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2018年01月08日

見つめる父の瞳

年末から体調を崩し、
5日間食事を摂ることを許されなかった父。
熱が下がり落ち着いたことで抗生剤の点滴治療の必要もなくなり
一昨日から食事を摂れるようになった父。

すぐにでもたらふく食べたい父にとっては
拷問のように感じているかもしれないが、
長期間の断食の後の食事はゆっくりと
順を経なければいけない。
だから、父の頑張りは今しばらく必要になる。

それは今日も続いていた。

今日現在、一度に与えられる食事の量は普段の半分。
父の満腹中枢が満たされることはない。

間を見計らって、持参のバナナヨーグルトを上げることにしている。
しかし、それもこの3連休のみ。
明日からは再び仕事が始まってしまう。

ただ、唯一の救いは
その明日から、食事の量を増やしてくれるとのことだった。

父が体調を崩したのが年末で、
回復時期に入ったのが年始だったということで
その間、こまめに父の様子を伺いに行くことが出来たことは大きかった。

今回の父の体調不良を「不幸」と呼ばせてもらえるのなら、
不幸中の幸いという言葉が当てはまるだろう。

兎にも角にも、父の回復は目覚ましい。
一時は、このまま衰弱してしまうのではないか・・・と
心配した。

今日現在で、その心配は殆どなくなった。

しかし、依然として父の日常はベッドの上。
父が何を想い、何を考えているかを理解してあげることはできない。

だが、ベッドの上の父が私を見つめる眼差しはとても悲しい。
何度か涙を流す父。
私が黙ってその涙を拭う。

父の涙の意味が分からない・・・そしてそんな涙を見つめている時ほど
不安に包まれることもないだろう。
いろんな感情が入り混じっての事なのかもしれないし
単純なことに涙しているのかもしれない。

私の目を見つめた後に涙を流されると
こっちも泣きたくなる。

こんな時・・・いや、今回の一連の父の体調不良で
父がしゃべることが出来ないことの辛さを改めて実感した
というか、痛感した。


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