2016年03月13日
肺がん治療中のマスク着用の善し悪し
母はがん治療中にマスクの着用が欠かせなかった。
肺がんの怖いのは、感染症でも十分なダメージを
与えられてしまうところでした。
がんによってその機能を低下させられている「肺」
という臓器は、風邪を引いただけでもダメージを
受けてしまう。
そのリスクは肺炎を引き起こす可能性を伴う。
肺炎は高齢になればなるほどなりやすい。
母の肺にがんが見つかったのは67歳。
実際、入院治療中に母はインフルエンザに感染しました。
病院内で、病棟内で、母のいた病院の階で、
インフルエンザは流行っていなかった。
見舞いに訪れる家族内にもインフルエンザ患者は
いなかったのにもかかわらず、母はそれを発症した。
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1回目の抗がん剤治療が始まって、8日目に微熱があり、
10日目に担当医師がインフルエンザの検査をしたところ
感染が発覚したのでした。
抗がん剤投与して10日目〜16日目くらいの間は
どうしても血小板の低下や、白血球の数値が下がってしまい
免疫力が低下してしまう期間であること。
これが抗がん剤治療のリスクの一つでもあります。
この期間は特に神経質になって、マスクの着用をしていた母。
それは外出中に限らず、自宅内でも着用していました。
この期間中は、やはり家族も神経質になってしまいます。
治療開始前半はそれでも大丈夫でした。
しかし、病状が悪化するにつれて、呼吸困難という
肺がん症状が出始めると、次第にマスクの着用が
呼吸を阻害するようになってきました。
苦しいから外したいけど、感染症も怖い。
感染症が怖いからマスクを着用したいが、
息苦しさを感じることも怖い。
これが肺がんという病魔の怖さというべきでしょうか?
夜寝る時も、マスクが苦しいと・・・。
マスクの着用が出来なくなったのは、肺がんが見つかって
11か月が経ったころでした。
感染症よりも、呼吸の確保が先決でした・・・。
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