「日影が強いから日陰を歩きたい」をプレイした。
ウディフェス参加作品らしいが……凄いよこれ。
反響の薄さが、不思議でならない。もっと評価されてもいい良作。
▼ストーリーは本当にシンプル。
吸血鬼がトマトジュースを買いに行く……だけ。
だがなんといっても、アイディアとゲーム性が良い。
主人公が避けるのはアクションゲームのような敵の攻撃…ではなく、
シューティングのような物凄い弾幕…でもない…
…
なんと日影なんだよね。
…とか勿体ぶるまでもなくタイトル通りなのだが……これってすごくない?
こういうの初めてやったわ
フリーゲームでは近いところで「横断注意」があるし
もしかしたら作者独自の物ではなく他作品のオマージュかもしれないが、
私がシンパシーを感じたのは、この現実にある物を避けるというゲーム性
だってさぁ、みんな、子供の頃やらなかった?
日影に入ったら死ぬゲームとか。
道路の境界ブロックから落ちたらそこが溶岩で、死ぬゲームとか…
…ゲームというか遊び、児戯だね
…私はそのような児戯の思い出を「日影が強いから日陰を歩きたい」に呼び覚まされたんだよ。
だからこの仮想追体験を、妙に面白く感じてしまった
今でもたまにやってるけどね
▼もう1つ面白かったのは、
アクションルートとパズルルート、2つの攻略法が存在すること。
「本ゲームはコメディーADVだと思っておりますが、ささやかなアクション要素もあります」とのコメントがあるが、実際にはアクションパズルゲームだと思う。
アクションは初見殺しもあるため、ノーダメクリアは難しい。
意地でもクリアしたかったので、1ダメ食らったら即座にやり直したけどね
クリア報酬イラストの、想像の余地には思わず和んだ。
是非見て欲しい。
評価B+
70点
グラフィックも可愛い。
昔のせがわ作品と同じで、レトロゲーム感が強い。
オチも面白く、大満足です。
掌編なのでワンステージだが、この設定とゲーム性の作品を、もっとプレイしたいと思った。
【フリゲレビューブログ小話】
▼先日の「血怨 完全版」攻略日記に
ストーリーの追加シーンが更新内容に記載されてないと書いたが、改めて更新履歴を確認したところ…
> 2024/04/03 『血怨 -完全版-』ver2.0.0公開 以下の要素を追加・修正
> タイトル画面の演出を追加・セーブデータ数の上限を400へ拡張
> 新規CGを6枚追加・CG回想画面に差分回収ゲージを実装
> 新たな「死角」を追加・「死角」専用画面を追加・「死角」の開放条件緩和
> 誤字修正・ルビ追加・その他テキストの加筆修正
> 謎解きのヒントを追加・逃走イベントを含む謎解きの難易度緩和
…
もしかしてこの、いかにもオマケのように書かれてる「その他テキストの加筆修正」がそうか?
この書き方だとフレーバーテキストでも修正したように誤読してしまう。
(多くの修正点)・ルビ追加・「「その他のテキスト」も修正」と読めてしまうからね。
そもそもこれだけ羅列したなら、「その他」なんて書く必要はないし。「テキストの加筆修正」でいいでしょ(その他というなら最後に書くほうがわかりやすいし)。
どうもすっきりしないが、一応告知はされていたようだ。
ストーリーの加筆修正は、寧ろ最大のアプデだ。
私はかなり気に入ってるが、作者的にストーリー(の加筆修正)は重要ではないのかも。
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