2018年10月23日
先生、うちの子どうですか?
私の学校の場合、系列の高校へそのまま進学できるので、進路指導的な色合いは薄い。だから、話題はほぼすべて「学校での子どもの様子」ということになる。
保護者はたいていの場合、「自分の子どもが、うまく学校生活を送っているか」を知りたいのだ。
思春期、反抗期の中学校時代は、親とのコミュニケーションが一時的に疎遠になる。
親が何を言っても、面倒くさそうに振る舞う。返事をしてくれればまだいい方で、「俺の態度で察しろよ」とばかりに、わがまま放題に振る舞う…そんな時期だ。
だから、なおさら、学校ではどんな生活をしているかについて、情報が欲しいのだ。
「まさか、家と同じような、反抗的な生活をしていないだろうな…。」
と、いう一抹の不安を胸に、恐る恐る担任に尋ねるのである。
「先生、うちの子どうですか? 何かご迷惑おかけてしていませんか?」
と…。
ところが、ここで、
「実は○○君は…。」
と、普段気づいた気になるマイナス面、改善点を、語ってはいけない。
我々教員は、保護者よりも長い時間接していることも多い。実際、朝から晩まで、そして土曜も日曜日も関わっている。だからこそ、彼らの長所も短所もよく見えるのだが、保護者が求めているのは、子どもの短所ではなく、長所なのだ。
だから、「うちの子どうですか?」の裏には、「親が発見していない、何か褒めるべき良い部分はありませんか。」
と、聞きたいのだ。
万一、ここで、文面通りの質問と誤解し、生徒の粗ばかりを話してしまうと、取り返しがつかないことになる。
一度マイナス面をインプットされた保護者は、その後で、どんなに子どもを褒めたところで、最初のイメージは覆すことはでずに、結局、子どもの悪いところを聞かされて帰ることになるのだ。
もちろん同席の子どもだって、担任から、「あれもだめ、これもだめ」と指摘され続けたら、滅入ってしまうだろうし、親だって嬉しくない。
だから、面談時には、保護者も知らない意外な部分で、めいいっぱい生徒のいいところを褒めたい。
我々は教育者なのだから、プラスもマイナスも知った上で、生徒たちを指導している。
その中で、保護者のニーズを察知して、
「有意義な三者面談だった。」
と、思ってもらえる、最大限の努力をしなければならない。
これまで、数多くの失敗を重ねてきた私自身の自戒を込めて…。
保護者はたいていの場合、「自分の子どもが、うまく学校生活を送っているか」を知りたいのだ。
思春期、反抗期の中学校時代は、親とのコミュニケーションが一時的に疎遠になる。
親が何を言っても、面倒くさそうに振る舞う。返事をしてくれればまだいい方で、「俺の態度で察しろよ」とばかりに、わがまま放題に振る舞う…そんな時期だ。
だから、なおさら、学校ではどんな生活をしているかについて、情報が欲しいのだ。
「まさか、家と同じような、反抗的な生活をしていないだろうな…。」
と、いう一抹の不安を胸に、恐る恐る担任に尋ねるのである。
「先生、うちの子どうですか? 何かご迷惑おかけてしていませんか?」
と…。
ところが、ここで、
「実は○○君は…。」
と、普段気づいた気になるマイナス面、改善点を、語ってはいけない。
我々教員は、保護者よりも長い時間接していることも多い。実際、朝から晩まで、そして土曜も日曜日も関わっている。だからこそ、彼らの長所も短所もよく見えるのだが、保護者が求めているのは、子どもの短所ではなく、長所なのだ。
だから、「うちの子どうですか?」の裏には、「親が発見していない、何か褒めるべき良い部分はありませんか。」
と、聞きたいのだ。
万一、ここで、文面通りの質問と誤解し、生徒の粗ばかりを話してしまうと、取り返しがつかないことになる。
一度マイナス面をインプットされた保護者は、その後で、どんなに子どもを褒めたところで、最初のイメージは覆すことはでずに、結局、子どもの悪いところを聞かされて帰ることになるのだ。
もちろん同席の子どもだって、担任から、「あれもだめ、これもだめ」と指摘され続けたら、滅入ってしまうだろうし、親だって嬉しくない。
だから、面談時には、保護者も知らない意外な部分で、めいいっぱい生徒のいいところを褒めたい。
我々は教育者なのだから、プラスもマイナスも知った上で、生徒たちを指導している。
その中で、保護者のニーズを察知して、
「有意義な三者面談だった。」
と、思ってもらえる、最大限の努力をしなければならない。
これまで、数多くの失敗を重ねてきた私自身の自戒を込めて…。
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