癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

母が亡くなってからも
我が家族を気に掛けてくれている親戚。


物心ついた時から、親戚付き合いは殆どない。
親戚は東北に集中している。
子供の頃は、一年に一度程度のペースで
母が帰郷していた。


私に関しては、2歳の時に連れられて行ったきり・・・だ。
もちろん当時の記憶もない。


母自身は兄弟姉妹や、父方の本家との付き合いを続けていた。
もっとも、季節ごとの贈り物や年賀状程度の付き合いではあったが・・・。


母は、親戚や親友との贈答品のやり取りに
「お茶」を多用していた。
静岡県には美味しいお茶が沢山ある。
母は、母なりに厳選したお茶を送っていた。
しかし、その銘柄は知らない・・・いや、知らなかった・・・。


恥ずかしながら、私そんな方たちからの頂き物に対して
気の利いたお返しが出来ていない。
天国で見てくれている母は、残念極まりないだろう。


そんな母から！？
このお茶を送りなさい・・・と言わんばかりのタイミングで
お茶屋さんからハガキが届いた。


今夏に頂いた（果物）お返しをしていない。
そんな私に痺れを切らしたのか・・・
母からのメッセージの様な気がした。


来週はお彼岸だ。
なんだかんだで秋らしくなってきた。
これからはお茶が美味しく感じられる季節だ。


お彼岸に合せるようにして、日にち指定で送ることにした。
電話で注文し、送り先住所等の確認等しながら
電話口の女性にいくつか質問した。


母が送っていたお茶の銘柄、
送付（購入）数や、送付条件、
送り先・・・どなたに送っていたか・・・等
個人情報を聞き出す行為に抵抗を感じたこともあり
全部は聞かなかった。


私の手元にある情報と照らし合わせる形で
4か所までは答え合わせすることが出来た。
まだ数件の履歴があるそうだが、
未確認のままにした。


このお茶が届いた時
喜んでもらえるだろうか・・・
母を想い出してくれるだろうか・・・


お届け方法も、母の選択と同じ
宅配便を選択した。
ポスト投函だと送料100円。
宅配だと400円。


おそらく2015年以来となるだろう。
母からの贈り物として
このお茶が無事に届けられる日が
なんだか待ち遠しい・・・。

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