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2018年12月22日
祝福の拍手
二学期終業式が行われた。その講話で、校長は三つのいい話を紹介した。
一つ目は、心筋梗塞および心不全で倒れたS先生のこと。
全校生徒の支援の祈りと、二度の手術により、このたび退院の運びとなったこと。
ここで、大きな拍手が起こる。
その拍手が、何とも温かく、とてもいい感じのものだった。
一時は危篤状態まで悪化した病状が、奇跡的に回復し、現場復帰も夢ではなくなったわけだ。
二つ目は、高文連の県大会で最優秀となり、T君の油絵が県代表として、全国大会に出展されることになったこと。
T君は、中学時代は不登校だった。高校から入学して不登校も克服し、好きな絵を描くことで、努力を重ねた。今回の快挙は、「将来はイラストレーターになりたい」、という彼自身の目標の第一ステップとなった。
ここでまた大きな拍手が起こる。
この拍手も、暖かく祝福の波動にあふれるものだった。
この辺りから、私の心にグーと響く。
何だか心が躍るのである。喜びに溢れるのである。
油断すると涙が出てくるくらいの、暖かい祝福の思いに、私自身感動した。
三つ目は、U君のこと。東大オープン模試で、全国一位となったということだ。
中学入学以来、常に学年トップの成績を収めていたが、いよいよ高3になって、さらに本領発揮というところ。もちろん開校依頼初めてのこと。
文系ながら、理系にも強いU君。
以前、「数学のトポロジーの専門書で分からない部分がある」、と質問を受けたことがある。
私の専門がトポロジーであることを知ってのことだが、残念ながら質問には答えてあげることはできなかった。これが高2の頃だったと思う。
「勉強は楽しいからやる。やると楽しくなってまた勉強するのだ」、と豪語する。
U君が紹介されると、今までにないくらいの盛大な拍手が湧いた。まさに拍手喝采である。
その拍手の中には、嫉妬心など微塵も感じない。
あるのは祝福の思いだけである。
この時点で私は涙した。
総勢500名にもおよぶ祝福の思いは、私の心にぐんぐん響く。
祝福は『愛』の思いである。
その愛が、拍手として彼らに向けられる、それがホール全体を包み込む。
その暖かい愛はあふれる心地よい波動に、自然に涙が出てきたのだ。
私自身も拍手をしている。
しかし、拍手をしながら、眼が曇る。
こんな祝福の習慣がある学校って、いいんじゃないかな。
感動するいい終業式になった。
一つ目は、心筋梗塞および心不全で倒れたS先生のこと。
全校生徒の支援の祈りと、二度の手術により、このたび退院の運びとなったこと。
ここで、大きな拍手が起こる。
その拍手が、何とも温かく、とてもいい感じのものだった。
一時は危篤状態まで悪化した病状が、奇跡的に回復し、現場復帰も夢ではなくなったわけだ。
二つ目は、高文連の県大会で最優秀となり、T君の油絵が県代表として、全国大会に出展されることになったこと。
T君は、中学時代は不登校だった。高校から入学して不登校も克服し、好きな絵を描くことで、努力を重ねた。今回の快挙は、「将来はイラストレーターになりたい」、という彼自身の目標の第一ステップとなった。
ここでまた大きな拍手が起こる。
この拍手も、暖かく祝福の波動にあふれるものだった。
この辺りから、私の心にグーと響く。
何だか心が躍るのである。喜びに溢れるのである。
油断すると涙が出てくるくらいの、暖かい祝福の思いに、私自身感動した。
三つ目は、U君のこと。東大オープン模試で、全国一位となったということだ。
中学入学以来、常に学年トップの成績を収めていたが、いよいよ高3になって、さらに本領発揮というところ。もちろん開校依頼初めてのこと。
文系ながら、理系にも強いU君。
以前、「数学のトポロジーの専門書で分からない部分がある」、と質問を受けたことがある。
私の専門がトポロジーであることを知ってのことだが、残念ながら質問には答えてあげることはできなかった。これが高2の頃だったと思う。
「勉強は楽しいからやる。やると楽しくなってまた勉強するのだ」、と豪語する。
U君が紹介されると、今までにないくらいの盛大な拍手が湧いた。まさに拍手喝采である。
その拍手の中には、嫉妬心など微塵も感じない。
あるのは祝福の思いだけである。
この時点で私は涙した。
総勢500名にもおよぶ祝福の思いは、私の心にぐんぐん響く。
祝福は『愛』の思いである。
その愛が、拍手として彼らに向けられる、それがホール全体を包み込む。
その暖かい愛はあふれる心地よい波動に、自然に涙が出てきたのだ。
私自身も拍手をしている。
しかし、拍手をしながら、眼が曇る。
こんな祝福の習慣がある学校って、いいんじゃないかな。
感動するいい終業式になった。