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2019年03月20日

卒業式と最後の学活

終業式ののちに卒業式が始まった。
学年主任が先導して歩き、その後ろに担任、クラス生徒と続く…。

「私はこうした先頭を歩くことは、もうないのだな…。」
と、思ったら、少し寂しくなった。

中学の卒業式は感動の中に終わった。
自分の学年ではないが、彼らの雄姿を見ると、うるっとくる。
G線上のアリアの流れる中での卒業証書授与は、たった2クラス代表だけでも、この三年間の思いがよぎる。

一生懸命涙を抑えたが、式の最終段階で我慢の限界に達した。
中3が、歌を披露したのだ。
もとより上手な学年だったが、心のこもった混声合唱にとめどもなく涙が溢れた。
この後、卒業生退場。

「やばい、このままの状態で、終了後、教室で話をしたら泣いてしまう…。」
幸い、卒業式会場の後片付けがあり、ここで気持ちを落ち着けることができた。

最後の学活では、いつものように彼らの笑い誘いつつ話をして、クラス全員のフルネームを呼んで通知表を渡す。

そして最後に「これでお別れです」、とさらっと話して、他のクラスよりもずっと早く終了。

それでも最後に生徒は一人ひとりの感謝の手紙をつづった冊子を私にくれた。

それを一人読む…。
それらは、30名の感謝の言葉で満ちており、またしても涙が溢れた。

「迷惑ばかりかけてすいません。」
「毎日の先生の話がとても興味深かったです。」
「自分は変わります。」

正直言うと、私が精神的にダメージを受け続けたのは、校長の言葉の影響もある。
校長の息子がクラスにいたのだが、ことあるたびに私を監視するかのように見て、学活についてもいろいろ注文をつけてきたのだ。
「先生の話は、みんな聞いてるの?」
何気ないその言葉が、私を深く傷つけたようだ。

今回、彼らの手紙を読んで、かなり聞いてくれていたことが分かった。

少しほっとした。

要録は残ってはいるが、担任を終えて少しすっきりした。

自分自身の心の整理がついた気がする。

明日からはクラスで生徒の前に立つことは、新年度の授業まではない。
少し充電しよう。








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