2007年08月04日
石垣島サンゴ大量死
石垣島サンゴ大量死 高い海水温、4年ぶり「白化」
日本最大のサンゴ礁が広がる沖縄・石垣島などで、サンゴが白くなって死滅する
環境省や専門家の情報によると、白化が確認されたのは、石垣島の全域と沖縄本島に近い
白化は海水温が30度を超える日が続くと起きるとされ、沖縄ではこれまで98年と2001年、2003年の3回あった。過去3回はいずれも9月に確認されており、今回は白化の始まる時期がこれまでよりも早い。
東京海洋大の岡本峰雄准教授によると、石垣島では今年6〜7月に1日の平均気温が30度を超えた日が、観測史上最高の32日間に上った。岡本准教授は「このまま暑さが続くと半分以上のサンゴが死滅するだろう」と危機感を募らせている。
石垣島では、環境省や研究者らがサンゴの増殖活動に取り組んだほか、2003年以降は白化が起きなかったこともあり、産後は回復傾向にあった。
以上、2007年8月4日読売新聞より引用。
何年か前に、さとうきびやパイナップルの生産の影響で赤土が大量に海に流れ込み、産後に影響が出ている、という番組を見た。この赤土流出を防いで海とサンゴを守ろうとしていたけれど、今度は水温の上昇でサンゴが死滅だ。
2007年6月12日の記事にもあったけれど、今回のほうが内容が詳しい。「石西礁湖」とは別の所、石垣島でのサンゴ白化現象だ。
気温が30度を超えるのはここ最近の夏ではざらにあるが、海水温まで30度を超えるようになっているとは驚きだ。海の中がそんなに暖かくなってしまうなんて想像がつかない。
地球温暖化は必ず常に暖かいというわけではなく、時にその暖かさが和らぐこともあるはずだと思うので、2003年以降白化現象が起きていなかったというのは、丁度その時期と重なっていたからかもしれないと(私は)思う。
すぐにCO2を減らしたり、地球温暖化をくい止める動きを起こせないのなら、サンゴは時の流れと共に死滅してしまうだろう。
≪関連記事≫死に至るサンゴ(2007/06/12)
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