2020年03月29日
『うちの父が運転をやめません』(垣谷美雨:著作、角川書店:刊)を読んで
垣谷美雨さんの作品は、現在社会を等身大で描いていて
”あるある”と思う描写がたくさん書かれており、最近好きになった
作家さんです。
過去に、『定年オヤジ改造計画』、『老後の資金がありません』、
『あなたの人生、片づけます』を読みました。
そして今回、最新作である『うちの父が運転をやめません』
(垣谷美雨:著作、角川書店:刊)を読みました。
昨今、社会問題視されている高齢者ドライバー事故を心配する
息子が主人公で、田舎で暮らしている両親との関わり方を
絶妙に描いている作品です。
都会暮らしの息子は、安易に、父親に免許の返納を迫りますが
車の無い生活が考えられない父親が、頑として拒否します。
父親も、頑固一徹という訳ではなく、息子の意見を取り入れ
車を手放して大丈夫なのか、いろいろな手段を親子で考えますが
なかなかうまく行きません。
田舎では、車は生活の足だけではなく、人生の生きがいの一つに
なっていることを実感させられます。
結末はあえて書きませんが、ほのぼのとした話で進み、ハッピーエンドで
終わります。
また、息子の都会生活に関して、夫婦共働きの悲哀や一人息子との
接し方での反省とかも描かれており、現在社会を見事に表現しています。
主人公は、私と同世代という設定で、田舎出身の私としては、
昔の田舎の描写が的確に表現されていて、うんうんと頷きながら読みました。
お勧めしたい一冊です。
”あるある”と思う描写がたくさん書かれており、最近好きになった
作家さんです。
過去に、『定年オヤジ改造計画』、『老後の資金がありません』、
『あなたの人生、片づけます』を読みました。
そして今回、最新作である『うちの父が運転をやめません』
(垣谷美雨:著作、角川書店:刊)を読みました。
昨今、社会問題視されている高齢者ドライバー事故を心配する
息子が主人公で、田舎で暮らしている両親との関わり方を
絶妙に描いている作品です。
都会暮らしの息子は、安易に、父親に免許の返納を迫りますが
車の無い生活が考えられない父親が、頑として拒否します。
父親も、頑固一徹という訳ではなく、息子の意見を取り入れ
車を手放して大丈夫なのか、いろいろな手段を親子で考えますが
なかなかうまく行きません。
田舎では、車は生活の足だけではなく、人生の生きがいの一つに
なっていることを実感させられます。
結末はあえて書きませんが、ほのぼのとした話で進み、ハッピーエンドで
終わります。
また、息子の都会生活に関して、夫婦共働きの悲哀や一人息子との
接し方での反省とかも描かれており、現在社会を見事に表現しています。
主人公は、私と同世代という設定で、田舎出身の私としては、
昔の田舎の描写が的確に表現されていて、うんうんと頷きながら読みました。
お勧めしたい一冊です。
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