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2015年04月11日

家族が突然入院したとき、何をすればよいのかわかりませんでした。

入院の準備

衣類寝巻き・肌着・下着は各2〜3着程度
タオル類身体拭い用とフェイスタオル各2〜3枚づつ
注)ホテルや旅館とは違い、荷物を保管するスペースが限られているので、必要最小限を求められます。
親族等でこまめに取り換えが必要です。病院施設によっては乾燥機付き洗濯機が利用できる所もありますが、勿論有料です。

その他日用品
@洗面・整髪用具(洗面器・石鹸・髭剃り・くし・歯ブラシ・歯磨き粉・シャンプー・ティッシュなど)
A食事の時に使用するもの(箸・湯呑・スプーンなど)
B必要に応じてウエットティッシュなど
Cスリッパまたはシューズ

上記@とAに関しては、病院施設によって異なるため確認が必要です。
Cに関しては、入院中は運動不足になりがちのため院内でウォーキングする方もいらっしゃいます。
スリッパでの長時間歩行や、ちょい移動の繰り返しは足への負担が多いので注意が必要です。

また、院内は空調完備の為に空気が乾燥しています。特に女性の方はお肌の乾燥に敏感ですので、保湿クリームや保湿効果のある化粧水など使い慣れた化粧品も必需品となります。

テレビや冷蔵庫の使用料に関しても、病院施設ごとに規約が変わります。
大部屋と個室で料金を変えている病院施設と、全室共通の病院施設、個室または2人部屋では差額ベッド代に
テレビ使用料と冷蔵庫使用料が含まれているという良心的な病院施設もありますが、ほとんどの場合専用のカードを購入して利用するシステムで、精算機のよる払い戻し制が適用されています。

携帯電話
基本的には使用できない印象の方もいらっしゃるかと思いますが、利用可能区域等を必ず設定してあります。
個室になると、携帯電話の使用は基本自由です。
院内で医師や看護師さんたちが使用しているのはすべてPHSのため、どこでも使用可能と勘違いされやすいの
で注意が必要です。

事務手続き
保証金・・・入院の際に「入院保証金」などの文言で数万円の現金を預けるシステムがあります。
こちらの金額も病院施設によって変動しますが、退院時に同額返金されます。

高額療養費の申請
事前に「限度額適用認定証」を交付されている方は窓口で支払う限度額が決まっていますので、ばたばたすることはないでしょう。但し、限度額適用認定証があっても、入院と通院では扱いが別になるので同月内で支払いが重なると限度額を超えた支払いが発生する場合があります。
申請されていない方でも「限度額認定証」は申請してから交付まで1週間ほどかかります。
入院の際は、一番最初に申請しておきたいのが「限度額認定証」です。
限度額を超えて支払った分は「高額療養費」の申請をすれば2〜3か月後に入金されます。


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同意書へのサイン
入院手続きの中で、病院からサインを求められるものが多数ございます。
・「保証人」についてのサイン(家族・親族が一般的です)
 同時に緊急時の連絡先として連絡優先順に3名ほどのサインが必要になります。

・病院からの説明の対する同意書、またはサイン
 入院する際の各種説明について、確実に説明をされた上で了承した旨の証拠としてサインが求められます。
 説明例)・・・「診療内容の説明」「入院治療、感染症検査、NST、安全確保のために講じる措置について        の説明」「事故対策防止についての説明」「入院治療計画に関する同意書」「症状について        の説明」「特定生物由来製品使用についての説明と同意書」などなど

上記以外にも、入院時や入院後の検査(例:カテーテル検査や造影剤の使用など)についての説明と同意書が別途必要になります。

入院中
食事
病状によって制約のある方は、決められた病院食となります。
但し、食事内容(メニュー)について注文を聞いてくれることもありますので看護師に相談してみてください
特に制約のない方は病院食を断ることも出来ます(医師へ相談・申告が必要)
この場合、食事は自分で確保することとなりますので、院内にコンビニ等が入っている大きな病院施設ならともかく、ない場合は少々面倒です。ちょっとした外出も医師の許可と書類提出する必要があると思われます。

入浴
入浴利用時間帯は決められていて、殆どが予約制だと思います。
お見舞の方が多く来られる様な方は、面会時間を避けるように入浴時間を午前中に設定しておくと良いと思います。(あくまでも、面会時間が午前中からOKという病院があまりないことを前提にしています)

担当医師からの説明
手術
本人に直接説明する場合と本人なしで親族のみに説明する場合、本人親族一緒に説明する場合とがあります。特に、重い病状や症状の方の場合は、説明の内容も重たくなりますので、あらかじめ本人通告を希望するか否かをはっきりしておく必要があります。
手術の場合は、どんな手術においても100%安心できる説明は無いと思っていたほうが良いです。
医師側として、良いことも悪いことも少しでも可能性のある事象は説明しなければならない「説明義務」があるようです。
説明直後に同意書や説明書へのサインが必要になります。
「腫瘍」等の体内から摘出した物の所有者は患者本人なので、病理検査に回したり等摘出後の扱いへの許可・承諾をする必要もあります。

手術前に用意するもの
入院の際に用意したものが殆どですが、T字帯や弾性ストッキングの購入を求められる場合あります。
病院内で販売していると助かりますが、販売していない場合もございます。

術後説明
手術直後に手術中の写真を見させられ、状況や術中の経過説明があります。
摘出した物がある場合はその摘出物も提示されます。
術後ICUの場合はICUへ案内され、面会(短時間)が可能な場合もあります。

術後の治療
手術中に別の問題が発生・発覚した場合や、別途治療や手術等が必要な患者さんへは、治療計画についての説明がなされます。
ここで、入院継続または退院して外来診察に切り替える等が決まります。


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