Taigaのささやき

最近下記氷屋さんで長蛇の列で大人気の店が時々テレビで見掛けます。

お店で出されるかき氷はふわふわで口の中で瞬時に溶ける。この口あたりが良さが評判なのです。

しかし家庭で作ったかき氷はじゃりじゃりしている。

この違いの１つめのポイントは氷の違い。

家庭の氷は冷蔵庫で一気に凍らせてつくりますが、
お店のかき氷は氷そのものの製法が違うので透明できれいなのです。
長時間を掛けて、ゆっくり凍らせながらつくっています。
高級なかき氷店の氷は天然の氷を使っているところもあるそうです。
またかき氷とするとき一定の硬さを出すため温度管理（柔らかくなるまで温度をあげる）がされているそうです。

一方家庭で水道水を凍らせた物は普通は全体に泡が多く特に中央部が白くなっていますね。
これは水道水のなか入っていた不純物（ミネラルや塩素、溶けていた空気）などが
氷が結晶化する時にそのまま取り込まれた結果です。空気は中央部に押し込まれています。

従って、かき氷用の塊の氷を作る時は、市販の国産ミネラルウオーター、浄水器を通した水、
道水を一度煮沸した水を使った方がいいでしょう。

２つめのポイントはどれだけ薄く削られているかです。

氷の方は上にも述べた通り温度が重要ですが、刃の違いも大きいのです。
つまりお店の方は刃の材質、砥ぎ方、管理の仕方も違うのだから極薄い氷がかける。
しかも氷には縦と横があり、縦の結晶方向に沿った削り方をしているそうです。

前置きが長くなってしまいましたが、これからが本題です。

では普通の家庭用かき氷器で「ふわふわかき氷」を作るには、どうしたらよいか。
これには、柔らかい氷程薄く削れ易くなることが知られていますので、以下の２つの方法があります。
（NHKためしてガッテン、2016.8.24）

１．電子レンジを使う方法
　冷凍庫から出した氷を
　�@電子レンジで３０秒（６００Wの場合）加熱
　�Aそのあと… 表面全体がぬれるまで放置（３〜５分が目安）
　（※常温のみであたためる場合、放置時間は１５分が目安です。）

２．砂糖水を使う。
　水は温度が下がると、水の分子間の引き合う力が強くなり、この結合力で氷が硬くなります。
　砂糖が溶けた水は水より大きな砂糖分子が均一に水分子の間に入り込むので柔い氷になります。
　砂糖の量は水の１割程が適当。どんな砂糖でも良いそうです。



水道水や外国製のミネラルウオーターはかき氷用の水としてはお勧め出来ませんね。

なお市販の（氷屋さんの）色々な氷に興味がある人は動画をどうぞ

家庭で作るにはここから。

スケート、刃、氷についてはまたの機会に”ささやき”たいと思います。