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2019年03月21日

刺激を与え続けること

『生きる力』が謳われて久しいが、結局、先人が教えなければ、子供たちは大切な知識や技術を知ることなく大人になり、そして文化が廃れていく。

今朝の部活の終わりに、部員たちに木を切らせてみた。
面倒な時は、私がチェンソーで切ってしまうのだが、直径十数センチの枯れた木を根元からのこぎりで切り、さらに分割しようと、生徒に切らせてみたのだ。

一人が五分、もう一人が15分かかっても切れなかった。
最初に私が切り方を教えたのだが、木を切ることには慣れていないらしい。

確かに、日常生活で木を切ることは、技術の木工でもやらない限り、その機会はない。
だからこそ、私は、生徒たちに、本来は当たり前であった非日常を、経験させるべく、いろいろなことを、あえてやらせてみる。

やりながら、コツを知り、難しさを知り、プロや熟練者たちに尊敬の思いを抱かせる。
そして、彼らの仕事を賞賛し、決してバカにさせないようにしたいのだ。

学校現場ではぞうきんを洗わせることが、かろうじて残っていると思われるが、これも教えなければできない。「一体、親は何を教えているのだ」、と思うこともあるが、現代の親たちは、もはや生きることに精一杯なのかも知れないし、もしかしたら、技術の伝承をすることなく親になってしまっている世代が始まっているかも知れない。

枯れ木を処理して、綺麗な森を保つ。
枯れ木は、薪にして、たき火のとき使う。

冬にたき火で、サツマイモを焼いてみた。
焼くと芋の本来のうまみがさらに引き出される。

残り炭で餅を焼くこともある。
やっぱりオーブンでチンの音を待つよりはるかに美味い。

貴重な少年時代だ。
いろいろな経験をさせてみたい。
それが、この先何の役に立つかは考えない。
いろいろな経験をすることで、心の中の何かのスイッチがオンになれば、昨日とは違う自分になるかもしれない。

それによって、私が得することは何もないが、何故か、彼らを育てたくなる。
これが、教師の生まれ持った本能なのだろう。

畑で鍬を持たせたり、土を作ったり、種をまいたり、芽かきをしたりして、育った野菜を食べると、好き嫌いも激減するだろう。とにかく美味しいからだ。

今度はどんな体験をさせようかな…。
私が授業でいろいろな話をするのも、彼らの中で、誰かがどこかにピピッと感じるものがあればいい、と思ってのことだ。

刺激を与え続けることも教師の仕事だ。









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