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2019年08月09日

アーシェの泪 レビュー感想 まだ慌てるような時間じゃない

貧乏ななんでも屋を営むヒュウガとエイルは、ひょんなことから少女アーシェを保護する


世間のことに疎いアーシェは、なんでも屋の一員として奮闘するが…












設定もストーリーもキャラクターも王道で、後書きにもあるように、殆どのネタに元ネタがあるので、これはあれに似てるなぁ…という印象がかなり強いが、親切設計で丁寧なRPGでした






常時セーブ、エンカウントのタイミングを確認可能、ダンジョン内に回復ポイント、1度行った町にショートカット、難易度選択、行き先が分からなくなっても手帳から確認可能…




など、プレイ中の不自由は殆どありません







イージーにすればラスボス以外オートで倒せるほど簡単になるので、RPGが苦手でもクリア可能








ストーリーは青年ふたりのところに謎の少女が転がり込む、彼女には何か隠し事があり…というお約束







なかなか面白かったのだが、纏まりの無さが目に付く。







アーシェが酷く世間知らずだった件が姉が登場してからもクローズアップされないし、ヒュウガとの恋愛を匂わせるような台詞もあるが、特に進展しないまま終わってしまうので、主人公とヒロインの関係がかなり希薄で、盛り上がりに欠けた(その分ほかのキャラに恋愛要素がある)



25歳にして恋愛経験がない童貞という煽りがちょいちょい入るので、書いたからには活かすとよかった
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折角、25歳の童貞の相手として、世間知らずな14歳の少女がいるのだし、かなり面白い絡みになりそうな予感があったのに





25歳童貞という武器をちゃんと使いましょうよ!









それはさておき、RPGはあくまで主人公とヒロインが中心のストーリーであるべきだが、どうにもヒュウガとアーシェは中盤以降空気で、余り活躍の場がなかった



なんでも屋の回想でも、主役はエイルだしね






そもそもヒュウガ、どういう経緯でなんでも屋に入社したのか、よく分からない。


戦災孤児か何かだろうか?


掘り下げて欲しかった(そういう過去があるから自分と同じ境遇のアーシェを保護したのかと思ったが、特に何もないので、ストーリーにピークが来ない)







後書きにもあるが、ぶっちゃけアーシェのヒロインポジションは、姉に食われたよね





時系列を考えると矛盾したような個所もあるし、ストーリーはもうちょっと練りこめたんじゃないかと






王子を倒してからの展開は、何かシュールさがあった














評価C
60点



大きな盛り上がりこそないが、起承転結が丁寧で、何より親切設計なので、良く出来たRPGです







しかし、エイルはエイルで、酸いも甘いも噛み締めた大人の男性として描かれてるので、31歳だと若すぎますかね。(14歳の父親ではないだろうし)


しかも王子より年下…



イメージは40歳くらいだったな



2019年08月07日

私が理緒ちゃんを暖めますね。 レビュー感想 ふたつの眼

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こわいなーこわいなー





…って思ってたらね、まあこのゲームはサイコホラーというやつなんですねえ…



主人公のゆずは、学校で誰からからいじめを受けているんですねー


ノートをボロボロにされたり、靴に画鋲を入れられたり…





でも親友の理緒が慰めてくれるから、悲しくないんですよ〜…





いつものように慰め抱き合うふたりだったんですがね、そこでゆずがふと有る事を言ったら、その場の空気はサァァー…っと一変するわけです…








がたがたがたがたっ!





理緒は、そこでがくがくっ…と震える








変だなーこわいなー






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果たしてゆずは何を言ったのか?



友達ってなんなんだ?





そんなことを考えてしまう、これは百合ホラーなんですよ…




マルチエンドなんですがね、私のおすすめはTRUE END…






こっちのほうが、やだなーこわいなー











評価C
60点


おかしいなーおかしいなー


理緒には何か秘密があるのかなー












しかしこの理緒の制服はなんなんでしょうねえ…
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変だなー変だなー








2019年08月06日

アクムノアクム レビュー感想 おめーの席ねぇから!

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悪夢のような虐めを受けているアツムは、眠ると悪夢を見る


その悪夢の世界では、アツムは虐めをする側に立たされていた




そして虐めのターゲットにしているのは、現実世界では自分を守ってくれている幼馴染の、サクラだった…











まーこれはなかなかの胸糞ゲーですね(勿論、褒めてます)






まずテーマが虐めという時点で胸糞じゃない訳が無いのだが、虐める側のキャラクターである国会議員の息子ソウマが、かなりの悪人だ



女だろうが平気で殴り、逆らえばレイプ(サクラも殴られ、レイプされそうになる)



問題があっても、父親の権力で全てもみ消す




「徒花の館」にもそんなキャラクターがいたが、あれと違って可哀想なエピソードもない、正真正銘の悪党だ。







虐めといってもこのゲームにはNHK教育的なヒューマニズムはほぼなく、「ウシジマくん」「僕たちがやりました」「善悪の屑」のような内容




よって、虐める連中に復讐をしようという流れになる







まずここがストーリーのキーポイントだが、他にも…


この悪夢はなんなのか?


悪夢にしか登場しない謎の少女メアは何者なのか…?




などの展開でプレイヤーを引っ張る







ストーリーはかなり粗削りで急展開が目立つが、どんでん返しやタイトル回収が上手で、最後まで突っ切った感はある



前記したタイトルが好きなら、お勧めできる1作です



ネタバレ感想














悪夢の正体が現実世界でサクラを助けた後の世界とは皮肉なもんだね。アツムはどうあっても悪夢に苛まれるわけだ




そして死んだ母親だったメアも、悪夢にしか出てこれない…







権力を失って逆襲されたソウマの末路は定番だけど、まあカタルシスはあるよね。悪党が討たれるってのは




だが話はそんな単純でもなく、それでも虐めのループは終わらないばかりか、サクラはまたも虐めのターゲットにされてしまう




このゲームはそこからの結末がほとんど描かれていないし(条件を満たすと真エンドが出るとかじゃない限り)丸投げの伏線やカナメはどうなったの?という疑問が残ったまま終わるが、このゲームの着地点は主人公の成長だから、これでいいのではと思いますね


これ以上長くても、絶対にダレるしね



NHK教育的ヒューマニズムはないと前置きしましたが、最終的な結論に限っては、まさにそこでしょう













評価C
60点


次に行くポイントも示されてるし、親切設計なのも良かった。






しかしなんというかアレですね。




女子高生のママというのは…
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これが「バブみ」ですかねぇ……





2019年08月05日

ヤンデレヒロイン、ヤンデレIF レビュー感想 僕は普通の少年だ

「ヤンデレモノポリー」

居酒屋を経営するヒロイン


その異常な執着は、主人公の女友達の登場により爆発



リメイク版はホラー要素が増している。一番怖い








「ヤンデレホリック」

有名企業に勤める主人公は、偶然にも中学時代の同級生、鳴海と再会。



だが彼女と再会する前、常に何者かの視線を感じていたことが気にかかり…






ヒロインがストーカーで、イジメがテーマ。シリーズで一番胸糞。




鳴海のみ、衣装が変更されている









「ヤンデレマッドネス」

幼馴染の青葉と恋人になり、そして夫婦になった



激しい束縛。遂に事件は起こる




設定も面白く、シリーズで一番クオリティが高い。









「ヤンデレメサイア」

仲の良い兄妹。妹のともはまるで天使のように可愛い。だが余りにも暗い過去があり…



妹の過去は、なかなか意外性があった。



因果応報の果てが描かれた終盤の展開は、急展開というより、最早超展開




シリーズ1のリョナゲー










以上4作品のリメイク版を纏めた、一作



個々の作品と「ヤンデレヒロイン」の違いは、「ヤンデレマッドネス」以外のノーマルエンド(母エンド)のカットだけで、恐らく他は同じ





このレビューでは、「ヤンデレIF 〜彼女と僕と時々母〜」の実装ルートである、「ヤンデレマッドネス」を中心に触れます

















オリジナル版と比べ明確な違いはグラフィックで、立ち絵とスチルは全て描き直し。



動きが出るような演出もあり、細かいカットも違う






「ヤンデレマッドネス」が、一番明確な違いがあるかな



上がオリジナル、下がリメイク
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オリジナル版のほうが、人妻感があるね。




リメイクは幼くなった





おっぱいの形もオリジナルのほうが綺麗だしな










何が明確に違うかというと、リメイク版は、「IF」とリンクさせるために、ガーネットのイヤリングが強調されてるんだよね


イヤリング自体はオリジナル版でも着けてるので、設定自体は後付けかな








さてそんな「ヤンデレマッドネス」…




リメイク版でも一番面白かったですね。









小学校の同級生だったふたり、主人公は思い切って声を掛ける。そこから交流が始まり、恋に落ちる…




結婚し、夫婦生活は一見円満に見えて、主人公につきまとう女の所為で壊れていく…





「幼馴染との結婚」「ヒロインが虐待されて育った」という設定も妙にリアルだし、入り込めました




青葉も、最も好み




エンディングも、このシリーズにはハッピーエンドが無いので、主人公とヒロインは傷を負って終わるのだが、一番軽傷じゃないかな










「ヤンデレIF」はそんな青葉ルートのみ実装しているが(なぜ3作目から?)、ヤンデレ要素が無い、前日譚となっている
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(5人目は誰?母?このヒロインの瞳は間違いなくイエロー)









本編につながるストーリーで、イヤリングや、青葉が今のヘアスタイルになった経緯など、より深く本編を知れたことがよかったね






でもこれ、あくまでIFなんだよね…




前日譚でありながら、本編の悲しい話にはつながらない、優しいIF








本編では子供を作ることが出来なかった夫婦が子供を作ることに踏み出したのは、ちょっと感動しちゃったよ






つまりこれまでずっと生はやらなかったんだなとか思ってはいけない、ピュアストーリー






SDキャラも可愛いし、オチ要員で殆ど登場しない母親が活躍したのも良い





ハッピーエンドがないゲームにハッピーエンドを作ったことで、溜飲が下がり、綺麗にまとめることが出来ました。今後のルート追加も楽しみです






気になるのは、結婚前なのに青葉の旧姓が、何故か宇津木…


設定ミスだろうか?










評価C
65点



あなたが気に入るヤンデレヒロインが、きっと1人はいるんじゃないでしょうか


おすすめです




2019年07月31日

オオカミガールと機械人形の嘘つきレクイエム レビュー感想 おニート

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ドロイドというアンドロイドの女性エイミと、そのマスターである少女恵の物語








特殊な設定が2つある



1つは恵にはおばけが見えること





そしてもう1つは、ドロイド…





まあぶっちゃけメイドロボであるエイミが、恵に本当に仕えているわけではなく、レンタル移籍的なアレであること







本当のマスターから、預けている間にどれだけ信頼を築けるかを試されている


その後、エイミーがふたりのどちらをマスターに選ぶかを、判断する










嘘がテーマのひとつ…




おばけが見えるという恵の発言、序盤で早々に分かるが、なんだよな


では、なぜそんな嘘をつくのか?というのがストーリーのキーになっているんだけど、ハイテンションな日常ものとして進んできた終盤、恵がこんな滑稽な嘘を必死でつき続けてきた理由が分かる場面は、とても切なかったね















ひとつ残念なのは、恵がなぜエイミにこうも拘るのか?というのが全く描写されていないこと



ふたりの想い出が語られることも殆どないので(タイトル画面の写真から察する程度)、あまりこのふたりに感情移入できなかった。




ふたりの関係性が分かる回想シーンが欲しかった







評価C
65点



アンドロイドをテーマにした作品は多いが、泣けるシーンもあり、いいゲーム


ストーリー自体は王道で、「大きなのっぽのメイドロボ」などと共通したテーマがありました






エピローグも和やかな空気で締め括ったことが良かった



恵、本当のマスターになれたのだから、もうエイミと呼び捨てでもいいんじゃない?














【ブログこぼれ話】

暑くなってきたので、デザインを夏っぽく変更しました。



実はこのブログ、当初はヘッダーなどをフリーゲームでよく見かける素材にし、ブログ自体をフリーゲームっぽく演出する狙いがありました。



でも断念しました。


いまいち面白い組み合わせにならなかったからです。



構想では、背景がきまぐれアフターの通学路なのに、本文からは水着の女性キャラが見えている……そのような、思わず笑ってしまう、シュールなデザインにしたかったのです。




アイディアだけは生きてるので、このネタ、誰かパクっていいですよ




2019年07月30日

BEAR レビュー感想 これには坂口博信さんもニッコリ

???「これは、持ち主の家が火事になる、何度捨てても戻ってくるという、いわくつきの呪われたテディベアを引き取った処分代行の主人公の話なんだ〜」

???「焼き殺されないように気をつけなくちゃ。あぁ、ドキドキしちゃう!
爆発して火事になったら永沢はパニックになっちゃうね!

???「「BEAR」はそんなホラーゲーム!はじまるよ〜〜」
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まあプレイする前からこの作者のゲームなので、ホラーに見えてその実、泣けるゲームなんだろうなぁ…と思っていたが…







泣けました












このゲームのテーマはつまりあれか?





















「ちょっと気になる販売機」など、物言えぬ無機物、無生物が心を持つストーリーにどうも弱いね




泣けるゲームや、思い入れのある物を長年使っている人には、特におすすめです










主人公は、この呪われたテディベアがなぜ火災を起こすのか、そもそも本当にこれは呪いなのか…?


さまざまな手を尽くし、原因究明にあたる
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ぼろぼろのテディベアなので、きれいに修繕してやれば火災は収まるのではないかと思われたが、一向に収まる気配を見せない



寝る前に見る夢にヒントがあると考え着く…




ネタバレ感想
















大火事の発生した部屋から迷いなくテディベアを抱えダイブ、大雨の中テディベアが雨に打たれて泣いている(ように見える)のがね…






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ウワァァァアーン!
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エンディングでこれまでホラーだと思われてたシーンがどれもテディベアの想い出で、クリア後タイトル画面が緑色のリボンを巻かれたきれいなテディベアになっていたのは、ぐっときちゃったよ






主人公もイケメンすぎて、男でも惚れる





焼かれる前のテディベアに語り掛ける言葉は、刺さったよ





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評価B
70点



いいゲームでしたねえ。



主人公が巻いたリボンが緑色なのは、何か意味があるんでしょうか。



2019年07月29日

家に帰ると知らない男の子が眠っていた件 レビュー感想 うるせえな

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漫画家のカンナとCHARON(ねこふじかおる)のコラボゲーム



シナリオ担当がカンナで、CHARON(ねこふじかおる)はイラストを担当しているが、「だいすき」同様、ミスマッチは全くなかったね




お互いのセンスがきれいにドッキングした、ナイスコラボ













テーマは「ほろびのゆりかご」と同じく、母と子(本作は母と娘)





暴言を異様なほど嫌う主人公りんごが、母親に晩御飯を作るため家に帰ると知らない男の子が眠っていた、びっくり…






…という「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」をパロディしたような、タイトル通りのストーリー



主人公が18才と、こういうゲームにしては結構高年齢で、男の子のが露骨にショタなので、おねショタ系乙女ゲーっぽい




りんごの元クラスメイトも登場し、ヤンデレ乙女ゲーかな?なんてプレイしてた






だがお約束の展開で空気は一変、りんごは男の子を見てある事実に気づく…




ネタバレ感想





















そう、ここは男の子の家であり、りんごは男の子のママのストーカー







ここを自分の家、ママを自分のママだと思い込み、無理矢理上がり込んでいた




家に入った時、何故かいきなりトイレから家中を周ったので疑問だったが、これも伏線だったわけだ。


自分の家じゃないから間取りなんて、分からないからね。




こういう映像での伏線って、面白いよね















バッドエンドでは柊を絞め殺して、「ママ」の帰りを待つという、ぞっとする結末…




りんごは反抗期にシングルマザーであるママを傷つけてしまったせいで、ママは自殺



そして斯様な人間になってしまったわけだ…






なんとも可哀想なキャラクターだね。てっきり、登場するふたりの男性キャラがそんなりんごを救うかと思いきや…





ストーリーは想定外の方向に進んでいく…






なんとりんごが突如、何故か謎の奇病を発症し、死亡




物語はなんの解説もないまま幕を降ろす…







そして唐突に再生される、他のゲームのPV








……







P…

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Vっ!?
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そう「家に帰ると知らない男の子が眠っていた件」は、カンナのゲームである「血染めの花」の前日譚でしたというオチ…






オチも何も柊と蓮は「血染めの花」のキャラなので、プレイしていれば分かるのだが、知らなかった私は想定外過ぎてびっくりした





コラボゲームを前日譚にあてるというのがかなり珍しいし、知らずにやったプレイヤーは、間違いなく唐突に流れるPVには目が点になったことだろう(画風も全然違うし)





でも、前日譚ということはストーリーの謎は別のゲームで解けるのだろうし、りんごの豹変シーンなどの見所もあって、これ1本でもおかしくはないですね






スタッフロールにタイトル画面をホラータッチにしたスチルが出て来るが、クリア後のタイトル画面を変化させたほうがインパクトがあったろうから、そこだけは残念












評価C
60点



りんごがヤンデレ化する黄金パターンでしょ?くらいに思ってると、未プレイの私には、想定外の方向に話が転がっていきました(しかもPVは2作分入ってる)




でも別作品を知らずとも、なかなか面白かったです







……


結局、柊が傷だらけで倒れていたのは、ママに虐待されていたから…って読みでいいのかしらん…






りんごが聖母のように慕うママもまた、りんごと同じ人種だった…





いやぁブラックですなぁ…




2019年07月22日

お兄ちゃん、デートです!2 レビュー感想 絶壁と絶望

イケメン兄貴の主人公森林柳と、ダメ妹のヒロイン森林うどんの、ラブコメディ




何故かナンバリングされているが、1作目







ラブコメは、「コメディ」といいながらも大部分の作品がシリアスに流されていくが、本作は一貫してコメディに徹している



暗い雰囲気に流されそうでも、すぐに明るい空気に戻す



結果、常にハイテンション




小刻みに入れてくるギャグには、何度も笑ってしまった







ここまで肩の力を抜いてプレイ出来るゲームも、珍しいんじゃないだろうか?











ストーリーはスタートが非常に良い。


ダメ妹が何故うどんという、とても人名とは思えない名前なのか…というところから始まる





プレイヤーの興味を惹きながらも同時に笑いを取る、かなりいいスタートダッシュ












テーマは恋愛なんだけど、妹ものにありがちな実は義妹という流れに逃げず、最後まで実の兄妹の恋愛未満から恋愛を描いた事は、好感が持てるね







最初こそうどんを手のかかる妹としか見てなかった柳だが、妹は頑張って、どんどん魅力的な女の子になっていく…




そんな彼女の本気の恋愛感情に当てられて、異性として意識していく流れは、どうなるんだこれ!?と先が気になっちゃったね
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繰り返すと、本作にシリアスなシーンはほぼない。あっても、すぐ元に戻す





……なので恋愛もかなり愉快に描かれてるんだが、柳に片思いしているヒロインのひとりあいるが攻略出来ないことは、少し残念だったな


失恋しても非常にあっさり。なのでそこだけは期待できない。




まあ本作はあくまで兄妹の物語なので、あいるはヒロインといいながらも、実のところサブキャラなのだろう












そんな愉快でハイテンションなふたりはボイスつきだが、実に上手いんだよな。



コメディを続けざまに演じるのって、結構大変。



自分も常にテンションを保たないといけないからね。


叫ぶ台詞も多く、咽への負担も大きい。



でも違和感のあるシーンもないし、キャラクターにもマッチしてる。ベストな人選だった









評価B
70点



優良ギャグ作品でした。



このような、ギャグ中心にストーリーを組み立てているゲームは、結構貴重ですね。


逆にラブコメとギャグ以外は、あまり重視していません(生徒会長になるまでの話も、全部すっ飛ばしているし)。



軽快なコメディを求める人には、非常にお勧めの一作です。









何気に立ち絵差分も結構多いのだが、私のお気に入りはペヤングをパロディした巨乳星人しか着れないポヨングTシャツ
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「湯出口」は真ん中じゃない?とゲス顔したいです









2019年07月20日

ストリガノスクイ レビュー感想 白百合

変わった苗字の所為で虐められていた過去を持つ、元ひきこもりの少年、白薔薇




そんな自分を救ってくれた幼馴染の智香を、死のループから救うストーリー
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なかなかのリョナゲーです




ヒロインの智香は事あるごとに死んでしまうのだが、その全ての死亡シーンにスチルがあるという、やる気のある一作










そして設定自体はもう使い古されたものだが、ストーリーの持っていき方やオチが上手い



白薔薇くんは死のループから智香を救おうと奮闘するが、最善を尽くしても、智香は何故か死んでしまう







そう、何故


この何故か?



…がストーリーにちゃんと絡んでいたのが好印象で、テーマの足元を固めるのにも一役買ってました




女性キャラも可愛いし、なかなか面白いどんでん返しもあるので、真相が気になった方は、プレイしてみては






ネタバレ感想

























智香は見るからに腹黒いので、白薔薇君を手に入れる為に虐めとその収束を裏で操っていた…



というのがイメージでしたが、半分当たってました





でも白薔薇さんの顔が見たくて、自ら死のうとしていたとは、想定外でしたね…



最期はあきらめたそんな彼女に殺されてしまうオチも、実に皮肉めいてて面白い







白薔薇君が実は女性であるというオチは、もうちょっと叙述トリックとして伏線を入れると衝撃があったかも



女性というオチに、余り意味がありません





例えば「ボクが智香ちゃんのことが好きだなんて、許されないのに…」なんて台詞があるだけでも、プレイヤーは「白薔薇は自分に自信がないんだな」とミスリードされ、伏線が強化される










評価C
65点



面白かったです。


ロゴが真横に真っ二つにされる演出も、ちょっと格好いい。





2019年07月18日

My precious. レビュー感想 年上かと思ったら

男子高校生が主人公の、今時珍しい、オーソドックスな恋愛ADV





選択肢で好感度を上げ、正しいルートに進み、ヒロインを攻略するゲームだが、プレイ感覚はSLGっぽい



というのもこのゲーム、ストーリーらしいストーリーがないんだよね




「ときめきメモリアル」くらいの、短いイベントが連続で発生するイメージだ





恋愛ADVのお約束である、ヒロインの悩みを解決したり、トラウマを解消して仲を深めるようなシーンがない。そもそも個別ルートがない


エンディングも好感度による判定で、グッドバッドが決まるだけで、告白が成功しても失敗しても即エンディングと、かなり淡々としている









ヒロインは4人いるが、一昔前の漫画風で、どのキャラクターも非常に可愛い








それだけにシナリオは惜しい


結構思わせぶりな設定や会話があるが、どれも特に絡まないまま終わってしまうんだよね。もっと盛り上げ方があったかと



ヒロインが他の高校の生徒というような、珍しい設定もあるし












評価D
55点


ヒロインが好みなら、おすすめです


絵は良いので、ストーリーをもう少し練って欲しかった。


面白くできる要素は、あるんじゃないかと








そんなヒロインで驚いたのは、バイト先の先輩である、久美






いつ休んでるんだ?と主人公も言うような働き者で、元彼が普通に登場したり、仕事も恋愛も出来る、20代後半くらいの、恋多き大人の女性という感じだ
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だがバイトを終えふたりで帰るシーンで、驚愕の事実が…













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( ゚д゚)






( ゚д゚ )









お前女子高生だったのかよ












しかも同い年で、先輩ですらない…





久美さぁ…






老けすぎ!











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