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2020年08月13日

男性必見『妻語(つまご)を学ぶ』(黒川伊保子:著・幻冬舎:刊)




理系の大学を出て人工知能(AI)の研究開発に携わった作者が
男性脳と女性脳について語っている著書です。

特に女性脳を理解して、女性はこういう考えをするものだと
思って接すれば、男性諸氏はうまく生きられると説いています。

私も思わず頷いてしまいました。
この作者の著書をいくつか読みましたが、もっと早く読んでいれば
ここまで嫁さんを怒らせることは無かったのにと悔やんでいます。

また、一方でここまでしないと女性には満足してもらえないのかと
思うと悲しい気にもなったりします。

でも、反省することが大きいので、この歳になりましたが
今からでも、嫁さん=女性の思考回路を理解して接していこうと
思っている日々です。

18のケースについて、具体的事例を書いて、NGワードとOKワードが
書かれています。

そのいくつかを紹介したいと思います。

【事例@】
女性:「これするの、大変なんだからね」と口にする。

<NGワード>
男性:「じゃ、やらなくて良いよ」
<OKワード>
男性:「きみのそれがあるから、僕はなんとかやっていける。
    いつも、本当にありがとう」と返す。

女性がやっていることを軽いものとか、別の誰にでもできるものと
怒って答えるのは最悪。
感謝の言葉を伝えることが重要。

【事例A】
女性:「あなたって、どうしてそうなの?」と
    答えようのない質問をする。

<NGワード>
男性:してしまったことの理由の正当性は意味がない
<OKワード>
男性:「嫌な思いをさせたね、ごめん」と謝る。

女性は、「なんで?」「どうして?」など、答えようのない
質問をすることがある。これは、理由を聞いている訳ではない。
嫌な気持ちにさせてしまったことを謝るのが正解。

【事例B】
アドバイスしていたら、逆ギレされた

<NGワード>
「君も〇〇が悪い」と公平に評価したり、「で、結論は?」
「要するに」と話の腰を折ったり、感情を排除して問題を
解決しようとするのは駄目。
<OKワード>
「きみの気持ちは、痛いほどわかるよ」と声をかける。

女性は、単に共感を持って欲しいだけ。
アドバイスは求めていない。

その他、
〇何度も謝ったことなのに、過去を蒸し返す
女性は、過去の出来事を再体験できるものらしい。
過去の記憶を、一瞬にして思い出す。
こんな場合は、「つらい思いをさせたね」と、言い続ける。

〇行き先や帰宅時間を尋ねたら怒り出した
女性は外出することを責められていると思うらしい。
なので、責めている訳ではないことを伝える。
「心配するだろう?」と優しく声をかける。

男性の皆さんも、ひとつやふたつは心当たりありませんか。
私は、全部当てはまり、昔はNGワードの連発していました。

今は、少しだけかもしれませんが、嫁さんの気持ちを理解
できるようになり、OKワードで返せるようになったと思います。

ですが、本書にも記載されていますが、過去のことを何度も
ほじくりだされて今でも嫌みを言われることもあります。

嫁さん、ごめんなさい。

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