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2016年07月31日

【都立中高一貫校】報告書が合否に与えるインパクト 〜 適性検査当日にどの程度正解すれば取り返せるか 〜



 
 
★ 報告書を、侮ることなかれ、しかし、恐れることなかれ
 
いよいよ、明日から8月です。
時が経つのは早いですね・・・。
 
そう言えば、夏休み前に通知表を貰い、一喜一憂したご家庭も多かったのではないでしょうか。
 
今日は少し時間がありましたので、報告書の合否へのインパクトを分析してみました。
 
「自分で言うなよ・・・」と思われるかもしれませんが、どこでも見れるような薄っぺらい視点での分析をした訳ではありません
都立中高一貫校を狙う子供の学力なども考慮した分析ですので、都立中高一貫校を志望しているご家庭の方々、ぜひご覧下さい!
 
 
★ 報告書の位置づけなど
 
都立中高一貫校を目指して受検勉強を開始しているご家庭では既にご存知とは思いますが、報告書の位置づけや報告書を使用した合否判定の仕組みを、まず簡単に話したいと思います。
 
都立中高一貫校の合否判定では、私立中学入試とは異なり、各小学校で作成した報告書を使用します。
報告書にて小学校5〜6年⁽※1⁾での科目毎の成績が「3」「2」「1」と点数化され、更に各都立中高一貫校それぞれの比率で適性検査の点数と合算し、合否を決めるという仕組みとなっています。
⁽※1⁾ 区立九段は4〜6年生の成績

とりあえず、都立中高一貫校10校と九段の、合否判定の総合点数に報告書点数が占める割合や成績(「3」「2」「1」)別にもらえる点数の割合を次の表にまとめてみました。

<合否判定する総合点数と報告書点数比率、報告書「3」「2」「1」毎の獲得点数割合>
学校名
総合点数
内、報告書
の点数
報告書比率
「3」点数
⁽※2⁾
「2」点数
⁽※2⁾
「1」点数
⁽※2⁾
白鴎
1,000
300
30%
100%
50%
25%
桜修館
1,000
300
30%
100%
68%
20%
武蔵
1,600
400
25%
100%
80%
20%
小石川
800
200
25%
100%
80%
20%
両国
1,000
200
20%
100%
60%
8%
富士
1,000
200
20%
100%
60%
20%
大泉
1,000
200
20%
100%
80%
20%
南多摩
1,000
200
20%
100%
50%
20%
立川国
1,000
200
20%
100%
50%
25%
三鷹
1,000
200
20%
100%
50%
13%
九段
1,000
200
20%
100%
50%
1%
⁽※2⁾ 「3」であれば満点であり、「2」「1」であれば「3」の何%貰えるかを示す
 
まず、報告書比率だけを見ると、報告書重視の学校順は次の通りです。
 
A.白鴎・桜修館 (30%)
B.武蔵・小石川 (25%)
C.両国・富士・大泉・南多摩・立川国・三鷹・九段 (20%)

しかし、この比率をそのまま鵜呑みにしてよいか?
実は、この表向きの報告書比率だけで、「この学校は、報告書重視だ(もしくは軽視だ)」と捉えるのは危険なのです。
 
表の右側に記載した報告書「3」「2」「1」毎のもらえる点数の割合が、実は、非常に曲者なのです。
 
よく考えてみて下さい。
 
ガチで都立中高一貫校を受検する子供の通知表は、「3」が多くを占め、「1」はまずないはずです。
 
この報告書「3」「2」「1」毎のもらえる点数の割合と、都立中高一貫校を受検する子供の実情を踏まえて、もっと深く検証をしてみたいと思います。 
 
 
★ 真の報告書重視/軽視の学校はどこだ?

さて、前段で、都立中高一貫校を受検する子供の実情を踏まえて検証したいと言いました。

まず、都立中高一貫校を受検する子供というのは、まず報告書に「1」がないと思います。
仮にあっても、不本意の1個程度でしょうか。
 
このような実情を踏まえ、報告書の「3」と「2」の割合で、学校毎の報告書の点数がどのように変わるかを次の表で見てみたいと思います。

<報告書の「3」と「2」の比率で見る報告書点数>
学校名
@「3」100%
「2」0%時
の点数
A「3」75%
「2」25%時
の点数
B「3」50%
「2」50%時
の点数
C「3」25%
「2」75%時
の点数
D「3」0%
「2」100%時
の点数
白鴎
300
263
225
188
150
桜修館
300
276
252
228
204
武蔵
400
380
360
340
320
小石川
200
190
180
170
160
両国
200
180
160
140
120
富士
200
180
160
140
120
大泉
200
190
180
170
160
南多摩
200
175
150
125
100
立川国
200
175
150
125
100
三鷹
200
175
150
125
100
九段
200
175
150
125
100

 
鋭い方は前段の表を見て頂いた時点でお気づきかもしれませんが、学校毎に相応の差が出ています。
各校の@とDを見比べてもらうとわかりやすいと思います。
 
白鴎・南多摩・立川国際・三鷹・九段は、報告書の「3」と「2」で、報告書点数に相応の差が出ることに気がつくはずです。
逆に、武蔵・小石川・大泉では、報告書の「3」と「2」で報告書点数にあまり差は出ないです。
武蔵・小石川・大泉の場合、「2」でも与えられる点数が高いためですが、都立中高一貫校を受検する子供の学力を考慮すると、報告書のインパクトが小さいと言えます。
  
更に検討を進めましょう。
 
まだ、現レベルでは検討が不十分です。 
上の表では、合否を決める総合点数に占める報告書比率を考慮していませんから。
 
「合否を決める総合点数に占める報告書比率の考慮」では、もっと現実に沿った比較で、「報告書でのビハインドを取り返すには適性検査で何点程度を多く取れば良いか」まで突っ込んで見てみましょう
 
まず、私の感覚では、十分に合格が狙える子供の報告書は、”「3」が半分以上を占め、「2」が残りの半分弱で、「1」を取るなどもってのほか” という感じです。
中には、模擬試験などではいつも好成績ながら、どうも小学校の通知表は振るわず、”「3」が1/4程度で、「2」が残り3/4程度” という子供もいるかもしれません
まあ、厳しい言い方になるかもしれませんが、合格が狙えるのはこの範囲までだと思います。
  
したがって、ここでは、次のケースを比較する形で、学校毎に報告書のインパクトを見てみましょう。
 
<比較するケース>
A:「3」が75%、「2」が25%で、「1」が0%
C:「3」が25%、「2」が75%で、「1」が0%

要するに、本番当日の適性検査問題で、Cの子供がAの子供に追いつくには、Aの子供よりも何点分・何%分で多く正解しなければダメなのかという検証です。
 
上表のACの数字とその差分を算出し、その差分を適性検査点数にて割り、報告書点数のインパクトを検証しましょう。
 
<報告書の「3」と「2」の比率で見る適性検査でのアドバンテージ/ビハインド>
学校名
A「3」75%
「2」25%時
の点数
C「3」25%
「2」75%時
の点数
CーA
点数差
適性検査
点数
CーA
適性検査
点数割合
白鴎
263
188
△75
700
10.7%
桜修館
276
228
△48
700
6.8%
武蔵
380
340
△40
1200
3.3%
小石川
190
170
△20
600
3.3%
両国
180
140
△40
800
5.0%
富士
180
140
△40
800
5.0%
大泉
190
170
△20
800
2.5%
南多摩
175
125
△50
800
6.3%
立川国
175
125
△50
800
6.3%
三鷹
175
125
△50
800
6.3%
九段
175
125
△50
800
6.3%



★ 真の報告書のインパクト

さて、前段の分析結果を見て頂いていかがでしょうか。
 
報告書が合否に与えるインパクトの大きさで学校を分けると、次のようになりそうです。
 
<インパクト大> 白鴎
<インパクト中> 桜修館、両国、富士、南多摩、立川国際、三鷹、九段
<インパクト小> 武蔵、小石川、大泉
 
白鴎については、他の都立一貫校に比べ、突出して報告書のインパクトが大きいです。
「C:「3」が25%、「2」が75%で、「1」が0%」の子供が、「A:「3」が75%、「2」が25%で、「1」が0%」の子供に、適性検査当日に逆転勝ちするには、700満点中75点も多くの点数を取る必要があるということです。
700満点中75点は、おそらく大問1〜1.5問分ぐらいあるように思います。
白鴎の場合、「報告書の点数で先行逃げ切りする」作戦がかなり有利と言えます。
 
桜修館・両国・富士・南多摩・立川国際・三鷹・九段の場合、各校の適性検査のスタイルでやや異なるものの、おおよそ適性検査の大問0.5問強分程度の差だと思います。
この差が大きいと見るか、小さいと見るかは、微妙です。
算数が抜群にできる、または、大人顔負けの論理構成で文章を書ける子供であれば、この大問0.5問強分程度の差は適性検査であっさりと簡単に取り返せる範囲と思います。
(逆に、報告書が良くても、算数や作文が苦手であれば、折角のアドバンテージもあっさり失うはず。)
報告書のインパクトは、各校の適性検査内容や子供の強み次第で決まってくるということでしょうか。
 
武蔵・小石川・大泉の場合、明らかに「適性検査当日の出来具合」でほぼ決まります
そして、このような形になっているのは、東京都教育委員会の作戦だと思います。
都立中高一貫校に、私立中学向けに受験勉強をしてきた子供を多く取り込むためでしょう。(笑)
公立中高一貫校ですから、報告書を無視するようなルールをあからさまに作る訳にはいきません。
したがって、パッと見の表向きは報告書比率を25%⁽大泉は20%⁾としていますが、報告書の「3」と「2」の点数差を小さくすることで、実質的な報告書による合否影響を出にくくしているんだと思います。
 
さて、何はともあれ、適性検査当日の出来が悪いとどの学校でも合格はできません。
この夏、ぜひ頑張って頂きたいと思います。
 
あ、あと、報告書で「1」となる科目は極力出さないように頑張りましょう。
どの学校も、「1」に与えられる点数はかなり低いです。
九段なんか、「3」の1%分しか点数をくれませんから。
 
 

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通知書・あゆみ.jpg

2016年07月09日

【都立中高一貫校】 いつやるか?今でしょ!




  
★ 「受験(受検)」という視点で思うこと

先日、たまたま林修先生の次の本を読みました。
 

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まあ、改めて書く必要もないと思いますが、よくテレビにも出ていて、東進ハイスクールで現代文を教えている林修先生が書いた本です。
いや、テレビに出すぎなので、先生というよりもタレントと言った方がピッタリくるかもしれませんけど。

今日は、この本を読み、「受験(受検)」という視点で、ちょっと思ったことを書いてみたいと思います。
  

★ 東大法学部卒の秀才らしい考え方
  
この本では、「考え方を変えれば様々なことが上手く行くよ!」と、林修先生はわかりやすく語っています。
 
まあ、予備校教師+タレントとして見事に大成功している方ですから、この本で書かれている考えやアドバイスも、それはそれでなるほどというものになっています。

ただ、私がこの本で強く感じたのは、書かれている考えやアドバイスそのものよりも、「いかにも東大法学部卒の秀才らしい考え方だなぁ」ということでしょうか。 

「受験(受検)」という視点で言うと、「このように何でも深く物事を考えれる」子供が、難関中学・高校、そして東大など難関大学に進んでいくんだろうなあということでしょうか。
 

★ 賢い子供の育て方
 
念のためですが、林修先生は、別に「賢い子供に育て方」をこの本で述べている訳ではありません。
 
しかし、林修先生の考え方とその物事の見方は、まさしく難関大学の秀才達に多いアプローチだなあと思うのです、私は。
したがって、この林修先生の考え方とその物事の見方を参考にすれば、「賢い子供に育て方」に活かせるだろうと思うのです。

この世の中、賢い子供に育てたい、もしくは、もっと具体的に難関中学・高校そして難関大学に子供を入れたいと思っている保護者は、たくさんいらっしゃるはずです。
そのような方は、この林修先生の本を読んでみると、子育てのヒントが掴めると思いますよ。


★ とにかく考える訓練
   
この本を「受験(受検)」という視点で深読みしてみると、やはり、「賢い子供に育てる」には、「子供にお金をかけて塾などで勉強漬けにする」以前に、「子供に物事を深く考えるきっかけを与える」ことだと気付くはずです。
  
「物事を深く考える力(=論理的思考力)」が身につけば、「都立中高一貫校の適性検査」でも勝ち抜けます
 
私がいつも言っているように、「都立中高一貫校の適性検査」は論理的な思考力をダイレクトに問うてきますから。
 
ぜひ、これからの夏休み、深く考える問題をトコトン解いて、みっちりと論理的思考力の向上に取り組めばどうでしょうか。
 
      
 
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2016年05月05日

都立中高一貫校 「ena」はなぜ都立中高一貫校に強いのか < Part2 >





★ 「ena」と都立中高一貫校

気がつけば、ゴールデンウイークも後半となっていました。
 
ここ2か月ぐらいは、大学合格実績などの記事ばかり書いてきたので、「このあたりで流れが変わることを書こう!」と、ほんの少しですが気合いを入れて書き始めています。(笑)

流れが変わること、・・・・・、う〜ん。

そうそう、2016年実績を考慮して、もう一度、「enaのことを書こう!」と思います。

昨年、次の記事を書きました。

【都立中高一貫校】 「ena」はなぜ都立中高一貫校に強いのか」 ← クリックして下さい

この記事、約1年前に書いたにも係らず、今でも毎日多くの方に読んで頂いています
この記事へは、昨日1日だけも25件、2月ぐらいのアクセス増加期では1日で50〜100件のアクセス数があり、人気記事の一つにして頂いています。
 
googleやYahooの検索で、この記事が引っかかりやすい(例えば「ena」&「都立中」などで検索すると上位に表示される)ことに理由があると思います。
しかし、そもそものところで、「ena」という進学塾の注目度の高さから、「ena」のことをネットで調べる方が非常に多いことに根本的な背景があるのでしょう。
 
やはり、この状況を踏まえると、「ena」に触れず、都立中高一貫校の受検対策は語れないです。
 
今や、都立中高一貫校の受検マーケットを独走する「ena」、今年も状況をちょっと見てみましょう。

 
★ 「ena」の実績

「ena」をご存じの方も多いと思いますが、簡単に紹介をすると、こんな感じかと思います。 

東京都の多摩と23区西側を中心に数多くの教室を展開する「ena」は、「都立に強い」をキャッチフレーズに、主に、都立中高一貫校を目指す小学生と都立高校への進学を考えている中学生を指導しています。
 
そして、この「ena」は、都立中高一貫校の受検において、圧倒的な強さを発揮しています。
 
まあ、言葉でウダウダ書くよりも、数字で実績を見てもらいましょう。

< 「ena」の各都立中高一貫校の合格者数推移 >
XXXXXXXX2011XX2012XX2013XX02014XX2015XX2016
---------------------------------------------------------------------------
X立川国 :X083XXX083XXX102XXX097XXX094XXX100
X三鷹X065XXX080XXX086XXX093XXX089XXX096
X南多摩 :X058XXX094XXX087XXX098XXX094XXX095
X武蔵X066XXX056XXX078XXX076XXX071XXX083
X富士X018XXX025XXX039XXX050XXX070XXX064
X大泉X011XXX037XXX046XXX052XXX044XXX057
X小石川 :X004XXX014XXX026XXX026XXX040XXX051
X白鴎X000XXX003XXX011XXX015XXX029XXX036
X九段X005XXX002XXX015XXX025XXX038XXX035
X両国X000XXX001XXX005XXX017XXX016XXX033
X桜修館 :X003XXX006XXX019XXX027XXX039XXX032
---------------------------------------------------------------------------
X合計X313XXX401XXX514XXX576XXX624XXX682

年々、合格者数は右肩上がりです。
いやいや、凄いです。
23区東側でも、着実に実績を上げつつあります。
 
2016年の全都立中高一貫校の募集枠⁽一般⁾は1,398名で、補欠合格者を考慮すると、全合格者は1,500名弱です。
「ena」からの合格者数は682名ですから、およそ合格者2名中1名が「ena」出身ということになります。
  
そして、気になるのが、「ena」の合格率ですが、これは公表されていませんから不明です。
ただ、昨年の記事で「ena」関係者⁽と推測される方⁾から頂いたコメントでは、2015年⁽?⁾の合格率は25%と言うことでした。
これが事実とすると、更に凄いと思います。
 
なぜ、凄いのか。
小規模な塾とは違い、「ena」は合格者の半分程度を占める巨大な塾なのです。

2016年の都立中高一貫校全体の受検倍率は、6.3倍⁽合格可能性16%⁾です。
その状況にして、合格者の約半分を輩出する「ena」の合格率が2016年も25%程度だったとすると、計算式の記載は省略しますが、「ena」出身でない子供の合格率は、11〜12%となります。
「ena」に通うか否かで、合格確率が倍程度変わってくるということなんです。
 
これで「ena」の凄さがわかるというものです。
(合格率25%の信ぴょう性に疑問ありと感じるかもしれませんが。)
 

★ 「ena」のビジネスモデル

去年の記事にも書きましたが、この「ena」の快進撃の理由はどこにあるのでしょうか?

私の考えは1年前と変わりはありません、
したがって、去年の記事と同じような記載から話を進めたいと思います。
 
「ena」の快進撃の理由は、「学習指導が他塾よりも格段に優れているため」というよりも、「時代にマッチしたビジネスモデルを他塾に先駆けて構築できたため」と、私は考えています。
  
都立など公立中高一貫校の受検対策について、他の大手進学塾はあまり積極的ではありません。
都立中高一貫校だけでも毎年1万人程度が受検するのですから、マーケットとしては決して小さくないものの、やはり適性検査の出題範囲が私立入試に比べて狭く、大手進学塾にはビジネス上の旨味が少ないからだと言われます。
 
相応のマーケット規模がある都立中高一貫校の受検において、このような他の大手進学塾が手を出さずに見ているだけの中、「ena」はいち早く都立中高一貫校受検対策の指導体制を整え、「都立に強い」という看板を立てながら多数の教室を急速に展開できたのです。
JRや私鉄各線の駅ごとに隈なく小規模の教室網を拡げていて、交通アクセスを良くすることで、とにかく「多くの子供を集める」ことに軸足を置いた戦略で、大成功を収めました。
  
まさしく、ビジネスの成功例です。
 
いやいや、まだまだ「ena」って商売上手いなぁ〜と思うポイントがあります。
 
それは、残念ながら都立中高一貫校に不合格となった子供達を、都立高校受験の塾生に取り込むスキームを上手く整えていることでしょう。
 
このような言い方をすると「ena」関係者に叱られると思いますが、「ena」にとっては、子供達が都立中高一貫校に合格しても、不合格となっても、どちらに転んでもビジネス的には良いのです。
もちろん、子供を教える先生の感情としては、「1人でも多くの子供に合格してもらいたい」と思っているでしょうけど・・・。
ビジネスの視点では、どちらに転んでもおいしいビジネスモデルとなっているのです。
 
都立中高一貫校の合格者が増えると、やはり大きな宣伝効果を生むものです。
この宣伝効果で、黙っていても、新しい子供達がまたわんさかと集まってきます。
 
一方で、不合格者が多く出ても、それはそれで、新たな塾生をコストを掛けてゼロから募集しなくとも、目の前にたくさんの塾生候補がいることになるのです。
「3年後、都立トップ校にリベンジしよう!」などと、甘い言葉でその気にさせれば、不合格となった子供達を高校受験の塾生として、また3年間囲い込めるのですから。
 
「ena」のビジネスモデルで最も大切なことは、「とにかく多くの小学生を集めること」なのです。
  

★ 受検勉強で大切なのは塾に頼らず塾を使うこと

今、既に書いた部分を読み返してみました。 
どうも、「ena」は悪代官のようなずる賢い手法でお金を稼いでいるトーンで書いてしまったかもしれません。
 
しかし、私は「ena」を悪く思っている訳ではありません
商売が上手いということを言いたかったのであり、「ena」の急成長は「受検対策」以上に「優れたビジネスモデル」に要因があると言いたいのです。
  
私は、自分の子供達を「ena」など規模の大きな塾に行かせたことがないので実情をはっきりわかっていないだけなのかもしれませんが、都立中高一貫校の「受検対策」には特別な手法はないと思っています。
したがって、「ena」も他の進学塾も、その「受検対策」に大きなレベルの差はないと考えています。
 
都立中高一貫校の「受検対策」で大切なことは、子供が「能動的に考える」環境を整えて、論理的な思考力を引き上げることです。
 
子供が「能動的に考える」ためには、塾に頼らず塾を使うことなんだろうと思います。
常に、論理的な思考を身に付けるという意識を持ち、受検対策を進めれば、どのような塾に通っても良い結果につながるはずです。
(もちろん、塾に通わないという選択肢もあります。)

進学塾に行く場合は塾の名前や実績だけに惑わされず、子供が「能動的に考える」環境を整えることを第一に考えることが大切です。

      

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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 

 
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都立中高一貫校を目指すとしても、まだ小学低学年の内は、勉強習慣を身につけ、子供が潜在的に持つ探究心を引き出してあげるのが何よりも大切だと思います。
小学低学年の内は、難しいことにいきなりチャレンジするのではなく、「進研ゼミ小学講座」にて、自然体で楽しく毎日コツコツ学習するのはどうでしょう(我が家の子供たちもお世話になりました)。
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エナ・合格者数.png

2015年11月01日

【都立中高一貫校】 「スピード」を制する者は「受検(受験)」を制す!





★ あと3か月
  
気がつけば、今日から11月です。
時間が経つのは早いものですねぇ・・・。
外気も肌寒くなり、受験シーズン到来の空気が漂い始めた気がします。
 
受験シーズン到来につき、このブログも、ちょっと頑張って更新頻度を上げよう!
と、ほんの少しだけ考えていますが、気持ちだけで終わってしまうかもしれません・・・。
 
まあ、何はともあれ、適性検査まであと3か月です。
今日は、今後3か月でトコトン磨くべき「問題を解くスピード」について、思うところを書いてみたいと思います。
 
 
★ 「スピード」は身を助ける
 
都立中高一貫校に合格してきた子供は、総じて「問題を解くスピードが速かった」はずです。 
 
問題をさっと1度読み終わると間髪入れずに鉛筆を動かして解答を仕上げていくようなレベルの子供が、都立中高一貫校に合格してきたはずと言うことです。 
逆の見方で言い換えれば、問題をゆっくり咀嚼しながら読んだり、2度3度と繰り返し読まなければ解答を導けないレベルでは、問題自体を解く能力があったとしても、合格できなかっただろうと言うことです。
  
この理由について、具体的に理解されたい方は、次の過去の記事を読んで頂ければと思います。
(面倒であれば、過去記事は読んで頂く必要はありません。読んでいただかなくと、話がわかるように続きを書いていきます。) 
【都立中高一貫校】 2015年適性検査問題で合格する子供像を追う ← クリックして下さい
 
私自身、教育関係者でもなんでもなく、自分の子供の勉強事情しかわかりませんが、「問題を解くスピード」と「合格の可能性」は間違いなく比例の関係にあると思っています。
 
これは、都立中高一貫校だけの話ではなく、私立中学の受験でも言える真理かもしれません。
ただ、知識よりも論理的思考力を問う系統の問題が多い都立中高一貫校の適性検査の方が、更に「スピード命」ではないかと思っています。


★ 「問題を解くスピードが速い」とは?
 
過去の記事でも書きましたが、「問題を解くこと」は、次のような小さな行為を連続で行うことだと考えています。 
 
「@問題を読む」→「A出題の意図を理解する」→「B解答を出すプロセスを考える」→「C計算する」→「D答案用紙に答えを書く」
 
速読を鍛えに鍛えたので、「@問題を読む」のはとにかく速い。
小さな頃から公文に通い続けたので、「C計算する」ことのスピードは誰にも負けない。
指先が器用で、「D答案用紙に答えを書く」ことの速さには自信がある。
 
など、それぞれの特技が「問題を解くことのスピードアップ」に貢献することがあるかもしれません。
 
しかし、「A出題の意図を理解する」と「B解答を出すプロセスを考える」ことのスピードが最も大切です。
ABさえ、テンポよく正確にできれば、@CDの能力が普通でも、スピード感ある解答が可能だからです。
 
合格する子供の脳には、「@問題を読む」ことをしつつ、「A出題の意図を理解する」ことと「B解答を出すプロセスを考える」ことをほぼ同時並行的に処理する能力があるのだろうと思います。
このような論理的思考力の高さが、解答スピードを生んでいるのです。
  
 
★ 短期間ですべきこと
  
適性検査を見ると、「長い問題文を読ませて、グラフや図表のデータに基づき、複数の手段から解答を導き出させる」タイプの問題が大半です。
 
長い問題文やグラフ・図表データには、解答を出すのに必要な情報がランダムに含まれていて、解答と無関係の情報も当然ながら存在します。
合格できる子供の脳は、問題をさっと1度読むだけで、長い問題文やグラフ・図表データから解答に必要な情報だけを上手く抽出し、更に抽出した情報を考える順番に正しく並び替えるのです。
これをスムーズできるか否かで、合否が決まると言うことです。
 
3か月後の2月3日まで、この領域レベルに到達していないと合格は厳しいと思います。
 
これからの3か月、過去問やそれに類似する問題をひたすら繰り返すことが、この領域レベルに到達する近道だと思います。
一度解いた問題でも、二度三度と解答練習を繰り返す・・・。

問題を一度見るだけで条件反射の如く必要な情報の抽出・並び替えができるよう、論理的思考のパターンを脳みそに刷り込ませるのが、時間がない中での対処法だろうと思います。
 


    
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2015年10月04日

【都立中高一貫校】 「気概」と「根気」が成績を上げる




 
★ ルービックキューブと受験(受検)勉強

昨日、百均でウロウロしていると、ルービックキューブが陳列されていました。
 
「ルービックキューブなんて久しぶりに見たなぁ〜。 今や、100円で売られているんだ。」
なんて思いながら、子供の頃にルービックキューブの攻略に夢中になったことを思い出しました。
 
皆さんは、ルービックキューブを6面全て揃えることができるでしょうか?
 
おそらく、6面全てを揃えたことがあるのは、ほんのごく一部の方だけではないかと思います。
 
しかし、十数パターンのキューブの動かし方さえ理解すれば、誰でも6面全てを揃えることができます。
実は、意外と簡単なものなのです。
6面それぞれが織りなす6色の組合せはおそらく何兆通りというほど存在しますが、キューブの動かし方さえ理解していると、どのような色の組み合わせが出現しても問題なく対処できるのです。

キューブの動かし方を理解するには、IQの高さや生まれ持った数理的な才能なんかよりも、「絶対に6面を揃えてやる!」という気概と「パターンを一つずつ理解する」という根気の方がはるかに大切なのです。
 
なぜ、ルービックキューブの話を冒頭に持ち出したかと言えば、「気概」と「根気」が大切という点で、受験(受検)勉強と似ていると素朴に思ったためです。
受験(受検)勉強に置き換えて言うと、「この学校へ絶対に入学したい!」という 気概と「比・図形などの問題や文章の書き方を学ぶ」ことを地道にも根気よく繰り返すことが大切ということになります。
 
今日は、「小学6年生の『心』の在り方を整え、『気概』と『根気』を逞しくするにはどうしたら良いか。」という、ちょっと難しいテーマで書いてみたいと思います。
    
 
★ 「気概」と「根気」

来年の受検まで、あと4か月です。
これからの4か月間、この「気概」と「根気」の程度で、最後の成績の伸び具合もかなり変わると思います。
 
しかし、当事者の子供が「気概」と「根気」を持てないと話にならないのですが、小学生の子供に「気概」と「根気」を持ちなさいとダイレクトに言っても、なかなか理解できるものではありません
 
私自身、3人の子供達を見てきて思うのですが、高校受験に挑む中学3年生頃になると、中学3年間で精神的に大きく成長していて、自分自身で「気概」と「根気」を養って頑張る子供がグンと増えると思います。
しかし、小学6年生では、大半の子供の精神はまだまだ幼い状態です。

ここが、中学受験の難しいところなんだろうと思います。

いかにして、小学6年生の子供に「気概」と「根気」を持たせるか・・・。
なかなか難しいですが、きっちりと対応したいポイントです。

 
★ 「心」「技」「体」
  
武道の世界から出たものですが、「心」「技」「体」という言葉があります。
改めて書くまでもないかもしれませんが、物事の上達には「心」「技」「体」のバランス取れた成長が大切というものです。

当然ながら、受験(受検)勉強においても、「心」「技」「体」のバランスが取れていないと、成績を上げていくことはできないと思います。
  
しかし、世の中の受験(受検)関連の情報は、「技」のことばかりが溢れています
塾などでの指導も、基本は「技」のみだと思います。
 
成績が頭打ちで伸び悩んでいる子供については、成績を上げるために「技」ばかりを気を取られていて、実は「心」の部分にある原因が見逃されているかもしれません。
「心」の部分に該当する「気概」と「根気」が低下すると、いくら「技」を覚える機会に恵まれても、全てムダに終わるでしょう。
 
あまり大きく取り上げられませんが、「技」の習得に劣らないぐらい、「心」を整えることが重要なはずなのです。


★ 凄く単純なこと

では、まだ精神的に幼い小学6年生の「心」の在り方を整え、「気概」と「根気」を逞しくするにはどうしたら良いのか。
 
私自身も、「どうあるべきか」の正しい答えは知りません。
そもそものところで、子供毎に答えが少し異なるように思います。
 
とりあえず、私が実践してきた(している)ことを書いてみたいと思います。
 
@ 「勉強しなさい!」とは、絶対に言わない。
  (「よし、一緒に頑張るぞ!」などと言い、追い詰めるような言い方はしない。)
A 悪い点を取っても絶対に叱ったり、説教したり、不機嫌な顔を見せたりしない。
B 良い点を取ったり、長時間勉強するなどの頑張りを見せたら、満面の笑みで褒める。
 

よくよく考えると、凄く単純なことしかしてません。 
このようなやり方は、子供が中学生以上になると通用しなくなりますが、小学生の頃はこのような方法が良いのだろうと思っています。
 
まだ精神的に幼い小学6年生では、受験(受検)の意味や志望校の良い点などを語っても、表面的にしか理解できず、さほど「気概」と「根気」に結びつかないと思います。
やはり、小学6年生のレベルでは、「頑張ったら、お父さんやお母さんが喜ぶから」とか、「周りの友達に凄いねと言ってもらえるから」という身近なことが、「気概」と「根気」に直接繋がっていると思うのです。
 
「心」の在り方を整え、「気概」と「根気」を逞しくすることは、非常に重要です。
子供毎に適した方法を見つけ、実践してみてはどうでしょうか。

    
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2017年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:桜修館(56名)、白鴎(38名)、三鷹(35名)、南多摩(25名)、大泉(25名)、立川国際(25名) 、小石川(23名)、富士(23名)、両国(19名)、九段(18名)、武蔵(10名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 

 
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2015年09月13日

【都立中高一貫校】 今後数か月の頑張りが合否の分水嶺となる!




    
★ いよいよ最大の勝負所

気がつけば、もう9月も中旬になろうとしています。
来年2月3日の受検まで、残すところ5か月弱となりました。
 
時間が経つのは、早いものです。
私の下の娘は、一生懸命さはあまり伝わってきませんが、少しひいき目に見て、まあそこそこ勉強するようになってきたように思います。
ただ、今のまま状況で、どう考えても都立中高一貫校の合格を狙うのはかなり厳しい・・・。
 
娘本人も合格することの大変さに気がつき始めていて、最近は「やっぱりお兄ちゃんの学校はやめて、高校受験でお姉ちゃんの高校に行こうかなぁ」と言い始めています(お姉ちゃんの高校もそう簡単に合格できないですが・・・)。
まあ、もう少し頑張らせようと思っています。
  
さて、受検予定の小学6年生にとっては、いよいよ最大の勝負所に入ってきたと思います。
 
今後数か月間の頑張り次第で、2月3日の適性検査問題の出来具合が大きく変わります
もっとはっきり言うと、過去の模試結果は参考値に過ぎず、これからの頑張り次第で合否が決まるということです。
これは、私立中学を受験する子供達にもある程度当てはまるでしょうが、特に都立中高一貫校を受検する子供達には顕著に言えることだと思っています。
 
今日は、今後数か月の勉強方法などについて、私の思うところを書きたいと思います。
 

★ 今後数か月の頑張り次第と思う理由

まず、前段の最後に書いた「都立中高一貫校の受検は特に、今後数か月間の頑張りで合否が決まる」ことの理由の整理から、話を進めていきましょう
 
この理由は、「都立中高一貫校の受検」と「私立中学の受験」の違いから思うことです。
「@受験(受検)する子供の層」と「A試験問題の内容」に特徴的な違いがあり、この2つの違いこそ、都立中高一貫校の合否を最後まで見えづらくしている要因です。
 
最初に、「@受験(受検)する子供の層」を考えたいと思います。
 
都立中高一貫校の受検では、小学校低学年から受験(受検)対策をして私立中学と併願する子供の割合が増えているとは言え、やはり全体から見ると少数派です。
やはり、不合格なら公立中学に通うつもりで都立中高一貫校のみを受検するのが多数派です。

この都立中高一貫校のみを受検する子供達は、やはり私立中学を受験する子供達よりも受験(受検)勉強を始めるのが遅く、また勉強時間も短かい傾向にあると考えて大きな間違いはないはずです。
都立中高一貫校のみを受検するケースでは、夏休みが終わった9月の現段階、受験(受検)勉強がまだ不十分な状態の子供がかなりいると思うのです。

言い換えると、潜在的に素晴らしい基礎学力を持ちながらも模試などで目立つ結果を出せていない子供が、都立中高一貫校のみの受検者にはかなりの割合でいるはずだと言うことです。
このような子供は、ちょっとしたきっかけで点数の稼ぎ方を身につけ、今後数か月で大きく化ける可能性があります。
競馬に例えるなら、都立中高一貫校のみを受検する子供には、差し馬タイプが多いはずと言うことです。

次に、「A試験問題の内容」で考えたいと思います。

改めて書く必要もないと思いますが、都立中高一貫校の適性検査には、小学校での履修範囲外の内容は出ません。
このような足枷のある適性検査で、受検する子供達の学力を確実に見抜くため、いかに複雑な算数の文章問題を「スピーディー」かつ「正確」に解答できるか否か、そして説得力のある形式を踏んだ文章を書けるか否かで、学校側は点数差をつけようとしています。

今後の数か月間で、実践的な算数問題をしっかり考えながらもどれだけ多く解けるか、正しい型に沿った文章をスムーズに書けるようになるかの程度により合否が決まると言えます。
私立中学の受験対策と異なり、狭い範囲を深く追及することがポイントになるため、論理的な思考パターンさえ身に付けると、急速に合格圏に近づく子供がたくさんいるはずなのです。

このように、都立中高一貫校の受検というものは、現段階の成績で、まだまだ合否の予想はつきません。
今後数か月の頑張りが、大きく合否に影響を与えます。
 
現に、私の息子が小学6年生の時、夏休み過ぎに2回ほど模試を受けましたが偏差値は50以下で、合格できそうな気配は全くありませんでした。
ただ、その後数か月の勉強による成長は著しく、日を追ってスピーディーかつ正確に問題を解けるようになりました。

都立中高一貫校のみを目標にして受検勉強着手が遅かったケースを中心に、今後数か月間の勉強で大きく成績が伸びる子供はたくさんいるはずなのです。


★ 今後すべき勉強

今後の5か月弱の間、次の2つの視点で勉強すべきと、私は考えています。
 
A.過去問とその類似問題に、じっくり考えながらも数多く取り組むこと。
B.作文対策として、文章の書き方・型をしっかりとマスターすること。
 

私は、これ以外のことは特にする必要はなく、残された時間を最大限に有効活用する戦略が何より重要だと思います。
もうあと5か月弱なのですから、無駄なことをするべきではありません。 
計算問題に特化した問題集、漢字を覚えるためのテキスト、作文対策としてボキャブラリーを増やしたり時事問題を学ぶための本など、このような教材は一切不要なのです。
 
算数系統の勉強は、過去問とその類似問題を子供自身にしっかりと考えさせながらひたすらに解かせることが大切です。
同じ問題・類似の問題を何度も何度も解くことで、実践的な論理的思考のパターンを条件反射のように使えるまで習得させるのです。
 
教材としては、志望校分だけでなく、都立中高一貫校10校+九段の過去問を使えばいいと思います。
又、以前からお勧めしていますが、Z会の通信教育を短期間でも使えば良いと思います。
 
作文系統の勉強は、まず文章を書くための型を確実に身に着けることが大切です。
ボキャブラリーや時事問題の知識よりも、文章を書くための型の方がはるかに大切です。
まずは、「文章を書くための型」を身につけて、読み手が簡単に理解できる文章を書けなければ、難しい語彙で豊富な時事問題を語っても、相手に話が伝わらないということです。
 
教材としては、通信教育で作文を書いて添削してもらうのもいいですが、福嶋国語塾の福嶋先生の本で文章の書き方を親子で理解するのが良いと思います。
福嶋先生の本は非常にわかりやすいと思います。
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以上  
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2015年08月15日

【都立中高一貫校】 80・50・20偏差値は正しいか? 




  
★ 偏差値への違和感 

毎日毎日、暑い日が続きます。
受験(受検)生は、このような暑い中でも、一生懸命に頑張っていることと思います。
 
でも、もう気がつけば8月も中旬となりました。
この夏が過ぎれば、受験(受検)勉強もいよいよ大詰めとなり、様々な模擬試験で実力を確認しながら、本番に備えていくことになるのでしょう。
 
今日、なにげなく、色んな方の受験ブログを見ていると、四谷大塚が実施している合不合判定テストのことが書かれているものがありました。
その流れで、合不合判定テスト⁽第2回⁾の学校別偏差値一覧を見てみましたが、都立中高一貫校に関しては、なんと言ったらいいのでしょう、違和感のようなものを感じたのです。

この違和感は何だろう・・・。

一覧表にある80・50・20偏差値の数値を眺めていると、そして同じ基準で私立中学と比べてみると、どうも違和感がある。
 
今日は、私が感じた違和感について書いてみたいと思います。
 

★ 80・50・20偏差値 

違和感のポイントを書いていく前に、80・50・20偏差値の意味や算出方法をご存じでしょうか。
この意味・算出方法があやふやでは、これからの話が混乱してしまうので、ご存じの方も多いと思いますが、このポイントから押さえていきましょう。
 
簡単に記載すると、次のようになります。
 
80偏差値=「受験⁽受検⁾する8割の者が合格するであろう下限の偏差値」です。50偏差値は5割が合格の下限偏差値であり、20偏差値は2割が合格の下限偏差値です。
〇 この80・50・20偏差値は、過去の模擬試験参加者の受験⁽受検⁾結果を追跡した結果をベースに、今回模擬試験での志望状況等で若干の補正を行い、算出します。
〇 過去の模擬試験参加者の模試偏差値と受験⁽受検⁾結果から、下の表Aのようなイメージの処理が行われ、80・50・20偏差値が算出されます。
〇 表Aを見て頂くとわかりやすいと思いますが、「模試結果は20偏差値ピッタリだった」ので、このままの実力で本番を迎えると「合格可能性は20%だ」と考えるのは大きな間違いです。この合格可能性は、偏差値の高い方からの累計人数で算出しますので、20偏差値付近の実質的な合格可能性は数%程度でしょう。
 
《表A:80・50・20偏差値の算出イメージ》
偏差値XX合格不合格合格累計不合累計全体累計XX合格率
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
65XXXXXXXXXXXXXXXXXX100%
64XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX80% ←80偏差値
63XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX67%
62XXXXXXXXXXXXXXXXX12XX67%
61XXXXXXXXX10XXXXXXX16XX63%
60XXXXXXXXX12XXXXXXX20XX60%
59XXXXXXXXX13XXX13XXX26XX50% ←50偏差値
58XXXXXXXXX14XXX19XXX33XX42%
57XXXXXXXXX15XXX26XXX41XX37%
56XXXXXXXXX15XXX32XXX47XX32%
55XXXXXXXXX16XXX41XXX57XX28%
54XXXXXXXXX16XXX47XXX63XX25%
53XXXXXXXXX17XXX54XXX71XX24%
52XXXXX14XXX17XXX64XXX85XX20% ←20偏差値
51XXXXX12XXX18XXX76XXX98XX18%
 

★ 学校別偏差値 

80・50・20偏差値の概要を理解頂いたと思いますので、次は都立中高一貫校の学校別偏差値を見ましょう。 
偏差値が高い順に学校を並べています。

参考として、私立中学代表として、海城の偏差値も一番下に乗せてみました。
⁽海城を選んだことに特段の意味はありません。海城中学に通う知り合いの子供がいるため選びました。)
 
又、表を見て頂く前に、私が違和感を感じたポイントを書いておきたいと思います。
都立中高一貫校については、「80偏差値と20偏差値の差が非常に大きい」のです。
参考に記載した海城中学の偏差値と見比べてもらえればと思いますし、時間があれば、学校別偏差値一覧で他の私立中学と直接比較してもらえればと思います。
⁽参考:学校別偏差値一覧・男子学校別偏差値一覧・女子
 
《表B:四谷大塚の合不合判定テスト⁽第2回⁾学校別偏差値》
XXXX<男子>XXXXXXXXXX<女子>
学校名80%50%20%XXX80%50%20%
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
小石川:64XX59XX52XXXX64XX59XX52
都武蔵:61XX56XX49XXXX64XX59XX54
桜修館:60XX54XX48XXXX62XX56XX50
両国60XX54XX48XXXX62XX56XX50
九段B:58XX52XX46XXXX60XX53XX46
大泉57XX51XX45XXXX59XX53XX47
三鷹57XX51XX45XXXX58XX52XX46
白鴎57XX50XX43XXXX59XX53XX47
富士56XX51XX46XXXX58XX53XX48
南多摩:56XX50XX43XXXX58XX52XX46
立川国:55XX49XX43XXXX57XX51XX45
九段A:44XX39XX34XXXX45XX40XX35

《表C:海城中学の偏差値》
学校名80%50%20%
−−−−−−−−−−−−−−−−
海城63XX59XX54
 
 
★ 思うこと 
 
この「80偏差値と20偏差値の差が非常に大きい」理由・背景について、少し考えてみたいと思います。
 
常識的に考えると、この大きな差は、非常に不自然と思いませんか?
 
都立など公立中高一貫校は、私立中学に比べて受験⁽受検⁾倍率が非常に高く、年によっては女子の倍率が10倍超となるような学校もあります。
80・50・20偏差値の算出方法で説明しましたが、この偏差値は偏差値が高い方からの累計人数で求めます。
そう考えると、受験⁽受検⁾倍率が高ければ高いほど、80偏差値と20偏差値の差が小さくなるはずです。

なぜ、受検倍率が非常に高い都立中高一貫校の80偏差値と20偏差値の差が大きいのか?
理由として思いつくのは次のような点です。
 
@ 合否判定では、適性検査だけでなく、調査書の点数が加味されること。
A 模擬試験と適性検査の内容に大きな差異があること。
B 都立を第一志望とする受検生の多くが四谷大塚の合不合判定テストを受けていないと思われること。
 

私は、特にBの影響が最も大きく、四谷大塚の80・50・20偏差値というのは、あまり精度の高い数値になっていないのではないかと思っています。

以前にブログの記事にしましたが、都立中高一貫校に的を絞ったenaなどに通う受検生が増え、都立を第一志望とする子供達の多くが、四谷大塚の合不合判定テストを受けていないのではないかと思うのです。
ここ数年で私立併願が増えていると言っても、やはり都立を第一志望とする子供達が受検生の主流であることに変化はありません
⁽ご参考:【都立中高一貫校】 「ena」はなぜ都立中高一貫校に強いのか
 
私の感覚では、もっと精緻なデータで80・50・20偏差値を算出できるなら、80偏差値はもう少し低く、20偏差値はそこそこ高くなり、50偏差値付近を軸に80偏差値と20偏差値の差がぐっと小さくなると思います。
あと、私立第一志望の併願者が多い学校では、80偏差値付近には合格しても入学を辞退した受検生の割合が多く、80偏差値だけが蜃気楼のように高止まりして見えている可能性もあります。
 
夏が終われば、様々な模擬試験を受ける機会が更に増えると思いますが、あまり過剰に偏差値に振り回されないようにしましょう
違和感あるような数値で過剰に反応し、ネガティブな思考に陥っても得することは何もありません
 
私の長男も、2回だけですが模擬試験を受けたことがあります。
確か、夏過ぎに、四谷大塚の合不合判定テスト⁽おそらく3回目⁾も受けたように思います⁽当時はあまり熱心に情報収集していませんでしたので、テストの名前すら正確に覚えていませんが・・・⁾。
長男は2回共に、偏差値が50に達していませんでした・・・。
まあ、そんな偏差値でも、その後の頑張りでなんとか合格しました。
最後は、諦めずに踏ん張り続けれた者が合格できるんだろうと思います


 
 
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2015年07月26日

【都立中高一貫校】 ”私立対策”は都立入学後に役立つか?




  
★ 「私立併願」

時々ですが、私はこのブログでのキーワード検索によるアクセス解析結果を確認するようにしています。
キーワード検索によるアクセス解析結果とは、YahooやGoogleの検索からこのブログを読んで頂いている場合、どのような検索キーワードで辿り着かれたかの分析結果です。
   
ブログをはじめて約1年半ですが、やはり時期により、その検索キーワードの傾向も変わってきます。
 
例えば、受検前のタイミングであれば、「受検」とか「倍率」がかなり多くなります。
大学合格実績が出始める時期からは、「大学合格実績」とか「東大」などが多くなります。
 
しかし、時期に関係なく、一年を通して安定的にそこそこ多いキーワードもあります。
 
「都立中学」「都立中高一貫校」という言葉、「桜修館」「小石川」など個別の学校名と、そして、なぜか「私立併願」(類似のキーワードを含む)が多く目立ちます
おそらく、「都立中学_私立併願」や「小石川_私立併願」などの組み合わせで、検索されているのだろうと思います。
個別の学校名などが安定的に多いのはわかる気がするのですが、「私立併願」やそれに類するキーワードが、夏場のアクセス閑散期でも多く目立つのです。
 
この事実からも、都立と私立の併願を考えている家庭が多いのだなぁといつも思っています。
 
私の価値観・個人的な感覚で言うと、都立中高一貫校が第一志望の場合、無理をして私立中学を併願しなくてもいいように思います。
都立中高一貫校がダメだった場合は、地元の公立中学で頑張って、都立トップ校・二番手校や同レベルの私立高校を目指すルートでも良いのではないかと言うことです。
地元の公立中学でもトップグループの成績を取り続けるのはなかなか難しいもので、これはどこの公立中学でも言えることだろうと思います。
地元の公立中学で「常にトップグループに入り続ける」ことを目標に地道に頑張れば、高校入学時には必ず道が拓けます。
 
まあ、私立と併願する/しないの方針は、各家庭の教育観に基づくものですから、価値観の押しつけとならないよう、この話はここまでにしておきましょう。
 
 
★ 私立対策は都立入学後に役立つのか?
 
ダラダラ書き始めてしまいました。
色々と書いたにも関わらず、今日の本題の入口にまだ達していません。
適性検査の作文で、こんな書き方をしていたら、かなり低い点数しかもらえないでしょう・・・、反省。
 
さて、今日は「私立対策で勉強したことは都立中高一貫校の入学後どの程度役立つか」を書いてみたいと思います。
 
冒頭で取り上げた検索キーワードの見ていると、単語ではなく、長い文章での検索結果も少しですがあります。
先ほど7月の検索結果を見ていると、「私立対策していないと都立中学合格後は厳しいか」というキーワード(キーセンテンス?)によるアクセスがありました
今までも時々、このようなニュアンスのキーワードによるアクセスを見かけています。
 
ひょっとすると、私立併願を意識している家庭には、「都立中高一貫校に合格しても、周りが私立対策の勉強をしてきた子供だらけでは、入学後の勉強について行けないのではないか?」と考え、私立対策の勉強も意識しているケースがあるのではないかと思ったのです。
営業トークの巧みな進学塾では、いかにもこのような不安を煽りそうな気がしますし。
  
 
★ やはりスタートダッシュに差

小学校4〜5年生から大手進学塾に通い、私立対策を万全に行ってきた子供達が入学後に好スタートを切れるのは、やはり間違いないと思います。
入学後すぐのスタートダッシュでは、大手進学塾での私立対策は役立つということです。
 
長男が都立中高一貫校に入学し、傍から勉強の様子を何気に見ていて、この優位性は感覚的に感じました。
 
大手進学塾で私立対策を万全に行ってきた子供達は、どのような点で優れているか。
おそらく、次のような点と言えるのではないかと思います。
 
@ 定期テストでの勉強方法を知っている。
A 日々の宿題・予習復習があまり苦にならない(長時間の勉強に慣れている)。
  

知識・学力というよりも、@Aのような学習スタイルを身に付けた状態でのスタートにアドバンテージがあると感じました。
 
同じ学力基準をクリアして入学しているのですから、数学・国語などコアな部分の知識・学力にはさほどの差はないはずですが、入学後最初の定期テストから意外なほどの点数差が出たりします
 
大手進学塾の受験対策では、年間のカリキュラムに基づき授業をし、定期的にその授業範囲の確認テストをするスタイルだろうと思います。
進学塾でみっちりと勉強してきた子供達は、おそらく「決められた範囲の勉強をする」ことに慣れているのだろうと思います。
 
私の息子の場合は、小学校6年生になってから、近所の補習塾での過去問対策や通信教育で受検勉強をしただけでした。
したがって、「決められた範囲の勉強をする」ことに全くの不慣れで、最初の頃の定期テスト前の様子は、「何をどのように勉強すれば良いかがわからない」状態に見えました。
当然ながら、テスト結果も無残なもので、最初の中間テストでは160人中140番前後だった記憶があります。
 
はじめて本格的に勉強する英語も、大手進学塾できっちりと勉強してきた子供達はやはり予習復習の習慣が身についていますから、勉強量が得点に直結する英語でも好スタートが切れるように思えます。
 

★ アドバンテージの有効期間
  
しかし、大手進学塾で受験対策を万全に行ってきた子供達のアドバンテージは、いつまでも続きません
息子の成績推移から想像して、アドバンテージの有効期間は1年間、長くて2年間程度と言えます。
 
あまりこのようなことを書くのはどうかとも思いますが、息子の成績の推移を簡単に書くと次のような感じです。
 
入学後から1年生の冬ぐらいまでは、先ほど書いた通り、鳴かず飛ばずの成績でかなりの低空飛行でした。
しかし、1年生の最後の期末テストぐらいから、全科目で平均点付近を取れるようになり、成績は真ん中あたりに少し順位を上げてきました。
 
そして、2年生の後半ぐらいになると、突如、数学(幾何・代数)と理科(物理・化学・生物)でかなりの好成績が取れるようになり、数学と理科の点数が寄与して全体の成績も上位の1/3に入れるようになりました。
この状況は今でも続き、数学は学年で片手に入るような、理科でも両手に入るような順位をとることがあります。
 
入学後のスタートダッシュに出遅れ感があっても、中高一貫校は6年間の長丁場です。
特に、3年生の最初などは一つのターニングポイントになっているようで、一般公立高校の1年生の内容を勉強しはじめるタイミングですから、特に数学などでは、得意不得意で大きな点数差が出始めます。
 
このように、大手進学塾で受検対策を万全に行うことは、確かに入学後のスタートダッシュで間違いなく有利だと思います。
しかし、他の子供達も徐々に勉強のコツを掴みはじめ、1年も経つと大きな差はなくなるように思います(もともと能力のある子供ばかりですから、勉強方法なども周りのやり方を見てどんどん吸収していきます)。
少なくとも、高校の学習内容に入る3年生最初の頃には、アドバンテージは全く無くなっていると思います。
 
このような感じです。
都立中高一貫校が第一志望であれば、都立入学後のアドバンテージも限定的ですから、まずは合格することのみを考えた対策が最良だと思います。
大手進学塾での私立向け中心の対策よりも、適性検査の攻略を重点的に行う学習環境で勉強していく方が良いと言うことです。
 
企業経営で言うと経営資源の集中投下であり、戦争で言うと兵力の分散回避であり、受験(受検)勉強においても第一志望に合わせた勉強範囲の絞り込みは非常に重要な戦略です。
明確な戦略がないと、二兎を追う者は一兎をも得ずとなりかねません。

 


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2015年06月14日

【都立中高一貫校】 偏差値は「朝飯前」に上げるもの




  
★ 早起きは偏差値3ポイントの得 
 
先週、長男の通う都立中高一貫校では、中間テストがありました。
 
いつもの風景ですが、定期テストが近づくと、「テスト前だから、早く寝るわ〜」と言って、長男はいつもより早く寝るようになります。
私が会社から家に帰ると、既に寝ていることもあります。
 
そして、翌朝は4時ぐらいに起きているようです。
私は、毎日だいたい5時半前に起きますが、その時間になると長男はエンジン全開で一心不乱に勉強をしています
 
この早朝の勉強は、受検することを決めてすぐの小学6年の4月頃からはじまり、今ではすっかり習慣として定着したものです。
テスト前・期間中以外も、基本的には、早朝に宿題等をしています(量の多い時は夜もしているようですが)。 
 
この早朝の勉強は、学力を引き上がることに非常に大きな効果があると思います。
今日は、早朝の勉強をお勧めしようと思います。
 
 
★ 早朝勉強の利点 
 
長男が早朝の勉強をはじめたきっかけは、私が勉強の指導をしやすい時間帯が早朝だったことです。
受検を決めた当初は塾に通わずに自宅だけで勉強するつもりでしたので、私が少しでも指導できる時間を確保しようと考え、「これから毎日朝5時に起きて、一緒に勉強するぞ」と言って始めました。
根が真面目で、元々早起きだった長男は、思っていたよりもあっさりと早朝の勉強になれました。
 
また、長男は小6の夏休みから塾通いを始めましたが、その後も早朝の勉強は続きました。
長男が「学校や塾から帰ってきたら疲れて勉強に集中できない。朝の方が頑張れる。」と言っていたことを覚えています。 
私自身も、中学・高校時代は、よく早朝に勉強していました。 
そのような自身の経験からも、「朝の方が勉強しやすい」と言う気持ちはよくわかりました。

兎に角、早朝の勉強の利点は、次のようなところにあるのだろうと思います。
 
@ テレビなどの誘惑が少なく、静かで勉強に集中しやすいこと。
A 家を出る時間が決まっていることから、明確な終了時間があり、それまでに予定の勉強量を終える必要があることから、時間を意識した効率の良い勉強ができること。
B 夜の勉強は、当日の肉体の疲労だけでなく、脳の興奮も引きずった状態で行うことになる為、集中力が途切れがちですが、朝は全てがリセットされていることから集中力が段違いであること。
 
 
早朝の勉強での利点を上手く活かせたので、長男の場合は、「通信教育(Z会)」「塾の宿題」「過去問の繰り返し」を計画的に進めることができ、短期間に大きく学力をアップできたと思っています。
  
 
★ しかし・・・ 
 
しかし、早朝の勉強は全ての子供に向いている訳ではないかもしれません。
 
実は、長女にも「深夜ではなく、早朝に勉強したらどうだ?」と、高校受験前に勧めたことがあります。
しかし、長女は全く関心を示さず、結局は本人の好きなようにさせました。
ちょっと嫌味な言い方ですが、長女は中学校で常にトップの成績を取り続けていたので、今さら彼女の勉強方法に干渉することもなかろうと思ったのです。
長女は昔から夜遅くまで寝ずに朝はギリギリまで起きてこないタイプで、勉強も夜中遅くまで頑張るのが性に合っているようです。
  
早朝に勉強するのは非常に効率的・効果的だと思いますが、早朝に勉強するのが難しい場合は、それぞれの子供に合った勉強スタイルを確立するのが良いのだろうと思います。
 
現在小学6年生の次女のように、「受検勉強、頑張るぞ〜!」と掛け声だけは立派ですが、朝も夜も本気で勉強する気がないタイプの対処が一番難しい・・・。(苦笑)
 
   
★ このようにして早朝勉強を軌道に乗せる! 
 
早朝の勉強に向いていない子供もいると思いますが、少しでも早朝に勉強できると、その効果の大きさに気がつくと思います。
 
ぜひ、多くの家庭で試してもらいたいと思いますが、早朝の勉強は簡単に軌道に乗るものではありません
軌道に乗せるには、次のような、ちょっとした配慮が必要だと考えています。
 
〇 朝早めに起きることから始め、いきなり多くの勉強量消化を求めないこと(まずは体を慣らしていく)。
〇 あらかじめ大まかにでも計画を立てておくこと(朝起きて、さて、今日は何をしよう・・・、では続きません)。
〇 解答の目途時間がある「考える問題」を中心に勉強すること(過去問や通信教育が最適だと思います)。
〇 親も朝から一緒に勉強する覚悟を持つこと( これが最も大切かもしれません・・・)。

 
では、ぜひお試し頂ければと思います。
 
 

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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 

 
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都立中高一貫校の適性検査対策は、「論理的な」考え方を身に付けることです。
各校で出題形式に差がありますが、作文はいかに論理的な文章を書けるかがポイントとなります。
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2015年05月17日

【都立中高一貫校】 「ena」はなぜ都立中高一貫校に強いのか




 
★ 「ena」はなぜ都立中高一貫校に強いのか
 
記事のネタ探しのために、ネットで都立中高一貫校に関連する情報を検索してみると、このようなタイトルのものを見つけました。
 
enaはなぜ「都立中高一貫校」に強いのか  ←クリックして下さい
 
今日は、「ena」という塾について、私の思うところを書かせて頂こうと思います。
  
本当は、前回記事の続きと思っていましたが、やめました。
前回記事はちょっと趣向を変えて書いてみましたが、かなり不評だったようで、閲覧数がさっぱりでした・・・。
世間のニーズに敏感でないと、更新頻度の低い当ブログはあっと言う間に忘れられてしまうでしょうから。(笑)


★ 都立中合格者の4割が「ena」出身

まず、この「ena」という塾をご存じでしょうか。
 
東京都の多摩方面もしくは23区西側にお住まいで、都立中高一貫校を考えている家庭では、よくご存じだろうと思います。
実際に、子供を「ena」に通わせている家庭も少なくないと思います。
 
この「ena」、都立中高一貫校の合格実績が半端ないのです。
今年の都立中高一貫校における合格実績は次の通りです。
11校合計と各校の「合格者数/定員(占有率)」を書いてみたいと思います。
 
・11校合計 : 624名/1433名(41%)
・立川国際 : 94名/160名(61%)
・南多摩 : 94名/160名(59%)
・三鷹 : 89名/160名(56%)
・武蔵 : 71名/120名(59%)
・富士 : 70名/120名(58%)
・大泉 : 44名/120名(37%)
・小石川 : 40名/160名(25%)
・桜修館 : 39名/160名(24%)
・九段 : 38名/160名(24%)
・白鴎 : 29名/160名(18%)
・両国 : 16名/120名(13%)

これは「ena」のホームページから単純に転記した数字です。
どうも、11校合計の定員数や占有率では一般枠・特別枠の考慮が行われているものの、各校の定員数では行われていません・・・。
このような細かな矛盾はありますが、ここではご愛嬌として許しておきましょう。
 
それにしてもすごいですね。
 
都立中高一貫校全体の4割強が、東京都西側に立地する立川国際・南多摩・三鷹・武蔵・富士においては6割前後が、「ena」出身の生徒達だというのですから、この合格者占有率は中途半端なものではありません。
 
このように、「ena」は、キャッチフレーズ通り、「都立に強い」塾なのです。
 
 
★ 「ena」のビジネスモデル

それにしても、この「ena」の快進撃の理由はどこにあるのでしょうか。
 
おそらく、「@学習指導が他塾よりも格段に優れているため」というよりも、「A時代にマッチしたビジネスモデルを他塾に先駆けて構築できたため」に、このような大成功を収めているのだろうと思います。
ネットの記事では、@A共に優れているトーンで書かれていますが、現実は@にさほどの成功要因はないと思います。
 
都立など公立中高一貫校の受検対策については、今でもそうですが、大手進学塾はあまり積極的ではありません。
都立中高一貫校だけでも毎年1万人程度が受検するのですから、マーケットとしては決して小さくないものの、やはり適性検査の出題範囲が私立入試に比べて狭く、大手進学塾にはビジネス上の旨味が少ないからだと言われます。
大手進学塾においては、私立希望者が減り、都立希望者が増えるような事態となると、経営危機に直面しかねないのです。
 
相応のマーケット規模がある都立中高一貫校の受検において、このような大手進学塾が手を出さずに見ているだけの中、「ena」はいち早く都立中高一貫校受検対策の指導体制を整え、「都立に強い」という看板を立てながら多数の教室を急速に展開できたのです。
まさしく、ビジネスの成功例だと思います。
 
「ena」は、東京都内に193教室を展開しています。
JRや私鉄各線の駅ごとに隈なく小規模の教室網を拡げていて、交通アクセスを良くすることで、とにかく「多くの子供を集める」ことに軸足を置いた戦略を取っています。
 
比較のために「SAPIX」の教室を見ると、東京都内には21教室しか展開していません。
これは、難関私立中学への高い合格率の維持を重視し、多くの子供ではなく、優秀な子供を集めることに命題を見出しているので、多くの教室を各地に設ける必要性がないためでしょう。
 
このように、大手進学塾が手を出さない都立中高一貫校という相応規模のマーケットに狙いを定め、とにかく多くの子供を集めるという「質より量」の戦略で、都立中高一貫校の合格者数を一気に増やすことに成功したのです。
 
「都立中高一貫校の合格者が増える」→「都立中高一貫校の志望者が集まる」→「塾生が増える」→「都立中高一貫校の合格者が増える」→「都立中高一貫校の志望者が集まる」→「塾生が増える」→・・・・
毎年毎年、この好循環に乗って規模を拡大しているのです。
 
冷静になって考えると、「ena」の合格率は、一般的に公表される受検倍率とさほどかわらないはずです。
これは確率論を常識的に考えれば簡単に推測できることです。

1教室から20名(※)が受検したと仮定すると、193教室全体で3,860名となります。
合格者が624名なのですから、合格率は6.19となり、今年の10校平均受検倍率の6.22倍とほぼ同じとなります。
そもそも、「ena」は合格者の4割強とほぼ半分を占めるのですから、確率統計の常識で、「一般的に公表される受検倍率」≒「enaでの合格率」となっているはずなのです。
(※)世田谷区を例に想定しました。「ena」は世田谷区内に10教室を展開中です。一方で、世田谷区立小学校は64校です。「ena」1教室で、6〜7小学校をカバーする配置であり、1小学校から「ena」に通う3名程度が受検すると見ると、「ena」1教室で20名程度となります。
 
 
★ やはり大切なことは・・・

「ena」に入塾すれば、合格できるのではないか・・・。 
「ena」の合格者数を見れば、誰もがそのような錯覚に陥るように思います。
 
しかし、現実はそれほど甘くはありません
上述の通り、「ena」での合格率はおそらく6〜6.5倍と、受検倍率とさほど変わらないはずです。
「塾の規模が大きくなり塾生が増えていることが背景で、合格者数が増えている」と、冷めた目で見ておくことも大切です。
 
やはり合格を目指す上で最も大切なことは、塾に頼ることではなく、子供が意欲的に勉強することなんだろうと思います。
意欲がなければ、塾のノウハウや教材も上手く活かされません。
意欲のある子供は、どのような塾でも、極端に言えば塾に行かなくとも、合格に近づけるはずです。
 

 

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