2021年11月12日
2021年度の冬はラニーニャ現象が発生する可能性大 北海道(旭川市)でも再び大雪か?
気象庁がラニーニャ現象っぽいのを発表
最近は北海道でも異常気象になりやすい傾向があり、例えば夏なら暑いところで30度を越えて36度ぐらいになってみたり、北海道なのに梅雨みたいな時期があったり、冬は冬で極端に大雪になって交通障害になったり、春先は急に暖かくなりすぎ雪が溶けすぎて市街地でスタックする車が続出したり...と、普通な年が少なくなってきている。
そんな最近の北海道だが、2021年11月10日に気象庁が「ラニーニャ現象が発生しているとみられる」との発表を行った。
ラニーニャ現象とはよく聞くエルニーニョ現象の逆のやつで、NHKニュースによれば
「ラニーニャ現象」は、南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で、海面水温が平年より低くなる現象で、日本を含む世界の天候に影響を及ぼすと考えられています。
引用元:NHKニュース
とのこと。ラニーニャ現象が起きた冬では冬の気温が低く、大雪となりやすい傾向がある。実際、ラニーニャ現象が発生していた年の2018年2月、福井県では記録的な大雪(福井豪雪)が発生しており、北海道でも寒波とはならないものの、1日にうちに何十センチも積もる局所的な大雪となる場合がある。
旭川での記録的大雪を振り返る
直近で記録的な大雪となったのは2021年3月2日。
画像参照元:ウェザーニュース
この時は24時間で33cmも雪が降り積もり、積雪量はシーズン最多の104cmを記録した。この年はラニーニャ現象が2020年夏頃から発表されており、その後2021年5月頃に解除されるまでラニーニャ現象下であった。
その一つ前では2018年にも記録的な大雪となった。ただしこの時の旭川は平年並みで大丈夫だったが、函館で記録的な大雪となり、普段雪が多く降らない地域のため雪捨て場に困るなど大変だった模様。
ラニーニャ現象が起きると必ずではないが、大雪になる傾向がある。今年もラニーニャ現象が発生されていることから、大雪への心構えや準備をしておくのは悪くないと思う。
旭川市の2021年度除雪体制は?
新しい今津市長が誕生した旭川市。彼の公約の中には除雪体制の強化が掲げられており、数年前までの(元西川市長時代の)除雪の悪さが改善されることが期待される(もちろん当選してすぐのその年の冬ですべてが即改善とはならないと思うが、期待はしたい)。
北海道新聞 20201年11月9日道北欄より
ただし、今回新しく雪捨て場(堆積場)として確保したはずの中止部、日本製紙(パルプ)工場の敷地が急遽使えなくなるなど問題もあったようで、当初予定していた効率的かつスムーズな除雪は少々期待できなくなった。代替地を郊外の河川敷に準備したが、市街地より離れているためダンプで運ぶ際の効率が悪くなる。
これに短時間の記録的な大雪が重なるとどうしても追いつかないことが予想され、数年前にあった「朝通勤で車を使おうと思ったら、車が埋まるぐらいの豪雪出られず...」という事態も最悪として想定しておいたほうが良いとお思う。
旭川市で大雪への個人でできる対策は?
旭川市内では市が税金で行う公共サービスの除雪以外に、個人でお金を払って除雪してもらうサービスがある。
画像は旭川市で除排雪業務を行う「トランスター」さんより
もちろん個人なので有料なのだが、契約すると雪が降った時業者が家の前まで来てくれて除雪してくれるというサービス。人力で除雪したり、タイヤショベルで除雪したりと業者やそのサービスによって差があり、また金額も異なるので実態にあったサービスを選んでほしい。
大雪対策に車を雪に強いタイプに乗り換える、セカンドカーで増車する
通勤で車を使っている人は、大雪による大量の積雪、あるいは春先の急な雪解けでは普通の車では機能しない場合がある。そこで大雪に強い車を提案する。
SUVやRVと呼ばれるジャンルの車は、高い最低地上高、大径タイヤに本価的な4WD機能と、悪路にも強い走破性が特徴だ。今から速攻で買い換えるのは難しいと思うが、買い替え候補や冬用の通勤車を探している人にはとてもオススメ。北海道の異常気象は異常ではなく、常に定着しつつあるので冬は大雪というスタンスが正解なのかもしれない。
画像参照元:価格.com
冬用のセカンドカーとしては普通車でなく、中古のSUVな軽自動車(ジムニーやパジェロミニ、テリオスキッド)もオススメで燃費は良くないが、大雪時の安心感は別物。特にパジェロミニとテリオスキッドは年数経過もあってかなり安い。燃費を気にするなら価格が高いがハスラーやタフトなどクロスオーバータイプも最低地上高が高めなので多少はマシ。
画像参照元:ハイブリッド・エコカーの弱点「雪道」まとめ
逆に冬でスタックしやすいのは最低地上高が低く、前輪駆動や後輪駆動の車。特にハイブリッドで人気の3代目までのプリウスや初代アクアも最低地上高が低いFF車なので、前回の大雪や春先の暖気の時は高確率でスタックし、身動きが取れなくなっていた。
まぁ大雪の時は無理せず家にいるのが一番だけど、通勤や買い物など無理しなければならない場合もある。そういった事態でも心強いSUVタイプというのは持っていると冬に安心の車である。
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