家を守ってたのでしょう、本当は大好きな夫と一緒にいたかっただろうに。
まあ、そういうわけで特に幾松さんのファンでもないのですが、やはり、静かにその舞台にいると、三味線の音がどこからともなく聞こえてくるような、昔にタイムスリップしたような、そんな気分になりますね。
こういう歴史ある場所は好きです。
波乱万丈と一難去ってまた一難を絵に描いたような桂との逃避行を見ると本当にドラマチック。
「桂をかくまった長持」の事は知って居ましたが実在するとは!
ここに隠れて幾松さんの三味線を聴きながら、近藤の声をどんな気持ちで桂は聞いて居たのでしょうか・・・。
その近藤を前に物怖じせず言葉巧みにやり込める幾松さんの胆力の強さ!
そう言えば坂本龍馬の奥さんのお龍さんも緑馬の危機に身を呈して逃亡を助けたんですよね。
当時は男も女も信念の為には動じない強い人が多かったんでしょう。
お互い信念が曲げられないから武力で衝突になったのでしょうが。
直に見る事は無いかもしれませんが、こうしたドラマの舞台が今もある事が感動です。
素適な場所ですが自分は小心者なので一人では行けないだろうな
また珍しい場所に行かれましたね。
国の登録有形文化財をプライベートで見学の上、そこでプラーベートで食事とは中々できませんよ。
テーブルに描かれている鯉がとても美しいです。
さすが京都、粋な場所ですね。
かなり雰囲気のある場所ですね。写真からでも歴史が感じられます。
一人でいったら恐いかもしれません><
でも、とても素敵です!