2015年04月26日
脳血管造影・・・カテーテル検査の時
今日は母の放射線治療がお休みなので、入院当初に検査した
「脳血管造影」について説明します。
脳内の異常を検査するとき、段階的にさまざまな方法で検査をして行きます。
代表的なものにCT検査やMRI検査があります。
しかしながら、脳内で起きている異常について詳しく調べるにはもっと詳しい検査が必要になります。
母場合、脳内出血の疑いで入院しました。
この時点では、CTおよびMRI画像には、白くぼやけたものが写っていました。
入院初日(母が倒れた日)の診察と検査
@診断⇒左前頭葉出血
A原因⇒高血圧・血管奇形・腫瘍など
B検査⇒造営頭部MRI・脳血管撮影等
また、意識消失した原因の一つとして「てんかん発作」を起こした可能性があるとのことで、
脳波の検査と、抗てんかん薬の投与による処置が施された。
Bの検査について医師より、詳しい検査が必要になる旨の説明があり、その検査方法がカテーテル検査・・・
「脳血管造影」でした。
血管造影とは
血管内にヨード造影剤という不透過性の物質を注入して血管のエックス線(レントゲン)写真を撮影する検査
です。
少し大掛かりな検査ですが、血管病変を診断するにはもっとも信頼度が高く、極めて正確な評価が行える。
動脈瘤や血管奇形、血管の外傷など血管そのものに異常が疑われるときや、腫瘍や炎症に伴って起きる血管
の変化から脳の病変の診断を確定するときに実施される検査です。
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造影剤の危険性
吐き気・じんましん・血圧低下など造影剤による副作用が出ることがあるそうです。
大腿部に付け根から動脈に針を刺しカテーテルを挿入して行うため、検査終了後に針を刺した部分に違和感を
感じたり、皮下血腫や両下肢の血栓形成ができることがあります。
脳血流の低下や、脳梗塞の報告もあるようです。
脳の血流低下や、脳梗塞の合併はごく稀なケースで、最近ではカテーテルなどの器具の進歩と医療技術の向上
によって、このような合併症や副作用は極めて少なくなっているとのことです。
造影剤とは?
造影剤はレントゲン写真に白く写り、造影剤を使用することにより病変が見つけやすくなります。
造影剤を使わなければ正しい診断がつかないこともあります。
造影剤にはCTや血管造影などで使用するヨード系造影剤と、MRIで使用するガドリニウム、胃透視や注腸など
で使用するバリウムがあります。
すべての人に使用可能か?
使用する造影剤に対するアレルギー反応がなければどなたでも使用できます。しかしアレルギー体質の方、中
でも喘息の方は副作用を生じる可能性が高いといわれているため慎重に投与を行います。
注射用造影剤の危険性は?(バリウムは注射用薬剤ではありません)
最近では副作用の少ないものが開発されて使用されていますが、それでも100%危険性をなくすことはできま
せん。軽微な副作用も含めて約3%の人になんらかの副作用が生じます。副作用には検査中や検査終了後早期
に出現する即時性のものと、数時間から数日後にじんましんが出たりする遅発性のものがあります。
即時性のもののほとんどが気分が悪くなる、嘔吐する、じんましんが出る、かゆくなる、冷汗が出る、胸が苦
しくなる程度ですが、数千人に一人程度の割合でショックなどの重篤な副作用を生じることもあり、極めて稀
ですが死に至る報告もあります。
以上が、母が入院した時に頂いた説明をまとめた情報です。
参考にしていただければ幸いです。
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「脳血管造影」について説明します。
脳内の異常を検査するとき、段階的にさまざまな方法で検査をして行きます。
代表的なものにCT検査やMRI検査があります。
しかしながら、脳内で起きている異常について詳しく調べるにはもっと詳しい検査が必要になります。
母場合、脳内出血の疑いで入院しました。
この時点では、CTおよびMRI画像には、白くぼやけたものが写っていました。
入院初日(母が倒れた日)の診察と検査
@診断⇒左前頭葉出血
A原因⇒高血圧・血管奇形・腫瘍など
B検査⇒造営頭部MRI・脳血管撮影等
また、意識消失した原因の一つとして「てんかん発作」を起こした可能性があるとのことで、
脳波の検査と、抗てんかん薬の投与による処置が施された。
Bの検査について医師より、詳しい検査が必要になる旨の説明があり、その検査方法がカテーテル検査・・・
「脳血管造影」でした。
血管造影とは
血管内にヨード造影剤という不透過性の物質を注入して血管のエックス線(レントゲン)写真を撮影する検査
です。
少し大掛かりな検査ですが、血管病変を診断するにはもっとも信頼度が高く、極めて正確な評価が行える。
動脈瘤や血管奇形、血管の外傷など血管そのものに異常が疑われるときや、腫瘍や炎症に伴って起きる血管
の変化から脳の病変の診断を確定するときに実施される検査です。
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造影剤の危険性
吐き気・じんましん・血圧低下など造影剤による副作用が出ることがあるそうです。
大腿部に付け根から動脈に針を刺しカテーテルを挿入して行うため、検査終了後に針を刺した部分に違和感を
感じたり、皮下血腫や両下肢の血栓形成ができることがあります。
脳血流の低下や、脳梗塞の報告もあるようです。
脳の血流低下や、脳梗塞の合併はごく稀なケースで、最近ではカテーテルなどの器具の進歩と医療技術の向上
によって、このような合併症や副作用は極めて少なくなっているとのことです。
造影剤とは?
造影剤はレントゲン写真に白く写り、造影剤を使用することにより病変が見つけやすくなります。
造影剤を使わなければ正しい診断がつかないこともあります。
造影剤にはCTや血管造影などで使用するヨード系造影剤と、MRIで使用するガドリニウム、胃透視や注腸など
で使用するバリウムがあります。
すべての人に使用可能か?
使用する造影剤に対するアレルギー反応がなければどなたでも使用できます。しかしアレルギー体質の方、中
でも喘息の方は副作用を生じる可能性が高いといわれているため慎重に投与を行います。
注射用造影剤の危険性は?(バリウムは注射用薬剤ではありません)
最近では副作用の少ないものが開発されて使用されていますが、それでも100%危険性をなくすことはできま
せん。軽微な副作用も含めて約3%の人になんらかの副作用が生じます。副作用には検査中や検査終了後早期
に出現する即時性のものと、数時間から数日後にじんましんが出たりする遅発性のものがあります。
即時性のもののほとんどが気分が悪くなる、嘔吐する、じんましんが出る、かゆくなる、冷汗が出る、胸が苦
しくなる程度ですが、数千人に一人程度の割合でショックなどの重篤な副作用を生じることもあり、極めて稀
ですが死に至る報告もあります。
以上が、母が入院した時に頂いた説明をまとめた情報です。
参考にしていただければ幸いです。
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