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2018年09月15日

久しぶりのハンドボール(九月十二日)



 九月に入ってハンドボールのエクストラリーガが開幕した。今年はリトベルが一部に復帰したから、オロモウツ地方のチームはフラニツェと合わせて二つということになる。今年に入って、日曜日の午前中の試合がチェコテレビで中継されるという伝統が消えてしまったために、チェコリーグの試合を見る機会がなくなっているのだけど、新しいシーズンはどうなるだろうか。
 実はチェコテレビが、サッカーの一部リーグの一次放映権を失ったときには、これでハンドボールの中継枠が広がるんじゃないかと期待したのである。残念ながら現実は、失った一部リーグの代わりに二部の試合を中継するようになっていて、ハンドボールの中継が増えるなんてことはなかった。いや、むしろ最近は馬術なんかの協会がお金を持っていそうなスポーツの中継が増えていて、ハンドボールの優先順位が下がっているようにも見える。

 第一節が行われた九月二回目の週末、日曜日の午前中のハンドボールの中継はなかったが、チェコテレビのプログラムを見ると日曜日の午後8時からハンドボールの試合が放送されることになっていた。ただハンドボールリーグの日程表には午後8時からの試合は存在しない。実際に放送されるのを見たら、録画中継ですでに結果の分かった試合を放送していた。他に見るべき番組がなかったら、ハンドボールにチャンネルを合わせていたのだろうけど、この日はうちのが見ている連続ドラマがチェコテレビの1で放送されるのでチャンネルを譲った。
 そうしたら、水曜日の午後6時から第二節の試合が放送されたのである。本来週末の土曜、日曜を使って行われるはずの一部リーグの試合が水曜日に行われるのは、テレビの中継枠が空いていた時間に合わせて試合時間を変更したに違いない。そこまでして放送してくれるのだから見るしかない。ということで、早めに自宅に戻ることにした。

 カードは、昨シーズンの優勝チームのカルビナーと下位に沈んだフラニツェの対戦。第一節ではフラニツェがホームでブルノに快勝したのに対して、カルビナーはイチーンで1点差で惜敗している。カルビナーとしてはホーム初戦で確実に勝っておきたいところだろうし、カルビナーの勝利を予想する声が大きかった。初戦で負けたとはいえ優勝チームだし、一時の低迷を脱したようだし、今年も優勝候補の筆頭である。
 試合が始まってあれっと思ったのは、フラニツェの選手の中にカルビナーにいた選手がいたことで、名前を思い出そうとしていたら、アナウンサーの言葉でムロテクだというのを思い出した。兄か弟もカルビナーでプレーしていたような気がする。ムロテクはカルビナーではセンタープレーヤーとして攻撃の際のボール回しの中心を務めていたのだが、移籍しても役割は変わっていないようだった。この選手もう少し得点力が上がれば代表でも活躍できると思うのだけど、環境を変えたことで大きく成長するのを期待しておこう。

 試合のほうは劣勢だと見られていたフラニツェが、アグレッシブなディフェンスと、超ベテランキーパーのクチェルカの活躍でカルビナーの攻撃を抑え込むことに成功し、前半20分ぐらいまでは終始リードを保って優位に試合を進めていた。それが時間と共にアグレッシブなディフェンスが荒いディフェンスに変わって、退場に値する反則を連発するようになった。イエロー貰った時点で少し抑えればよかったのに、一度乗ってしまった流れに任せて、同じような感覚でプレーしてしまったのかな。
 カルビナー側も退場者を出すことはあったけれども、フラニツェほどではなく、一度はフラニツェが3人退場者を出して、フィールドプレーヤーの数が、6対3になったりもした。そんな状況ではキーパーにできることは多くなく、カルビナーがあっさり逆転して、前半終了時には確か4点差で勝っていた。
 後半に入ってもカルビナーが優勢に試合を進め順調に点差を広げて、6点差ぐらいで推移していたのが、カルビナーの選手たちの動きが悪くなったのか、後半20分ぐらいからフラニツェが追い上げ、一時は一点差にまで迫りながら、キーパーのいない無人のゴールに向けて自陣ゴール前からムロテクが放ったシュートが脇にそれたり、速攻からキーパーと1対1になった選手のシュートポストをたたいたり、決定的なところで得点できず、結局2点差でカルビナーが勝利した。

 フラニツェは負けたとはいえ、カルビナーと互角に試合を進められていたから、今年は上位進出が期待できそうである。寂しいのはベテランとしてチームを支えたかつての中心選手たちがほとんどいなくなっていることで、名前と顔が一致するのは移籍してきたムロテクを除けば、サイドのミチカルぐらいしかいなかった。ストルジーネクとかラハーチとかどこに行ったんだろうか。怪我がちだったから引退したのかもしれない。
 カルビナーのほうは、苦戦はしてもきっちり勝てるチームになりつつあるのかな。少なくともホームでの試合は。こちらも選手の入れ替わりが激しいけど、フラニツェよりはカルビナーの選手として覚えている選手数が多かった。モンチカとか、ブルーナとか、イェジェクとか、まあ日本では誰も知らんだろうけど。ちなみにキーパーは一部に昇格したリトベルから移籍した選手だというから、少し応援しようかなという気になる。

 久しぶりに見たハンドボールの試合、しかもチェコリーグの試合、最後まで勝敗のわからない、なかなかの好ゲームだった。今後も水曜日の夕方に放送してくれないかなと期待はするのだけど、そろそろアイスホッケーのリーグも始まるし、あちらはほとんど毎日試合があって、頻繁に中継されることになるから、ハンドボールが中継枠を取るのは難しそうである。バビシュ傘下の企業でもいいから、ハンドボール中継にお金を出してくれんかなあ。そうしたらANOを支持してもいいんだけど。選挙権のない人間はお気楽なのである。
2018年9月14日17時15分。







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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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