2015年03月06日
みずの思い出と東京水
私が幼い頃、幼稚園位かそれ以下だったと思います。まだ海を知らない頃でした。
大雨が降って近くの川が濁流となって流れていました。川の名前は福岡市の那珂川です。
その時は大きな川と思いましたが、日本の中でも小さな川です。その時思った事を今でも覚えています。
「こんなに沢山の水が流れ込む先は何処なんだろう。一杯になって溢れてしまわないのだろうか。」
その後少し大きくなって、海があり、その海から太陽の熱で一部が蒸発して、雲に雨になり、
地上へ降ってくるのだと言う事を知りました。
しかし大人になって更に詳しい事を知ることで全く驚いてしましました。今では大多数の人が認識していますが、
地球上の水は全体で14億km3有り、その内の約97.5%が海水で淡水は約2.5%しかありません。
海水が蒸発して海以外の所にある水の総量です。しかしこの2.5%の内訳は約1.7%が南極や北極、
氷河の氷、約0.8%は地下水、人間が普通に見ている、河川水、湖沼水はなんと0.01%なのです。
アマゾン川をはじめとする世界の巨大河川、北米五大湖をはじめとする巨大湖等の水の総合計が
なんと地球上の全水量の0.01%なのです。
100年位以上前はこれだけの水で十分でした。近年工業が盛んになり淡水を大量に使うようになりました。
また人口が爆発的に増え、一人当たりの水の使用量も増えてきたため、世界的な水不足の状態になってきているので
す。地下水の利用も限界があります。そこで必然的に、ほぼ無尽蔵にある海水を利用するようになってきたのです。
海水を汲み上げ、これから淡水を作る方法には主に2通りの方法が使われています。一つは自然が行っているのと同じ
原理ですが、海水を温めて蒸発させ一旦水蒸気にした後冷却して水にする方法です。もうひとつは逆浸透(RO)膜を使
う方法です。この膜の製造には高度な技術が必要で、日本のメーカーが得意とするところであり、世界をリードしていま
す。詳しい情報は後日またご紹介して行きます。
人間が活動するには必ず水が必要ですが、その水が必要とされる綺麗さは、半導体製造用の水が最もきれいな水、
H2Oに限りなく近い純粋が要求され主に逆浸透膜法で作られています。しかし人間が飲む水としては純粋なものは逆
に味がまずく感じ、若干の「不純物」が入っていた方がいわゆる味が良くなるのです。
最近ミネラルウオーターを購入している人が増えましたが、水道局も、最近高度処理と呼ばれる活性炭処理やオゾン処
理が導入し大変いい水になりました。東京は水道水をペットボトルに入れて「東京水」として販売しているほどです。
水道の水が安心して飲めることは世界に誇れることですね。
大雨が降って近くの川が濁流となって流れていました。川の名前は福岡市の那珂川です。
その時は大きな川と思いましたが、日本の中でも小さな川です。その時思った事を今でも覚えています。
「こんなに沢山の水が流れ込む先は何処なんだろう。一杯になって溢れてしまわないのだろうか。」
その後少し大きくなって、海があり、その海から太陽の熱で一部が蒸発して、雲に雨になり、
地上へ降ってくるのだと言う事を知りました。
しかし大人になって更に詳しい事を知ることで全く驚いてしましました。今では大多数の人が認識していますが、
地球上の水は全体で14億km3有り、その内の約97.5%が海水で淡水は約2.5%しかありません。
海水が蒸発して海以外の所にある水の総量です。しかしこの2.5%の内訳は約1.7%が南極や北極、
氷河の氷、約0.8%は地下水、人間が普通に見ている、河川水、湖沼水はなんと0.01%なのです。
アマゾン川をはじめとする世界の巨大河川、北米五大湖をはじめとする巨大湖等の水の総合計が
なんと地球上の全水量の0.01%なのです。
100年位以上前はこれだけの水で十分でした。近年工業が盛んになり淡水を大量に使うようになりました。
また人口が爆発的に増え、一人当たりの水の使用量も増えてきたため、世界的な水不足の状態になってきているので
す。地下水の利用も限界があります。そこで必然的に、ほぼ無尽蔵にある海水を利用するようになってきたのです。
海水を汲み上げ、これから淡水を作る方法には主に2通りの方法が使われています。一つは自然が行っているのと同じ
原理ですが、海水を温めて蒸発させ一旦水蒸気にした後冷却して水にする方法です。もうひとつは逆浸透(RO)膜を使
う方法です。この膜の製造には高度な技術が必要で、日本のメーカーが得意とするところであり、世界をリードしていま
す。詳しい情報は後日またご紹介して行きます。
人間が活動するには必ず水が必要ですが、その水が必要とされる綺麗さは、半導体製造用の水が最もきれいな水、
H2Oに限りなく近い純粋が要求され主に逆浸透膜法で作られています。しかし人間が飲む水としては純粋なものは逆
に味がまずく感じ、若干の「不純物」が入っていた方がいわゆる味が良くなるのです。
最近ミネラルウオーターを購入している人が増えましたが、水道局も、最近高度処理と呼ばれる活性炭処理やオゾン処
理が導入し大変いい水になりました。東京は水道水をペットボトルに入れて「東京水」として販売しているほどです。
水道の水が安心して飲めることは世界に誇れることですね。
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