癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

結果だけで言わせてもらえば・・・役立たずの保険だった。

結果論・・・保険はあくまで保険。

使わないことに越したことはない。

無病無災害であることが一番望ましい。

しかしながら、統計上はそうもいかない時代となり、

そのリスクは年々増している。

医療技術も医学も、科学も進歩している。

だからこそ平均寿命も延びている。

・・・が故に・・・罹患する確率も上がっているのだ・・・。

生きれば生きるほどに、色々なリスクも増している。

近年がん患者が増えているのも、高齢者が増えたことが

その要因の一つとしても上がっている。

私の母はがん保険には加入していなかった。

しかしながら、医療保険には加入していた。

外資系の医療保険で、入院費と一定の手術給付金のみ。

頭蓋内腫瘍摘出手術・放射線治療・抗がん剤治療（化学治療）すべてを受けた。

しかし、保険給付対象となったのは頭蓋内腫瘍摘出手術のみだった。

母が加入してから支払った保険金額の総額と、

支払いにより受け取った保険給付金の総額との差は、

マイナスとなった。

結果論だが・・・

その支払額を、定額貯金として運用していたほうがよほど効率的だった。

保険商品にもいろいろあるが、安くて良い保険というものは存在しない。

保険とは一定の法則によって成り立っている。

将来発生するであろうリスクをあらかじめ予測し、それに備える。

一定の金額を払い込み、受け取った保険会社がお金を運用する。

お互いがウインウインの関係になることが理想的な形だ。

でも、保険給付を受ける時は何らかの事象が起きているということでもある。

不幸をお金に換えている・・・と言う表現は適切ではないだろう・・・

しかし、そういうことでもあるのだ・・・。

保険は損得で考えていたら加入することも出来ないだろう・・・。

私自身も、そう言う考えが根底にあるからこそ、

役立たずの保険・・・だの、定額貯金の方が効率的だの、

という感情を抱いたのだろう・・・。

保険・・・備えあれば憂いなし・・・

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