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ますこ
1年間フランス・オルレアン大学語学留学 フランスに魅せられて2012年ワーキングホリデーにて再渡仏 その後フランス人パートナーとPACS そして2014年3月、Vie privée et familialeを取得。 2016年10月に結婚しました。 現在オーベルニュ地方在住、市役所関連機関にてCDDで働いてます。 ライティング業務はお休み中。 フランスでのリアルな生活やフランス旅行に役立つ情報 そして在宅ライティングに関することをご紹介します♪
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2015年01月08日

シャルリー・エブド社の銃乱射について




※長いです。そして個人的意見です。
※不快な思いをする方もいらっしゃるかも知れませんので、ご注意ください。
※知識不足、説明不足な点もあるかと思いますのでご容赦下さいませ。




フランス国内はもちろん、日本でも大々的に報じられているシャルリー・エブド社での銃乱射事件。


まずはこのシャルリー・エブド社について。

彼らの新聞は宗教や政治に関する風刺画が有名。

しかも、その内容は過激なものばかり。


決してイスラムに対するものばかりという訳ではなく、

キリスト教だって十分すぎるくらいテーマとして取り上げられています。
(信仰深い人にとっては不快なものばかりでしょう。)

何個か風刺画をブログに載せようかとも思いましたが、

日本で生まれ育った私にとっては、かなり抵抗を感じるものばかりですので割愛。

(ブラックユーモア、とでも言いましょうか。しかしいつまでたっても馴染めません)





そして1月7日午前11時半ころ、パリにあるシャルリー・エブド社に覆面の男性2人が乗り込む。

カラシニコフと呼ばれる自動小銃を持って。




犯人は風刺漫画家や記者、警官など12人の命を奪って未だ逃走中。



と、書いたところでニュースをチェックしていたら、1人出頭したとの報道。

残るは実行犯の2人。



パリ住民はもちろん、犯人が野放し状態でフランス国内は不安に包まれています。


そしてこの事件で命を落とした12人と重症を負った4人への哀悼の意を込めたデモや集会も。

また彼らの家族のことを思うと、胸が苦しくなる。



しかし、この事件について、少し腑に落ちない点が一つ。


フランスでFacebookをやっていて、かつフランス人の友人が居る人は

この画像に見覚えがあるのではないでしょうか。






Franceinfo


哀悼のメッセージと、表現の自由への戦い。

昨日から自分のプロフィール画像をコレに変えているフランス人続出。




こんなバージョンも。



LE PLUS


だけどちょっと待って。

何だかメディアの情報に翻弄されていませんか??



「これは表現の自由への冒涜だ!」という意見もあるかもしれません。


「自由に報道出来ない環境なぞ言語道断!」という方もいるでしょう。





確かに、そうだと思います。




「何かを批判したからと言って、それが命を奪う理由になってはいけない」

全くその通り。




でも、なぜ今回、ここまで騒がれるのかに疑問を持たずにはいられない。

例えば、約3年前、ユダヤ人学校が襲撃され、教師と生徒が殺害された事件。


フランス全土が震え上がった事件だが、ここまで騒がれただろうか??

大きな話題になったことは確かだし、殺害された人たちのことを思って多くの人が涙したことでしょう。

しかし、フランス各地でデモが起きるほどではなかったのでは??




では、今回の事件との違いは?

殺害された人の人数?人によってはそれもあるかも知れません。
(事件の重大さを亡くなった人の数で決めるのはいささかナンセンスだと感じるのは私だけでしょうか。)

ある程度名の知られた風刺画家だったから?



いや、もっとも注目すべきは、きっと「表現の自由」なのでしょう。



政治や宗教を面白おかしく皮肉っていたシャルリー・エブド社が襲われたからこそ、

フランス全土でデモが起きる。

「Je suis Charlie」の名のもとに、表現の自由を叫ぶ。


そりゃあ、報じているのは同業者のマスコミですから、

表現の自由に焦点が当たることもよくわかる。


それに殺害された記者や風刺画家もきっと「表現の自由」を守りたかったんだろう、と推測することもできる。



しかし、ですよ。


では殺された警察官の想いは?

彼らは勤務中で、常に危険と隣り合わせで、いつ事件に巻き込まれるかわからない。

いわゆる「殉職」という形で、仕事だから仕方ないと割り切れるのか。


メディアでは警察官について触れられることがあるものの、ほんのわずか。

彼らは「職務を全うして亡くなった」とでも言いたいのか。


警察官だって、一つの命。

風刺画家は仕事中に殺されてしまい、無念が残る、表現の自由を!

警察官は職務を全うしたから立派に旅立った、「果たすべき任務は果たした」



なんて単純な思考にはもちろんならないだろうけれども、

昨今の報道の仕方にはどうも納得がいかない。



シャルリー・エブド社の記者や風刺画家、そして警察官

亡くなった方々全員に、平等に、哀悼の意を。



可能性の一つとしての議論ですが、

もしかしたら犯人は大々的に報道されることを喜んでいるかもしれない

という可能性も忘れてほしくはない。






そして残念なことに、ブログを書いている間にまたしても銃撃事件。

今度は女性警官と市職員がパリ郊外のMontrougeモンルージュにて発砲され、重体。
(命に別状がなければ良いのだが…)



フランスはどうなってしまうのか。











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