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2020年04月23日

自宅監禁日記(四月廿日)



 予告通り、午後から二週間ぶりに職場に出た。その前に、非常事態宣言下でもたまっていく紙ごみと、プラスチックゴミなどを捨てに行く。行きがけに捨ててそのまま職場に向かうには、量が多すぎた。毎日出勤していれば、少しずつ捨てて行けるのだけど、引きこもり生活が続くと捨てるものがたまりがちである。
 おまけに、外出に際してはマスクの着用が義務付けられており、一度使ったマスクは、最初は差仏消毒と言っていたけど、洗濯してアイロンを掛けた上で再使用するように求められているので、ごみ捨てだけのために使用するのはもったいない。ということで、一度ごみ捨てて自宅に戻って再度出かけたのである。

 ただし、空き缶などの金属ゴミは家の近くに捨てる場所がないので、職場に向かう途中に回り道をして捨てることになる。うちから一番近い金属ゴミや小さな電器製品などのコンテナのあるゴミ捨て場は、フローラの公園のシャントフカ側の出口の近くにある。最近の外出禁止令でごみを捨てる人も少ないかと思ったら、金属ゴミ用のコンテナはいっぱいで入りきらないものが前に積んであった。隣の衣服用のコンテナも同様だったので、前に積んであるゴミを漁っている人もいた。回収の回数が減っているのか、ゴミの量が増えているのか。
 そこからコドーでコーヒーを買うために旧市街の中心のほうに向かう。二週間前よりも開いているお店の数が多く、人出もいつもより少ないとは言え、意外と多かった。ワインを販売するビノテーカが大々的に営業中の看板を出しているのが目を引いた。二週間前にはこんな看板はなかったと思うのだが、うちののはなしでは閉鎖の対象にはなっていなかったはずだという。

 ドルニー広場ではいくつかの店が屋外席のザフラートカの準備を始めていた。この営業が許可されるのは約一月後なのだが、早めに準備を始めたということだろうか。もしかしたら店頭で持ち帰りように販売した料理を、たまたまそこにあった椅子とテーブルを使って食べているんだという理論で客に利用させるつもりで準備していたのかもしれない。よその町でそんな形で食べ物と飲み物を販売していた店が警察の指摘で店の前の座席を撤去したというニュースを見たような気もする。決まりを真面目に守るのもチェコ人なら、抜け道を探すのが好きなのもチェコ人なのだ。
 なんてことを書いたら、オロモウツ市が広場などの市有地に設置されるザフラートカに関して、例年は徴収している土地の使用料を徴収しないことを決めたというニュースを見つけた。それで、早めに場所を確保してしまうと、設置を始めたということだろうか。使用料は取らないとは言え、事前に届け出る必要はあるだろうから、早い者勝ちってことはないかなあ。

 ところで、法律の抜け道探しが好きなチェコ人の代表として、ゼマン大統領の側近のミナーシュ氏が挙げられる。この人の場合には知恵を絞ってというよりは、権力を使っての抜け道探しなので全く好感が持てないのだが、またまた問題を起こした。先週の金曜日だっただろうか。自分が経営するレストランでザビヤチカと言う豚を殺してソーセージなどを作るイベントを、家族だけでなく、外からも人を呼んで行ったらしい。
 本人は、今やらないとブタが死んでしまって実行できなくなるしし、参加者は全員マスクをつけていたから問題ないなんてことを主張しているようだが、公的私的を問わずイベントの開催事態が禁止されていたのだから、マスクをしようがしまいが法律違反ということになる。非常事態宣言下では、犯罪の罪状が重く判定されるから、本来であれば逮捕されてもおかしくない案件のはずだ。オロモウツが封鎖されるというデマを流したということで捕まった女性なんか最大で懲役8年の可能性があるなんていわれていたしさ。

 普段はゼマン大統領に対する配慮で、側近の愚行には、内心はどうあれ言葉を濁して避難することのないバビシュ政権の閣僚達だが、さすがにこの非常事態宣言下では非難しないわけには行かなかったのか、ボイテフ厚生大臣もバビシュ首相も批判の言葉を述べていた。ただ、それほど強い言葉を使わなかったのは、相手がミナーシュ氏だからだろう。警察が捜査に入ったというニュースもあるが、地位を考えると逮捕されることはないだろうなあ。
 コロナウイルス対策に、個人個人で自分のできることを探して、あの手この手でいろいろなことをしているチェコ人の中にも、どうしようもないのはいるのである。特に社会的地位の高い連中にそんなのが多い。まあ現場の頑張りを地位の高い連中が台無しにするのは、日本も同じか。
2020年4月20日24時。






https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/










posted by olomoučan at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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