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石垣島サンゴ大量死


石垣島サンゴ大量死 高い海水温、4年ぶり「白化」
日本最大のサンゴ礁が広がる沖縄・石垣島などで、サンゴが白くなって死滅する白化はっか現象が4年ぶりに確認された。7月の海水温が高かったためとみられる。8月も高い水温が続けば、石垣島周辺で4割のサンゴが死滅した1998年の被害を超える過去最悪の事態になるとの懸念もあり、環境省が実態把握に乗り出した。
環境省や専門家の情報によると、白化が確認されたのは、石垣島の全域と沖縄本島に近い瀬底せこそ島など。石垣島でサンゴ礁ツアーを企画する大堀健司さん(40)は7月30日、北部の米原よねはら海岸で、沖合いまで広がるサンゴ礁のほとんどが真っ白に変わっているのを確認した。すでに一部が死滅して藻が付き、魚やナマコの市外もあった。
白化は海水温が30度を超える日が続くと起きるとされ、沖縄ではこれまで98年と2001年、2003年の3回あった。過去3回はいずれも9月に確認されており、今回は白化の始まる時期がこれまでよりも早い。
東京海洋大の岡本峰雄准教授によると、石垣島では今年6〜7月に1日の平均気温が30度を超えた日が、観測史上最高の32日間に上った。岡本准教授は「このまま暑さが続くと半分以上のサンゴが死滅するだろう」と危機感を募らせている。
石垣島では、環境省や研究者らがサンゴの増殖活動に取り組んだほか、2003年以降は白化が起きなかったこともあり、産後は回復傾向にあった。

以上、2007年8月4日読売新聞より引用。


何年か前に、さとうきびやパイナップルの生産の影響で赤土が大量に海に流れ込み、産後に影響が出ている、という番組を見た。この赤土流出を防いで海とサンゴを守ろうとしていたけれど、今度は水温の上昇でサンゴが死滅だ。
2007年6月12日の記事にもあったけれど、今回のほうが内容が詳しい。「石西礁湖」とは別の所、石垣島でのサンゴ白化現象だ。
気温が30度を超えるのはここ最近の夏ではざらにあるが、海水温まで30度を超えるようになっているとは驚きだ。海の中がそんなに暖かくなってしまうなんて想像がつかない。
地球温暖化は必ず常に暖かいというわけではなく、時にその暖かさが和らぐこともあるはずだと思うので、2003年以降白化現象が起きていなかったというのは、丁度その時期と重なっていたからかもしれないと(私は)思う。
すぐにCO2を減らしたり、地球温暖化をくい止める動きを起こせないのなら、サンゴは時の流れと共に死滅してしまうだろう。

≪関連記事≫死に至るサンゴ(2007/06/12)

エベレスト地面露出

エベレスト ミドリの警告 氷河解け 地面露出
地球温暖化の影響で、世界最高峰のエベレスト(中国名チョモランマ)周辺の氷河が解け出し、風景が一変しつつあることが30日、宇宙航空研究開発機構の衛星写真で明らかになった。
エベレスト周辺の氷河湖は、国連環境計画の報告書でも決壊の恐れがあると指摘されているが、解け出す氷河の実態が衛星写真によって確かめられたのは世界で始めて。
写真は1996年12月3日に宇宙開発事業団(当時)の衛星「ふよう1号」が、今年1月19日に宇宙機構の衛星「だいち」が、ほぼ同じ中国・ネパール国境のエベレストの西側領域(標高5000メートル以上)を撮影した。
宇宙機構の地球観測センターが解析した結果、96年に比べ、雪や氷を示す白い領域が減って地面が露出し、植物を示す緑色が拡大。また、多くの氷河湖は、解け出した氷河により増水して面積が広くなっているという。

以上、2007年6月30日読売新聞より引用。


衛星写真を見ると、本当に緑色の部分が増えている。3倍くらい増えているように感じる。
地球温暖化の影響がエベレストにまで届いているなんてかなり深刻ではないかな?
エベレストも氷が解けると、冬でも緑が顔を出すんだ。雪に埋もれて植物が生きているというより、暖かくて雪が解けてしまったところに、すかさず植物が繁殖した、というところだろうか。
これからは冬でもエベレスト登頂はますます危険になるかもだ。

死に至るサンゴ

死に至るサンゴ
地球温暖化がサンゴの生息に黄色信号をともす中、沖縄県の石垣島と西表島の間にある日本最大のサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」で、「ホワイトシンドローム」と呼ばれる原因不明の病気が急速に広がり、新たな脅威となっている。
この病気は、サンゴの表面に白い帯ができ、組織が徐々に壊死して死に至るもので、石西礁湖では昨年度の環境省調査で、123地点のうち113地点で確認された。
石西礁湖のサンゴは、水温上昇の影響でサンゴの体から植物プランクトンが逃げ出す「白化現象」や、サンゴを食べるオニヒトデの発生などにより、絶滅の恐れが指摘されている。

以上、2007年6月12日読売新聞より引用。


この状態だと黄色信号というより赤信号だ。
こんなにたくさんのサンゴが死滅すると、このサンゴ周辺の生態系にも相当な影響を与えるだろう。
海水温の上昇を止められないなんて、私たちの生活は温暖化を止めるどころか促進させる方に突き進んでいるといえる。何か打つ手はないものか。

牙をむく温暖化2

気温上昇 シナリオ別に明示
今回決定した第1作業部会の「世界全体への影響予測」に加え、4月に決まる第2作業部会の「地域ごとの影響予測」には、気候変動による被害者数や経済損失を数値で示した具体的な予測が膨大に盛り込まれる見込みだ。
それによると、日本では中部地方以西の米の収穫が最大40%減少し、本州の大半のスキー場で雪不足になるなどと予測。オーストラリアやニュージーランドでは2〜3度の気温上昇で、熱波による年間死者数が今より3000〜5000人増えるとした。
さらに、4〜5度上昇すると、北極圏の永久凍土が20〜35%消滅する恐れがあるなどと警告している。
中でも注目すべきは、気温上昇に伴う影響がいつどのように起こるのかを、石油や石炭など化石燃料を使い続ける社会や省エネ型転換社会などのシナリオ別に明示して見せたことだ。
たとえば、すべてのシナリオで、わずか十数年後には気温が1度弱上昇すると予測。その時、水不足に直面する人口は現在より4〜17億人増加し、洪水や台風などによる被害も増える恐れがあるとし、温暖化は遠い未来の話ではないことを示している。

解ける凍土
21世紀の後半に入ることには、北極に凍りは晩夏になると、ほぼ完全に消えてしまう――。今回の報告書が、コウ予測した雪氷圏では、地球温暖化の影響はすでに現実になっている。
北極海に近いロシア・サハ共和国の町チェルスキー。ここでは昨年、11月に雨が降り、人々を驚かせた。夏には気温上昇で永久凍土が解け、電柱があちこちで倒壊、住民たちは停電の頻発に悩まされている。
チェルスキーに拠点を置くロシア科学アカデミー北東科学観測所によると、夏の平均気温は2000年以降、1980年代と比べて2度も高くなった。セルゲイ・ジーモフ所長は「海氷は以前より早く解け始め、凍り始めは遅くなった」と証言する。
北極海を挟みシベリアと向き合うアラスカも状況は同じ。米国立雪氷センターのテッド・スカンボス研究員によると、永久凍土が解け、その上に建つビルや道路が壊れたり、海氷が解ける期間が長くなった結果、海岸が波で侵食される被害も報告されている。
スカンボス氏は「現在、北極で観測されている海氷の減少は、我々の予測を超えたペースで進んでいる」と指摘している。

以上、2007年2月3日読売新聞より引用。
気温上昇シナリオ別に明示
※上図は新聞掲載図を参照して作成。


現段階では何をどうしようと、地球温暖化が進み、被害は免れない状況にあるようだ。
化石燃料型社会を止めようと呼びかけたところで、化石燃料を扱う企業が「はい、止めます。」と簡単に止められるわけでもなく、省エネ社会にシフトするにも利害関係が錯綜するために、なかなかうまくゆかない。
温暖化の加害者は人間だけれども、その被害者も人間なのだということに、利害でかちがちの人たちが気がつけばよいのだが。シナリオ図を見る限りでは近未来には恐ろしい状況が待っているのだから余計にそう思う。
地球は人間だけのものではないんだけどな…。


≪関連記事≫牙をむく温暖化 (2007/02/03)

牙をむく温暖化

牙をむく温暖化 国連報告
暖冬 干ばつ 気候変動への警告か
今世紀末には北極海の海氷が消え、暴風雨を伴う台風も増える……。地球温暖化が世界にもたらす影響を予測した国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第1作業部会の最新報告書が2日、正式決定された。温室効果ガス(*)を削減する京都議定書の約束期間が来年に迫るなか、今回の報告書は、一刻も早い対策実行を各国政府に求める内容となった。
地球温暖化に関する懸念が高まる中で、今冬は世界各地で異常気象が観測され、気候変動が誰にでも体感できる形で始まりつつあることを印象づけた。
米ニューヨーク州では1月上旬、平均値0度の最高気温が22度まで上昇し、半袖姿の市民も見かけた。それが1月中旬になると、米西部から中部にかけて異常低温となり、ワイオミング州では平均値を15度下回る氷点下26度を記録。カリフォルニア州では、異常低温によるオレンジなど農業被害が10億ドルに達した。
欧州は、秋以来の暖気流入で、1月中旬までアルプスに雪が積もらなかった。ところが下旬、突然の寒波で独仏など欧州中部の広い範囲で大雪となった。
劇的な暖冬を経験したのは北極圏ロシア。モスクワの動物園では、ヒグマが冬眠できずに“不眠症”に陥ったほか、ウクライナの山岳地帯では空腹のクマが漁師を襲う事故も起こった。
夏の南半球も異常だった。オーストラリアは観測史上最悪の干ばつに見舞われ、南東部では牧草が育たず、一面に赤茶けた土が広がっている。シドニーなど沿岸部の大都市でも、水不足のため乗用車の洗車などを制限。クインズランド州政府は、リサイクル処理した下水を飲料水に再利用する決断を下した。
アフリカでは、ケニア、ソマリア、エチオピアで昨年、記録的な干ばつで最大800万人が食糧支援を必要とした。砂漠化でアフリカ最大の淡水湖ビクトリア湖を始め多くの湖が縮小。象などの大型野生生物が、絶滅の危機にひんすると指摘する学者もいる。
異常気象には、各国の気象専門かも泣かされた。
韓国気象庁は1月31日、「国民の皆さんに不便をおかけし、申し訳ない。正確な予報が気象庁の存在価値だと肝に銘じる」と異例の謝罪。2度にわたって大雪予報がはずれ、国民から「あたらない気象予報」と厳しく批判された。

異常気象が原因と見られる世界の自然災害
注意米国
  北米(オクラホマ州)の寒波。
  寒波の襲来で、カリフォルニア州モントレーで1月に過去最低の氷点下3度を記録。
  果樹に数百万ドルの被害が出た。
注意ブラジル
  昨年12月以降、豪雨で洪水や土石流が発生。約40人が死亡、数万人が家を失った。
注意オーストラリア
  干ばつが深刻化。メルボルンで1月に森林火災が起き、広範囲で停電となった。
注意インドネシア
  洪水で水につかったインドネシアのジャカルタ市内。
注意マレーシア
  昨年12月以降、南部で洪水が相次ぎ、17人が死亡、約9万5000人が避難。
注意アンゴラ
  洪水が1月末、アンゴラなど南部アフリカ各国を襲い、84人が死亡、約5万人が避難した。
注意スペイン
  1月末、南東部で気温が急激に下がり、アンダルシア地方で氷点下6度を記録。
  交通にも影響が出た。
注意ブルガリア
  1月に各地で気温が上昇。20度を超え、過去最高となった地域も出た。
注意オランダ
  暴風雨にさらされた灯台。
注意ドイツ・ハノーバ
  暖冬で冬眠できないクマ。
注意ロシア
  西部から東シベリアにかけて暖冬が続き、モスクワなどでは1月の大半の気温が氷点下
  にならなかった。

(*)温室効果ガス
地表から出ていく熱(赤外線)を吸収し、気温を上げる働きをする気体の総称。人間活動によって、その大気中濃度が急上昇しており、温暖化の主な原因とされている。京都議定書では、二酸化炭素やメタンなど6種が削減対象。

以上、2007年2月3日読売新聞より引用。


異常気象が各地を襲う中、まだ日本はそんなに酷い被害を受けていない。
目の当たりにしていない分、あまり実感が湧かないが、もうそろそろ、日本にもこの異常気象の波がやってくるだろう。たまたま日本の位置が各国に比べて被害を受けにくい位置にあるのかもしれない。
しかし、海は繋がっているわけだから、必ず、日本にも劇的な気候変動が起こるに違いない。
暖冬というのは既に起きているが、ただ暖かい冬ではなくて、冬らしくない冬だとか、気温が寒暖変化するような冬が来るようになるかもしれない。
雲の写真を撮っていて思うのは、昔には見なかったような雲を見たり、季節感のない雲が出ていたりと、日本の四季の空がなくなってきているようだ。
夏の暑さも生半可なことではなくなっているし、真夏日、熱帯夜は当たり前だ。こう暑さが続けば、巨大な台風がやってくる可能性もある。
海の温度が上がれば尚更だ。陸風と海風に変化が生じればおかしな現象が起きる原因になるはずだ。
何事も表裏一体にできている。地球の温暖化で生じる減少は自然の摂理に適ったものだ。


≪関連記事≫牙をむく温暖化2 (2007/02/03)
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