京都㉔
建仁寺〜『建仁寺方丈障壁画・雲龍図襖』
建仁寺〜『建仁寺方丈障壁画・雲龍図襖』
去年の京都旅行の記事です。
https://fanblogs.jp/alicedarkcastle705/archive/1299/0 の続きです。
建仁寺のもう一つのお宝!
凄い迫力!!母も私も息を飲みました。
圧倒的。威圧的。なんか重い圧迫感があります。
部屋に入った瞬間、念みたいなものを感じました笑。
ここで一泊、小さな蝋燭明かりを灯して寝たら面白いだろうな。寝れない確実に。
白黒なのにまるで生きているかのよう、襖からジロリとこちらを威嚇している様・・・
無知な自分には深い理解はできないのですが、とにかく凄いんだなという印象はしましたね。
大きく描かれた虎や龍の絵って、見る者を威嚇しますよね・・・
でも、なんだろう。
かっこいい!!!
この「建仁寺方丈障壁画」は、かつて方丈に飾られていた全50面の襖絵からなる重要文化財で、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した海北友松が制作したものです。
「竹林七賢図」16面、「琴棋書画図」10面、「雲龍図」8面、「山水図」8面、「花鳥図」8面から構成されており、日本を代表する水墨画の大障壁画群だそうです。
ちなみに、私が観たのはオリジナルではないらしいです。
京都文化協会様とキヤノン株式会社様が共同で推進する「綴プロジェクト」の一貫で、全50面の高精細複製品を制作し、建仁寺に寄贈されています。
「建仁寺方丈障壁画」の高精細複製品とはいえ、複製品です。
それでもこれだけの迫力。
本物はもっと念がこもっててすごかったんだろうなーと思います。
ちなみに、見学したらぜひ試してほしい事があります。
直角となった襖の間のコーナー部分に立ってみてください。
私と母はそこに立ちました。
すると・・・さらに、すごい別世界の空に放り込まれた感じ。
2匹の龍が対峙してにらみ合いをしている様が伝わり、その渦中に放り込まれた感じがしますよ!
ぞっとしました・・・
おそろしや・・・
さて、せっかくなので、ZOOM IN!!
ひとつひとつの龍をみてみましょう。この龍は、こちらを伺ってくる感じ。まるで生きているかのような、今にでも動きそうな・・・ちなみに、部屋をぐるぐる歩いていると、龍がまるで動いているような錯覚がしますよ・・・
こちらは口をあけて、何かを発してそうなイメージ。ちょっと襲い掛かってきそうな雰囲気で恐いですね。
中々に面白い体験ができました・・・
美術品に関しては無知なのですが、これに関しては無知なりに凄さがわかった様な・・・
実際に観て迫力が伝わった感じですね。