その完全版の完全版…とでもいうべきか、「血怨 完全版」がアップデートされたので、改めて攻略したい。
※1年以上前のゲームではあるが、ネタバレ注意
▼まずは最新バージョンにアップデート。
リードミーによるとver2.0.0以降のバージョンにおける各種データは「Save」フォルダをコピーするだけで移行可能とあるが……できなかったよ?それだと、エラーが出る。…どっかミスったかな。
なので、自主的にアプデ完了。
▼今回の見所はなんといっても、新たなる死角の追加。
1年前は死角探しに没頭した。あれは楽しい思い出だ。
ゲーム最終盤。お守りに仕込まれた盗聴器を発見した時は、電撃が走ったものだ。
よっしゃ今回も探したるでい!
…と意気込んだが、なんと最初からオープンされていた
……
これもう死角じゃないだろ。
全方位から見えてる。
なのでもうこのまま、進める
▼新たなる死角の主人公は、沙耶。
彼女と、春山パパの関係が明かされる
なるほど春山パパは、彼女を娘と重ねてたのか…
狂気と優しさを兼ね備えた男だが、家族以外にもこんな人間くさい一面を見せるのね。
逆方向から見て、沙耶が年上の男にここまで幼い一面を見せた事には、衝撃。
設定でも同性の年下以外には子供っぽいとあったが、予想以上に子供っぽかった。
シャワーで穢れと一緒に、涙も洗い流そうとする沙耶が切ない。
あんな大きいオッパイでも生い立ちがああだから、情緒が育ってないんじゃないか。
大人になってもまだクマのぬいぐるみを愛用しているし、色々と察する。
…これらを前提とすると春山パパには父性を求めていそうだが、
男として好きじゃないとあそこまで熱心にはなれない気がするな。
父代わりの妻帯者を愛してしまったか。悲しい女だ。
▼…だが、彼女の末路はそれ以上に悲しかった。
春山パパに拾われ修行を重ねていたはずだが、
その最期からは、成長も覚悟もまるで見られなかった…
▼謎解きは無いようだが
すべてのオブジェクトが調べられるし、
残留思念を複数回調べたら姉たちが登場したりと芸の細かさが健在で、嬉しかったな。
「あ、この感覚は「血怨」だわ」って。
▼さて、次はスチルを埋める。
まずわかりやすいのは、エンディングだ。
スチル一覧の位置関係から、エンディングに1枚追加されたと見える。
…
…とても感動的なのだが、ラストシーンに追加されていた。
親子が抱き合うシーンだ。
夕子のほうが、ちょっと身長が高いのがいい。親子感がある。
ここは、一番の感動シーンよね。
恐ろしいゲームだが、本作のメインテーマは恋愛よりホラー。ホラーより家族愛、親子愛だと思っている。
▼…それと…アプデ情報にはなぜか記載されていないが、どうやら追加シーンがあるようだ。
ラスボス戦後の産みの母と育ての母の会話シーン…
少なくとも私が攻略したバージョンには存在しなかったと記憶している。
これは、かなり重要な追加だと思う。
オリジナル版をプレイした時、
え?なんで育ての母は喋らないの?会話に参加しないの?なんで棒立ちなの?
…と思った気がする。
あそこは現在の3人が揃う唯一のシーンなんで、全員で語るべきだろうと。
「あの子の親同士」の会話なんだから。
他にも、雛の台詞が追加されたような…
…まさか追加がそこだけって事はないだろうし、
また最初からプレイして、オリジナルとの違いを探すのも、面白いかもね。
ラスボス戦前にセーブポイントが追加されたし、難易度も下がっているようだからね。
…っていうかラスボスも、弱くなってね?
▼およそ1年ぶりの「血怨」だったが、あの頃の感動と恐怖がよみがえったよ。
「これ以上の追加は蛇足」と言った事もすっかり忘れて、熱中してしまった。
気になる点がまだあるしスチルも埋めていないので、もう少し攻略するかもしれない。
【フリゲレビューブログ小話】
▼以前、自分はフリゲプレイヤーで、フリゲレビュアーで、フリゲコレクターでもあるのでこれまでDLしたフリゲはすべて保存している…ってな事を書いたが、「死月妖花」は「血怨 完全版」と同じSDカードに、これだけあった。
「四月八日の魔女〜試作版〜」のほかに、体験版的なものもあったな。
所持SDカードの、どこかには入ってるだろう。
「死月妖花」は単なる追加だけではなく変更修正削除もされているので、
たまに古いバージョンを遊ぶと、あれ?ここっもしかして変わってる?…みたいになる。
「四月八日の魔女」というタイトルも、なかなか洒落ているな。
児童小説みたいだが。
▼「ヤンデレ出口」が面白い。
その製作期間!なんとたったの5日!
このレベルの短期製作フリゲとしては、グラフィックもかなりの出来だ。
というか半分以上は、グラフィックを楽しむゲームかもしれない。それがゲーム性だからね。
おすすめ。
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