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2018年12月15日

ああ合唱コンクール

昨年よりもさらにグレードアップして、特に中3は格段にレベルが上がった。
聞きに来て下さった保護者の方々も、恐らくは十分満足されたに違いない。

まずはじめに中2が歌い、次に中1、そして中3が歌った。
やる気が出なくて、声も小さく、本当にまとまりのない私のクラスは、プログラム最初の演奏。

「まぁ、練習の成果は出てるな…。こんなもんだろう。」
というのは、率直な私の感想。
まとまりがないのは、すべて担任である私の責任。
コンクール当日まで、練習中に注意される男子生徒がいるような状態で、上位進出など望めない。

生徒たちは、他のクラス、他の学年の合唱を聴いて、何を思ったのだろうか。

中2は、中だるみ、反抗、やる気のなさ、自己コントロールの喪失の時期だと言われている。
今年の中2も、例外になることなく、こうした時期を迎えた。
そんな中での合唱練習。
結局、私の見ていない所では遊ぶ。ふざける。真面目にやらない。歌わない。口を開けない。つまらなそうにする。練習の邪魔をする。
本当に、リーダーたちは大変だっただろう。

それも今日で終わりだ。
とりあえず歌い切った。
練習通りにはできた。
これでよいのだろう…。

お隣のクラスは入賞できて大喜び。
私のクラスの何倍も頑張ったから、そのご褒美でもある。

帰りの会で、伴奏者、指揮者、パートリーダーを皆で祝福した。
私もピアノを弾くが、伴奏は孤独と不安に耐えて練習を重ねなくてはならないからだ。
ミスすれば、口には出せれずとも責められる。あるいは自分自身で責める。
上手くいて当たり前。もっと言えば、伴奏者の力量によって選曲が変わることだってある。

指揮者だって大変だ。一人だけ客席に背中を見て、全体をコントロールする。
上手くできないと、「指揮者だろ」、と責められ、圧力をかけすぎると、皆がついてこない。

パートリーダーだって、遊んだりふざけたりしている奴らを、時に激しく、時に優しくなだめながら、なんとか輪の中に入れようとする。

いろいろ考えれば、良いところもたくさんあった。
一部ソロになったソプラノのOさんも秀逸だったし、なにより3パートのバランスがいい。
美しいハーモニーなのだ。

だが、泣けなかった。
今まで担任をしていて、自分のクラスの合唱に泣けなかったのは、今回が初めてだ。

おそらくは、私自信がめていたのだろう。
私自身の思い入れが足りなかったのだろう。

「よくここまで上手くなりましたね…。」
終了後、隣席の音楽の先生が言葉を掛けてくれた。
正確に言うと、私の方から、
「お疲れ様でした。」
と、振ったのだが、格別の賛辞をくださった。

すべては私の力不足。
いろいろ考えさせられる、初体験ばかりの合唱コンクールになった。








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