癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

悲しみの再来・・・
姉の悲しみが再発している。
悲しみがリバウンドしているかのようで、
以前とは少し違った悲しみを感じているように見える。

きっかけは、小林麻央ちゃんの病状の悪化だった。
少し前にも記事にさせてもらったが、
小林麻央ちゃんの自宅療養している姿が
母親の闘病中の姿と重なって見えたのだ。
それは私も同じだった・・・。

麻央ちゃんの病状はブログなどで確認することが出来た。
姉はその姿を見るなり、いたたまれない複雑な心境になった。
あの日の悲しみが、ぶり返してしまうスイッチが押されたのだと思う。

姉が小林麻央ちゃんに対して必要以上の感情移入をしてしまったようだ。
そして、姉の感情移入には副作用があった。
必要以上に、普段以上に母の事を思い出す姉。
その記憶は、細かい部分まで引き出された。

そのきっかけは小林麻央ちゃんの闘病姿・・・。
そんな姉の声はいつも涙声となり、
あの時のお母さんも・・・、あの時のお母さんは・・・

久しぶりに、姉が手の付けられない状態に陥っていた。
母が他界した直後のような・・・
でも、あの時とはまた違った感情が・・・
感情移入しすぎてしまったのだろうか・・・
感情移入の副作用という表現が適切ではないかもしれないが
姉の精神状態が再び不安定になっているようだ。

私が麻央ちゃんの旅立ちを知ったのは、
姉からの一通のメールだった。

短い文・・・と言うよりは、一言に近い。
そのやり取りを二回ほど繰り返した。
その短い文面から、姉が大泣きしている様子が見て取れた。

恐らく電話でも話せないくらい・・・
だから、電話はしていない・・・
今の姉と会話したら、私も号泣してしまいそうだから・・・。

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