2020年08月23日
『1分で信頼を引き寄せる「魔法の聞き方」』(渡辺直樹:著、朝日新聞出版:刊)を読んで
『1分で信頼を引き寄せる「魔法の聞き方」』(渡辺直樹:著、朝日新聞出版:刊)を
読みました。
著者は、コールセンター歴20年の心理カウンセラーです。
コールセンターと聞いただけで、顧客のクレーム対応が大変な
職種で、ストレスが半端ではないかなと思ってしまいます。
その職を20年以上も経験されているとは、凄い人だと
思いました。
心理学を学んでおられるようで、ストレスを回避できる術を
身に付けられているのではと興味を持って読みました。
9割の人は、人の話を10%も聞けていないと筆者は言っています。
本を読んで行くと、その通りだと気付かされます。
結論ですが、「魔法の聞き方」は
@相手の気持ちを受け止めること
A相手に「聞いている」と伝えること
の二つだと述べています。
まさにその通りだと思います。
相手の立場に立って、共感を持って話を聞けていないことが
多いと思います。
また、聞いているつもりになっていても、相手が聞いてくれていないと
思われてしまったら、駄目だということです。
とはいえ、頭の中では分かっていても、やはり努力しなければ
出来ないということも分かりました。
四六時中意識する必要は無く、ここは聞くべき所という場面だけ
努力すれば良いというのは救われる言葉でした。
ノウハウ的な内容も書かれていて、参考になる部分が多いです。
また、なぜか納得してしまった記載がありましたので転用させて
いただきます。
恋人やパートナーとのいさかいの原因の9割は、ささいなことだと
言われます。食べ方が気に入らない、相手が体に悪そうなものばかり食べる、
いつも服を脱ぎっぱなしにしている、トイレのドアを開けたままにする、
ゴミを出してくれない・・・そんなことが多いようです。
朝の挨拶の仕方に始まり、食べ方や、片付けの仕方、掃除の仕方、健康法に
いたるまで、私たちは幼少の頃から、それぞれの家庭で、養育者や周囲の
大人たちから、常識や価値を受け継ぎます。さらのそこから好みという偏見を
身に付けます。
常識は、ある年齢になるまでに身につけたいくつもの偏見の集大成であり
私達は、いつもそれが正しいことだと信じています。だからこそ、常識が
違う相手の話しや意見に違和感をおぼえ、反発をおぼえます。このとき、
人は相手の話を聞けず、ケンカになるのです。
まさにその通りだと思いました。
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