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2019年07月08日

期末考査始まる

期末考査初日。
中1の定期試験は、入学以来2回目。試験中、質問対応で教室に行くが、こんなときおかしな質問をしがちなのも中1である。

「先生、πと数字を足せますか?」
ある生徒Kがそんな質問をした。
ある意味答えを聞いているようなものなので、「それは答えられないよ…」、と流した。
時折、
「先生、この答えで会っていますか?」
などという恐ろしい質問もある。
「試験中に問題の答えを聞くな!」、と心の中で思いながら、
「そのような質問は受けられません。」
と、にこりと笑って席を去る。

掃除の時間の時、Kに
「何を質問したか覚えてる?」
と、尋ね、少し追及してみたら、
「覚えていません。僕、そんな質問をしたんですか?」
と、記憶喪失状態だった。

緊張すると、訳の分からない質問をしがちだ。
大人だって、焦っていると、書いている重要事項を見逃して、大失敗することだってある。

今日は中3の生徒が、
「面積の相似比ですか?」
と、尋ねてきた。
監督の先生が対応できずに、職員室で待機していた私が呼び出された訳だ。
「相似比だよ。」
と、強調して、その場を去った。
同じく、掃除の時間に、
「面積の比なら、面積比でしょうが…。」
と、確認したら、「はっ」、とした顔をした。

いずれにせよ、試験中はテンパってしまうものだ。

私だって、時間が制限されている中で入試問題などを解こうとすれば、信じられないようなミスを犯すことがある。これも、緊張か…。

今日から四日間、期末考査が続く。

午後は中学生がいろいろな所で遊んでいた。
身体を動かさないと、精神的に安定感を得られないのだろう。
いや、もしかしたら、単なる勉強拒否か…。

さて、採点を始めるか。












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2019年07月07日

引退試合

土曜日の午後から隠れ家にこもった。

日曜日とは言え、明日から始まる期末試験に向けて、試験問題を完成させなければならない。
本来、一週間前には完成させるべきものなのだろうが、私の教員生活で、そうした芸当は一度もない。たいていは三日前。前々日には完成し、前日に印刷している。

中には、前日の夜中まで試験問題を作っている強者の先生もいるが、私はそうした危険なことはしない。

というわけで、今日は試験三日目にある代数の試験問題の仕上げ作業をした。
私は三学年6種類の考査問題を作るが、昨日3つ印刷しているので、残り3つ。

昨今はPCさえあれば、試験問題が作れるのでありがたい。
しかも、私の場合、自宅にいながら学校のPCを制御して問題作成ができるので、実質在宅勤務のような形になっている。

隠れ家で時折、家の仕事をしながら、昼寝もしつつ、試験問題を作ってみた。
一万円台のダイニングテーブルの椅子は、なかなか固くて仕事には適さないのだが、何とか目処がついた。

一日、小雨が降ったりやんだりの天気で、畑までは手が回らなかったが、春に入手した木の苗をようやく鉢植えにすることはできた。本当は庭に地植えをしようと思っていたのだが、適切な場所がまだ見つからない…。庭には至る所に花が咲き、どこを掘れば良いかもよく分からないからだ。

夕方、一日ぶりなのだが、生徒と会うと、何だか新鮮な気持ちになった。
「バスケの試合はどうだったの?」

数日前、高3の教え子が、「先生、僕もうすぐ引退なんです」、と寂しそうに声を掛けてきたのを思い出したのだ。土曜日が試合だったはずだ。

「負けました…。」
高1の部員が答える。
総体予選の試合だったと思う。

「これで現役引退か…。」
そういう思いと、後輩たちからのねぎらいの言葉に、複雑な心境でいるに違いない。

彼が中学直後に、私が連れて行ったのは野球の試合。
ユニフォームを着せて、ベンチに入れた。
だが、その後バスケ部に行ってしまった。

「彼も3月には卒業か…。」
一抹の寂しさとともに、「ご苦労様」、とねぎらいの言葉を心の中でかけて見る。












2019年07月06日

『失望』と名の楔

「このところマイナスの思いに押しつぶされそうになっている生徒が多くなっていますので、先生方からも『ひと言』お願いします。」

と、学年主任が朝の打ち合わせで伝える。その直後に、
「丹澤先生も、授業中にでも、お願いします。」
と、念押しされた。

最近このパターンが多い。
ただ飯食らいの居候に、「もっと働け」と、言っているようでもある。

私は、にこりと笑って、「分かりました!」、と元気に応えてみた。

悪魔が店じまいをするとき、これまで使った様々な道具が並べられていたという。
その中で、ひときわ値段の高い道具があった。
「これは、どうしてこんなに高いのですか?」
すると悪魔は、
「これは、『失望』という楔だ。これさえあれば、どんなものでも次々に押し込むことができる。怠惰であろうと、やる気のなさであろうと、苦しみ、悲しみ…、ありとあらゆるマイナスを次々と入れ込むことができるのだ。」
と、答えたと言う。

この世には、悪魔が暗躍している。間違った政治家や宗教的指導者に取り憑き、人々を迷わし、この世を苦しみと混乱の世の中にしようとする存在だ。
彼らは、手下を使い、多くの人間を惑わす。それが、小悪魔とか、悪霊(あくりょう・あくれい)と呼ばれる存在だ。

人は、知らず知らずのうちに、心の中に彼らを呼び込み、いつしかマイナスの思いに支配される。
それが続くと、そうした人も、いずれは彼らの仲間入りとなる。

人生は思うようにはならない。その中で、『失望』してしまうと、悪魔の思うつぼ、というわけだ。

上手くいかなくてあたりまえ。
だからこそ、「もう一踏ん張りするぞ」、というやる気を湧かしてゆかねばならない。
『失望』に負けるな。
『失望』するな。
疲れたなら、十分休んで、また立ち上がれ。

こんなことをこの話は教えているのだろう。

失敗を怖れずチャレンジする中に、充実感と発展の考えが生まれるのだろう。
「チャレンジしない者は、失敗しない」、とも言われる。

「マイナスの心に負けるな。」

私は経験を通して、このことは十分知っている…。














2019年07月05日

心を満たしてくれる愛犬

一時間目の授業を終えた後、中抜けをさせてもらって、愛犬を動物病院に連れて行く。

狂犬病予防接種を受けなければ、登録すらできないためだ。
8月で一歳になるので、そろそろ注射の時期だ。併せてフェラリア予防もせねばなるまいと、遅ればせながら、先週病院を予約したのだ。

女医さんの動物病院で、説明も詳しく、なかなか親切だった。
定期的に通院する必要があるので、この先も長いお付き合いをしたいと思う病院だった。

その後、愛犬を連れて生まれ故郷の犬舎にも立ち寄る。
順調に育っているのかを、ご主人に見てもらいたかったからだ。
幸い、順調とのことで安心した。
ただ、すぐに驚きおびえてしまう「びびり」については、飼い主の責任を叱責された。
「びびった時に、飼い主が何もしないのが、一番悪いんです。」

本当に犬舎に行く度に勉強になる。
犬舎では、仲の良かった雌犬と一緒に自転車で散歩に連れて行ってくれたり、母親に会わせてくれたりと、相変わらず至れり尽くせりだった。本当にありがたい。

「びびったときには、さっと寄り添って、大丈夫だよ、と声をかけてハグしてあげなければ…。」
この言葉が心に響いた。

反して私の対応は、「なんでびびってるの…」、と冷めた目で声を掛けていたのだ。

「もしかしたら、生徒と関わるときも、こんな感じだったのではなかろうか」、と思い至ったのだ。
私にとっては、毎年のことでも、彼らにとっては一期一会。
常に生徒に寄り添い、その思いを推し量り、手を差し伸べる。
こんな基本的なことが、おざなりになっていなかっただろうか。

「自分が癒やされたい」、と思って犬を飼い始めたが、一ヶ月以上経った今、実は私が学ぶことばかりで、何だか新鮮な気持ちでいっぱいだ。

そういう意味では、教員生活のリフレッシュにもなり、また、これまでの自分を見つめる機会にもなり、当初想定した以上に、私の心を満たしてくれている。

「犬が丹澤さんを見るようになりましたね。きっと、言うことを聞くようになりますよ。」
犬舎のご主人が言う。

私は、「頑張って育てます…」、と犬舎をあとにした。

6時間目の授業は、私自身、元気いっぱいであった…。







2019年07月04日

ただ飯食らいの居候

「丹澤先生、今年はどうして一学期の終業式が7月30日なんですか?」
「学校としてそう決めたということだ。」
「ゴールデンウイークが長かったからですか?」
「それもあるが、それだけじゃないと思うが…。とにかく、今年は学年主任じゃないから、そういう会議には出てないので、ワシにはわからんのだ。」
「えっ、先生は中2の学年主任じゃないんですか?」
「違うよ。M先生だよ。」
「M先生かわいそう…。」

そうなのだ。今年度の私は、中2に入れてもらった、言ってみれば、『ただ飯食らいの居候』なのだ。
「陰ながら学年やクラスを支えている」、と言えば、聞こえは良いが、まぁ、「ぶらぶらしている」状態だ。

「組織っていうものは、トップが決めたら、その方向に動くんだよ。たとえ、部下全員が反対しても、実行されるんだ。」

ここで、世の中の仕組みをちょこっと教える。

「上手くいけば、トップの実績。だが、上手くいかなければ、場合によってはトップが入れ替わる…。」

「社会ってそんな感じなんですか?」
一人の生徒が尋ねる。

いずれ彼らも社会人になれば、否応なしに社会の仕組み込まれることになる。
学校に通っているうちは、いろいろな意味で保護されている。

2022年から成人年齢が18歳になるという。
年齢的には、高校3年生から大人となるのだが、当初は、社会を知らない大人が大量に現れるのだろう。

人間は18年から20年かけて大人へと成長していく。
これほど長いということは、学ぶべきことがたくさんある、ということなのだろう。
それが、人類の文化を創り、地球文明を築いてきたのだ。

そんなほんの小さなお手伝いをするのが教師の仕事なのだろう。

とは言え、昨今の私は居候。

試験中に学年で食事会をするという。
残念ながら私だけが参加できない。
「東京から母が出てくるんです。」

やっぱりただ飯食らいの居候だ。
なんとか老害にはならないように、戒めよう。









2019年07月03日

保護者の思い

昨日、愛犬の生まれた犬舎を訪ねた。
野球の代表者会議が行われる学校の目と鼻の先にあるため、連絡なしに立ち寄ったのだ。

「金曜日に動物病院帰りに犬を連れてきます。」
と、話し、餌の材料も分けてもらった。

この犬舎では、いわゆる既製品のドッグフードでは育てていない。
品評会に出るような柴犬なので、長年研究した結果たどり着いたと思われる、オリジナルの餌を作って与えている。

譲ってもらった愛犬も、品評会に出たことがある犬でもあり、ここまで愛情込めて育てられた、ということもあり、私もきちんと餌を自作している。

もしかしたら、私自身の食事の準備より、犬の餌作りに時間がかかっているかも知れない。
一回に作る量は、だいたい4日分くらい。

圧力鍋と、フードプロセッサーと駆使して、さらに煮込む。

「母親が子供のために食事を作る、というのはこんな感じなのかな…」、などと思いを馳せながら、せっせと餌作りをしている。

「パパこれ、おいしいね…。」
などと、犬は答えてくれないが、食べっぷりを見ていると、少しは愛情が分かっているのかな、などと自己満足してしまう。

「本当は一日中一緒にいてあげたいんだけど、一日数時間しか時間が取れなくてごめんね…」、と思いつつ、「もしかしたら親もそんな気持ちで子供を見ているのではないかな…」、と思う。

概して男の子に対して、母親はなかなか子離れができない。
幼少期の男子は、とても弱いのだ。
それだけ手もかかる。だから、思い入れも大きくなってしまうのだ。

一方、息子の方は、早く親から離れたくなり、反抗期、思春期と母親を別の意味で悩ませる。

そんな一時期にお預かりするのが学校だ。

「保護者は自己中心的になって勝手なことばかり言う」
と、思いがちだが、その裏には、子供に対する思い入れが大きいということだ。

我々教員も、時々思い出さなければいけないことだろう。










2019年07月02日

考査前の部活動

「あれ? サッカー部は練習ないの?」
「試験前ですから、練習はありません。」

どうりでSが野球部の練習に来た訳だ。
彼はサッカー部で選抜選手に選ばれるほどなのだが、野球部に来れば。野球部以上に動き回る。
私が一言声を出せば、一番先にさっと動く。
「気が聞く」、というのはこういう奴のことを言うのだろう。

「試験前なのに、なんで助っ人を呼ぶの?」
ユニフォームを準備できずに練習に参加させてもらえなかったキャプテンがぼやく。
だが、Sは無理だが、もう一人の助っ人だって試合には出る。水泳部ながらも、野球部として選手登録しているのだ。
今日はこんな風だから、キャプテンは無視だ。
別の2年生が臨時キャプテンとなった。

総体の日程は同じなので、サッカーだって、試験直後に試合なのだが、あちらは練習をしない。

考査前ながらも練習をするかどうかは、顧問の判断にかかっている。

「生徒に任せているんです。」
そう、バスケットボール部の顧問は言った。
13日ですから、来週やるんです。

「来週って、試験中ですか?」
「そうです。」

練習をしなければ、怪我のリスクが高まる。
技術の向上というよりも、身体を動かしていないで、いきなり試合に臨むというのは危険なのである。
また、運動をしていないと、体力も落ちていく。

練習をやって、生徒も充実感もあり、試験の結果もそこそこならば良い。
だが、「試験前も部活、するんですか」、保護者からクレームが来ることも否めない。

この地域の中学校は二期制、私の学校は三学期制。当然、試験の日程も異なり、時に大会と限りなく近くなる。本当に大会と重なってしまったときは、試験日程すらずらしてしまうのだ。

部活も勉強も両立できるのが理想だ。
だが、要領の悪い生徒は、どちらも中途半端になる。

総体は単独チームだ。
一年生であっても、全員が試合に出るtyもりで準備をしておかなければならない。

今日、組合せ抽選があった。
冷房のない、蒸し暑い会議室での代表者会議。
その中の抽選で、私の学校の対戦相手は、これまで合同チームを組んでいた学校となった。

くじを引く前、うすうすそんな気がしていたのだが、私の後に引いた監督は、2校目にして、私の学校の対戦相手を引き当てた。

きっと、「これで春に引き続いて、夏も一勝できる」、と思っているに違いない。
校長同士も仲良くなった。

頑張らねば…。








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