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2016年05月29日

母が最期に笑った日

故人を想いだすことが供養につながると聞きます。
母が他界して約半年・・・想いだすことの多くは
母が苦しんでいたこと、悲しんでいたことが多く、
楽しかった想い出が出づらい日々を過ごしています。

他界する約1か月前に、酸素吸入が必要だと主治医に告げられた
その夜に、悲しそうな表情で「いろいろありがとうね」との
言葉が忘れられません。
望みは持ちつつも、潜在的な部分で死を覚悟していたかのよう・・。

胸が痛い・・・息苦しい・・・眠い・・・目が霞む・・・
足がむくむ・・・ふとももがむくむ・・・ウエストがむくんできた、
手がむくんできた・・・
怖いなぁ・・・と表現したり、もう太れないと思っていたから
太れてうれしいような表現をしてみたり・・・

最期に母の笑顔を見たのはいつだっただろう・・・
時間が経つにつれて記憶が薄れていく・・・
「スカッとジャパン」という番組をが好きで毎週見ていた母が
その放送を見ながら笑っていたことは思い出せるのですが、
それがいつ頃だったのかが思い出せず、すっきりしない日々を
送っています。
これと言った理由もないのですが、どうしても思い出したい。

コデインリン酸塩10%を服用すれば、胸の痛みを一時的に改善
させたり、咳の回数を抑えることも出来ていたのは、
今思えばほんの束の間の出来事・・・見る見るうちに薬は
効かなくなりました。

何をしても痛いし、息苦しさも改善されない・・・
高濃度酸素吸入装置の酸素量は5.0リットルの最高値に設定。
それでも何も変わらなくなった。
息苦しさに何の改善も見られず、水を飲むにも一苦労。

意識が飛ぶことは日常茶飯事となり・・・楽しいことなんて
何一つない日々が続いていた。

母はいつから笑えなくなったのだろうか・・・
あんなに苦しんでいた母の記憶だけが強く残っている。
母が最期に笑った日・・・たとえ想い出すことが出来たとしても
その時はその時で、まさかこの母の笑いが、笑顔が最期とは
考えもしないし、わかりもしないことは明白ですけど・・・

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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