癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

殆どに夢に出ない父

殆ど夢に出てこなくなった母

母に関しては他界した直後しばらくは夢に登場しまくってくれた

それが時と共に減り続け

殆ど出てこない

夢自体は見ているような感覚が残ることは幾度となくある

しかしそのいずれも記憶に残らない

そんな母だが

最近感じるのは

少し前まで一緒に居たかのような感覚が残ること

これ以上の適当な表現が見当たらない

突如として浮かぶ母への意識

記憶を辿ろうにも母の顔しか浮かばない

そうやって記憶をまさぐると

すぐに母の温もりのようなものを感じる

ここでいう温もりとは触覚的な感覚ではない

どちらかというと心の感覚

あぁ・・・母と・・・何だっけ・・・

会話したのか？何も思い出せないし浮かばない

今朝見た夢を想い出しているのか？

それさえも分からない

ただその瞬間に母の温もりが蘇る

そんなことを繰り返しているような気がする


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