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2021年09月18日

曼珠沙華

「富士には月見草がよく似合う」、というのは太宰治の小説『富岳百景』に出てくる下りである。

だが、「秋空には曼珠沙華がよく似合う」ものだとしみじみ感じた。

秋の青空は高い。
空気が乾燥し、その青さはさらに濃いものになる。
そこに真っ赤な曼珠沙華(通称:彼岸花)が咲いていると、とても映える。

ややどぎついほどの赤色と、深い青色。
そこに、黄金色に染まる稲穂があれば、もはや十分である。

古くからの日本の原風景。
恵みの秋を祝福するかのような、赤と青。

毒があるのでそのままでは食せないが、飢饉の時などの食料難には、球根を毒抜きして食べたらしい。

その意味では、天候不順でほとんど米が取れなかった時のために、田んぼの畔に植えてある理由も頷ける。

昨今は、いろいろな花の色があるようだが、はやり赤がいい…。

私は昨年、自宅の彼岸花を増やそうと、球根を仕入れ、プランターに植えてみた。
葉が出て、春先に掘り返したら、球根は生きていたのだが、今年は花芽すら出てこない。

もとから植えてあった庭の彼岸花も、見当たらない。

どうやら、きちんと手入れをしないとだめらしい…。

近隣には、家の前に、まるで花畑のように、咲きそろっているところも多い。

「いつか、こんな風に育ててみたいな…。」
と思いつつ、一本も生えてこないプランターを見て、「来年こそは…」、と嘆息する。




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