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2018年09月25日

オロモウツ勝った(九月廿三日)



 やっと、やっとである。久しぶりに、今シーズン初めてホームでシグマ・オロモウツが勝った。これで第九節まで終了して2勝目、引き分けは一つもなく、7敗、勝ち点6で順位はしたから2番目の15位。このままいけばまた二部への降格である。去年の今頃は、二部から上がってきたばかりだったというのに、二部での好成績をそのまま一部にも持ち込んで、2位か3位にいたはずだから、天国から地獄である。監督のイーレクの解任のうわさなんかもあって、チーム状態も試合の内容も悪化しているようだった。
 不調の原因の一つとして解説者達が挙げていたのは、予選とはいえヨーロッパリーグに久しぶりに出場したことで、去年予選なしで本選から出場した初出場のズリーンがヨーロッパリーグでなかなか結果を出せなかっただけでなく、チェコリーグでも成績が上がらず最後まで残留争いをすることになったのに、チェコリーグに集中できている今年は開幕から好調で上位につけているのを考えると、間違いではないのだろう。だから、ヨーロッパリーグの予選で敗退した後は、調子を取り戻せるかと期待したのだが……。
 去年の好成績が、チームの実力だけではなく運にも助けられたものだというのは重々承知していたし、冬の移籍期間に攻撃の中心の一人だったホリーがプルゼニュに移籍して以降、得点力が落ちて秋と比べたら成績を落としていたから、今シーズンは苦戦することになりそうなのは、昨年ほどのスタートダッシュは期待できないのはわかっていた。わかっていたけどオロモウツのチームには期待してしまうのが、オロモウツの人間の人情というものである。

 考えてみれば、今年はクジ運も悪かった。第一節と第三節のホームでの最初の二試合が、スラビアとプルゼニュという現在チェコリーグで最強の座を争う2チームである。それでも始まるまでは、勝てるかもしれないなんてことを考えていた。それが……。
 スラビアには0−3で負けたが、オロモウツやスラビアの選手たちの試合後のコメントからは、点差ほどには内容に差はなかったような印象を受けたから、相手が変われば結果も変わるだろうと、この時点ではあまり心配していなかった。第二節のムラダー・ボレスラフでの試合で、前節のうっぷんを晴らすように4−0で勝ったし、ヨーロッパリーグのアルマトイとの試合も二連勝で勝ち抜けたからさ。

 その後、第三節はホームでプルゼニュに0−1で負け、第四節でスロバーツコにアウェーで1−3で負けた。チェコリーグの試合は見ていなかったが、ヨーロッパリーグの予選セビージャとの試合を見る限り、それなりに攻めることはできていたし、チャンス、チャンスもどきも、かなり作り出せてはいた。ただどうにもこうにも点が取れていなかった。こういう状況が続くと次第にチーム状態も悪化してチャンスすら作れなくなっていくということで、この辺りから今年はだめかもしれないというあきらめにも似た気持ちを抱き始めた。オロモウツって一度駄目になると立て直しに時間がかかるから、今年は二部に落ちなければ御の字かなと。

 第5節のホームでのバニーク・オストラバとの試合は、その不安が当たったというか、テレビで見たけどほとんどいいところがないままに負けてしまった。選手たちが頑張っていないというわけではないのだろうけど、解説者には動き出しが遅いから競り合いで悉く負けていると指摘されていた。スペインのセビージャとホームでは互角に戦ったオロモウツの姿はなかった。次の第六節ではヤブロネツまで出向いて0−3の完敗。ヤブロネツはヨーロッパリーグに本戦から出るチームだけど、まだ始まっていなかったので特にその影響もなく、オロモウツはまたまたいいところなく負けてしまったようだ。

 ヨーロッパリーグの予選も敗退で終わったし、そろそろチェコリーグで調子を取り戻してもらいたいと思っていたところで行われたのが、ボヘミアンズとのホームでの試合だった。前半はよかったみたいなんだよ。久しぶりに2点も取ってそのまま前半が終わったから、これは2勝目確実だということで、この記事を書く準備を始めようかとしたくらいなのだから。それなのに……。
 ボヘミアンズの反撃にあって、最後のほうはオロモウツの選手たちは恐々プレーしているとテキスト速報にも書かれる始末で、あっさり、本当に何でと言いたくなるぐらいあっさり逆転されてそのまま敗戦。点が取れない問題が解決したと思ったら、守りに入ってしまって最後は自滅したと言ってもよさそうだ。去年は相手が自滅してくれたのに。

 第8節では二部から久しぶりに昇格してきたばかりのプシーブラムにアウェーで0−1の負け。下の方の順位で残留を争うことになりそうな相手に負けたのは痛い。しかも、得点を決められた相手が、一時はサッカーを離れて格闘技の試合に出ていたという話もあるベテランのスレピチカというのもなあ。今シーズンは全30節が終わった後に追加で残留と降格を決める追加の試合が行われるとはいえ、当該チーム間の対戦成績というのは大事だから、下位に落ちそうな相手には勝たなきゃいけないはずなんだけど。
 この時点でオロモウツの順位は15位。シーズン初めからなかなか勝ち点を獲得できていなかったオパバやカルビナーが、勝ったり引き分けたりして勝ち点を取るようになったのに、第2節の勝利でしか勝ち点を上げていないオロモウツは、最下位のドゥクラと同じ勝ち点3で、得失点差で辛うじて上にいるというところまで落ちてきたのだ。

 第9節は、その今シーズン絶不調のドゥクラ・プラハとのホームでの試合で、最下位決定戦となってしまった。内容はひどかったらしいけど、何とか1−0で勝利して、試合の終わった時点では順位を二つぐらい上げたのかな。その後に始まった試合で、カルビナーとオパバが勝ったためにまたまた15位に戻ってしまった。とりあえず、最下位に落ちなくてよかった。この勝ちをきっかけに、内容も結果も少しずつ上向いてくれるといいんだけど。
2018年9月24日22時25分。









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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



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