2011年05月15日
他人事-ヒトゴト-じゃないよ。
未だに、福島県からの避難者に対し、ホテルへの宿泊拒否等の受難が続いています。
つまらぬ偏見を持ち続ける人がいる、というのはとても残念なことです。
今一度、自分や家族が原発事故のために、避難しなければならなくなる
という状況を想像してみてください。
生まれ育った土地や家、慣れ親しみ思い出の詰まった場所から、
最低限の荷物だけを持ち、立ち去らねばならない…。
仕事もありません。生活資金もないか底を尽きそうです。
可愛がっていた犬(又はネコ)とも離ればなれです。
そのような状況に置かれている時、避難途中で“宿泊拒否”をされたり、
やっと落ち着けた土地で“放射線がうつる”と言われたら
あなたはどんな気持ちがしますか…?
原発の問題は他人事ではありません。
日本全体の問題です。
そして世界的な問題でもあります。
今こそ人を思い遣る心を持って、優しい心で接してください。
▼法務省
放射線被ばくについての風評被害等に関する緊急メッセージ(20011年4月21日)
人権相談窓口(平日8:30〜17:15)
0570-003-110
▼原子力安全・保安院 「福島県内放射線量モニタリング」
政府原子力災害現地対策本部ニュースレター(第5号)(2011年5月5日政府原子力災害現地対策本部)
福島県内の放射線量は、一部まだ高いところはありますが、事故直後から大幅に低下しています。
▼水産庁 「報道発表資料」
東京電力福島第一原子力発電所周辺海域において漁業関係者が就労する場合の放射線防護の観点からの安全性評価について(2011年5月7日)
東電福島第一原発から30km圏外の海域での漁業やガレキ撤去は可能です。
原子力安全委員会から被曝線量の試算(最大で1.43mSv/年)を踏まえ、沖合、沿岸とも安全上問題ないと見解が出されました。
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