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安全地帯・玉置浩二の音楽を語るブログ、管理人のトバです。安全地帯・玉置浩二の音楽こそが至高!と信じ続けて四十年くらい経ちました。よくそんなに信じられるものだと、自分でも驚きです。
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2021年03月20日

『安全地帯VIII 太陽』


長期活動休止前のラストアルバム、安全地帯八枚目『安全地帯VIII 太陽』です。

「心をこめた歌がたくさんできました。」

当時(1991年12月)の帯に書かれていた言葉です。わたくし今回一字一句正確に転記するために、帯をしまっておいたCDケースの内側を空けようとして、当時のケースを少し壊してしまいました(泣)。当時ものですからこのままにしておきますけど、これでしばらく帯も取り出すことはないでしょう。この言葉は、当時レコード店に貼られていたポスター(ジャケットと同じ写真)にも書かれていました。

心をこめた歌……安全地帯の歌はもちろんすべて心がこもっていますので、よく考えれば当たり前のことを言っているにすぎないんですけども、そう書くからには普段にもまして心がこもっているのかもしれないと、期待感がドカッと上がりました。キティレコードのコピーライターのせいです(笑)。

この白黒写真……安全地帯のジャケットはモノトーンかそれに近いものが多かったですから、違和感はありませんでした。むしろ『夢の都』がドッキリの派手さだったのです。

さらに前作からかわって、サポートメンバーにBAnaNAが復活しています。「太陽」だけですけども。のちに玉置ソロでよくお名前を見かける藤井丈二さんも同じく「太陽」でパーカッションを担当しています。ストリングスは金子飛鳥グループ、現在ではマレー飛鳥というお名前で活動されているバイオリニストのグループです。

わたくし、当時何かの事情で、たぶんバンドでチケットノルマとかにつぎ込んじゃったとかそんな理由なんだと思うんですが、1991年内に聴くことができず、年明けに購入した記憶があります。ポスター自体はまだ暑い時期から貼っていたと思います。お!金残しておかないと!と思ったけどもなかなか出ないので待ちきれなかったのでしょう。おかげで、「1991年からの警告」を1992年に聴く羽目になりました。

世の中がバブル崩壊(1991年)で、何かが起こったらしいということはなんとなく察していましたが、だから何なの?という気分でもありました。今までだって不景気はあっただろうし、二〜三年でまた持ち直すでしょ、というお気楽さがまだあったように思います。街は相変わらず元気でしたから、肌でその恐怖を感じることは不可能でした。

16.4万枚(Wikipediaより)、これが安全地帯にとっていかに厳しい数字であるかは明らかです。なにしろ前作から10万枚近くも落としています。事務所を設立し、新体制で臨んだこの渾身のアルバムは、ついにセールス的な成功をおさめることはありませんでした。体制の変化によって安全地帯の音楽性が上がるとか下がるとか技量に変化があるとかは考えにくいですので、とにかく時期が悪かったというほかはないのですが、それは30年も経ったいまだからこそ言えることで、その渦中にいた安全地帯にとってはこれがどれほど深刻だったか、察して余りあるものがあります。

もちろん、発売前からそんなに売れないとわかるわけはないですから、このアルバムにおさめられた曲たちが一種暗いイメージをまといがちであるのは、バブル崩壊とかセールス不調とかとは関係ないはずです。ですが、あの頃の薄い記憶と、このアルバムの印象とが相まって、90年代ってモノトーンの時代だったなー、と、わたくしにズシーンとした何やら重いイメージを抱かせるだけの、とんでもない影響力をもったアルバムだったのです。だって安全地帯このあと10年も活動しなかったんだもん!

では、一曲ずつの短いご紹介を。

1.「1991年からの警告:タイトルからもわかるバリバリの世紀末ソングです。
2.「太陽:タイトルナンバー、もの凄い迫力の、民族音楽、ワールドミュージック的な曲です。
3.「花咲く丘:静かで、やさしさが悲しく感じられるバラードです。
4.「いつも君のそばに:シングル曲です。キャッチーですが、派手でないです。
5.「俺はどこか狂っているのかもしれない:切れ味するどいロックですが、当時吐き捨てるような歌い方に驚きました。安全地帯新機軸でしょう。
6.「SEK'K'EN=GO:はやくも新機軸第二弾とでもいうべき切れ味ロック曲で、立て続けにきました。当時前曲とこれは馴染むのに時間がかかりました。
7.「エネルギー:これも切れ味ロック第三段ですが、最初に気に入ったのはこの曲でした。この曲がなければ、前二曲を理解できた自信がありません(笑)。
8.「ジョンがくれたGUITAR:アコギロックです。この格好良さ、望郷的な歌詞の寂しさに圧倒されます。
9.「朝の陽ざしに君がいて:問答無用の安全地帯ラブソングバラードです。初期のうちからいい曲!と感動できる曲だと思います。
10.「黄昏はまだ遠く:安全地帯が抱いた夢、この後の崩壊、そのすべてを表現するような壮大ロックバラードで、うっかり聴くと泣けてきます。「太陽」と並ぶ迫力があります。

前述したとおり、このアルバムは10年間強も安全地帯最新作であり続けました。それどころか、最終作だったんじゃないか、このまま安全地帯はなくなるんじゃないかと思わせる雰囲気バリバリの、悲愴なアルバムでした。わたしはこのアルバムが最高傑作と確信するに至るまで、このアルバムを10年も聴き続けたのです。そうして『安全地帯V』ころの派手さが、かえって悲しく感じられる段階に至ったのです。つらいつらい、忍耐と成長の10年間でした。

ともあれ、春頃にこのアルバムを扱うとコメントで申し上げておりましたので、間に合ってよかったとホッとしております(笑)。次回以降、一曲ずつの解説を始めてまいります。どうぞよろしくお願いします。


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感想(0件)


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この記事へのコメント
この二枚のアルバムは、unpluggedぬきには真価がわからないようにできていたのかもわかりませんね。安全地帯はライブバンドだと、わかっていたのに、わかっていなかったような感覚を味わいました。

いえいえ、愚痴だなんてとんでもないです、というかわたくし安全地帯じゃないですけど(笑)。そうですねー、わたくしもこの二枚の扱いは、他のアルバムと明らかに違いました。今でも違います。XIとXも違います。XIから先も違います。たぶん、十年くらいが周期で、そのたびに新しい安全地帯を味わえるようにできている、そうなったんだと思います。

カリント工場は、あれ、玉置さんが録音したんじゃないのって感じです。じっさいそんなことを思わせる記述が『幸せになるために生まれてきたんだから』にはあるんですが、レコーディングの機材を歌手が自分で使ったらああいうふうになったんだと思います。シャウトは、割れてるくらいでいいとお思いになったか、使い方がイマイチだったのか……。現代の機材とちょっと事情が違うでしょうから(当時の機材のことをわたくしちゃんと知っているわけじゃないですが)、他楽器とのバランスの問題でそれをうまく回避できず、あえてああしたという可能性もあるでしょう。

「SEK'K'EN=GO」、やたら最近あたまの中でグルグル回ります(笑)。これはさっさと記事を書けと神が私に命じているのでしょう。ちょっと頑張りますね。コメントありがとうございました!うれしかったですよ。
Posted by トバ at 2021年04月27日 21:18
アルバムZ、[は、半年程前に初めて聴きました。
正直に書きます。購入前にサンプル視聴で聴いた時、え?普通のロックじゃん、と感じてしまい最初は買う気になりませんでした。教科書的な、参考書的な感じにどうしても聴こえていました。ロックってこんな感じのあったよね、とか、こういう風にキーを変えていくよね、アクセントってこうやって入れるんだよね、という王道。綺麗にまとめ過ぎた演奏、歌声にしか聴こえず、ロックなのに大人し過ぎる、はみ出ていない、だからつまらない、と聴こえておりました。シャウトしていても丁寧過ぎて迫力に欠ける、と。。。
若い頃の曲は、曲の展開が速くて、飽きさせない、そういう感じが好きだったのですが、それもなくなったような、メロディの繰り返しが多くなり、、、。ほぼグチになっているのではないかと心配です、笑。

たまたま、YouTubeでアンプラグドライブを聴いて、度肝を抜かれ、あぁ、こういう風に演奏したかったのね、歌いたかったのね、これなら聴けると(上から目線で申し訳ないのですが笑)、それ以来、どちらのアルバムも聴けるようになりました。やはり聴いている時は、頭の片隅にあのライブ映像と音があります。
シャウトの大人しさについても、数ヶ月前に、かりんと工場の〜を聴いて、声が飽和している?音が割れている?あまり音質良くないな、と。それを避けるためなのかな、と。アルバムはある程度まとめないといけない、というようなコメントをされていた覚えがあり、そういうものなのかな、と。

ネガティブなコメントを書いておりますが笑、特に[は、安全地帯のアルバムの中でトップ3を争う程のお気に入りです。聴いていくうちに、曲の構成が素晴らしいと感じるようになりました。
ちなみに好きな曲はいくつかありますが、ダントツでセッケンゴーです。贅沢な曲ですね。解説、楽しみにしています。
Posted by マス at 2021年04月26日 13:34
おお、春に間に合いましたよ!これで安心して一気に休むことのないよう気をつけます(笑)。最初書き始めた頃は、最新に追いつくまで五年くらいはかかるなーと思ってたんですが五年なんて全然ムリで、やっとここまできたかという気分です。ちょっと尻を叩いていただくくらいでちょうどいいみたいで。

コメントありがとうございます、じゃあ、楽しみにしてますね!通勤中にお読み頂いてると思うとちょっと責任感じるような!なんだか不思議な気分です。へたな記事を読んでスーパーブルーな気分で出勤とかにならないよう頑張ります。
Posted by トバ at 2021年03月27日 12:04
投稿がとてもテンポ良くされていらっしゃると思いましたら、やはり春に[を、と言うお言葉を気にされていらっしゃったのですね、大変申し訳のない事を致しました!

これまでも数日に一度はこちらのHPをチェックさせて頂き、それぞれの曲の解説を楽しく拝読致しております。コメント入れたいのですが、まとまった時間がなくコメントを入れられない状況です。きちんとコメントしたいので(笑)4月下旬か末頃になりそうです。ただ、記事はその都度読ませて頂いております。通勤中に、ひとりニヤニヤしながら。
感謝のご挨拶を、取り急ぎさせて頂きました!
では、楽しみにしております。
Posted by マス at 2021年03月26日 22:23
「太陽」歌ってましたね!「虹色だった」とか「ラン・オブ・ラック」とか、思わず「なにィ!」とキャプテン翼みたいな反応をしてしまうくらい珍しい選曲でした。とりわけ「太陽」には、すげえええ!と驚きました。

そうなんですよ……1992年、たぶんお年玉とかでやっと買ったんだと思います。お子様でしたから。うーむ。

それにしても、『夢の都』のときもそうでしたが、お好きな曲から察するに、当時のわたくしなど比べ物にならない安全地帯理解に驚きます。これは気合を入れねば!おじさん頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします!
Posted by トバ at 2021年03月20日 22:18
こんにちは。1992年に聴いたっていうのウケました笑
当時は売れなかったのかもしれないけど、私は安全地帯のアルバムの中で一番これが好きです。特に好きなのは「1991年からの警告」「太陽」「SEK'K'EN=GO」「エネルギー」です。でも全部好きなので解説楽しみです。太陽は、最近玉置さんがテレビで歌ってました。安全地帯の演奏じゃなかったけど…。
Posted by at 2021年03月20日 21:46
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