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ビール「中ジョッキ2杯」で記憶力の低下、脳年齢プラス6歳老ける

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毎日のビールが日課になっていませんか?「最近物忘れが激しい」のは、毎日のアルコールが原因かもしれません。

英ロンドン大学で、中年男性のアルコール摂取量と記憶能力の関係についての研究結果が発表されました。7000人の男女を対象に毎日アルコールを摂り続けた場合、どのように認知能力に影響するのか、20年間という史上初の長期間に渡る研究が行われました。

結果、中ジョッキ2杯のビールで記憶力の低下が確認されたのです。さらに老化がスピードアップ、アルコールを飲まない人に比べて、脳が6歳も老けるということが明らかになりました。一方女性にもアルコールによる認知能力の低下は認められましたが、男性ほど顕著な結果ではなかったということです。

歳をとると物忘れが多くなるものですが、毎日のアルコールがそれを加速させるということです。

アルツハイマー病においても、アルコールを毎日飲むことで、その発症を5年早めるというのですから、ただのビールだと甘くみてはいけないということですね。

因みに1日1杯のワインは認知症リスクを下げることが報告されています。

この研究内容は米journal Neurology誌に掲載されました。





善玉が悪玉コレステロール”に変わるとき→心臓を守るどころか悪化させる

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健康診断の際、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の値は気になるが、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の値を気にする人は少ないだろう。むしろ善玉は増やしたいと思うかもしれない。しかし最新の研究で、善玉コレステロールはそれほど“善”とは言えず、むしろ“悪”と化すことすらあるとわかった。

HDLコレステロール(善玉コレステロール)は機能障害に陥ることがあり、その保護的な特性を失うと炎症を広げたり、動脈を詰まらせたりするという。高度な心臓疾患治療で有名な、米クリーブランド・クリニックのStanley Hazen博士率いるチームは、薬で善玉コレステロール値を上げようと試みたが、全ての治験が失敗に終わり、その結果皮肉にも被験者の健康状態は改善したという。

そもそも善玉コレステロールにはアポリポタンパク質 A1が含まれ、アポリポタンパク質 A1こそが、善玉コレステロールが心臓を守る所以とされる物質である。ところが同博士らは、動脈壁にあるアポリポタンパク質の大部分が酸化し、心臓血管に対する健康効果がないどころか、冠動脈疾患を悪化させる事実を発見した。

博士らは627人の心疾患患者の血液を採取したところ、機能不全に陥った善玉コレステロール値が高い人は、より高い心臓病のリスクを抱えていることがわかった。どうしてまたどの様に善が悪へと化すのか、全容は明らかになっていないが、「アポリポタンパク質 A1の構造を解明し、病気を予防するはずのものが病気を悪化させるものに変わるプロセスを探ることが第一歩」として、今後も研究を続けていくと博士は述べている。

善玉コレステロールは豆やオート麦、ニンニク、玉ねぎ、脂分の多い魚、オリーブオイル、アボカドなどに豊富に含まれており、いずれも体に良いとされている食べ物ばかり…食べるものがなくなる前に是非とも“善→悪”の原因追求とその対策を教えていただきたい。





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