2021年03月09日

次年度に思う

「丹澤先生、僕、来年度は野球部のお手伝いをすることになりました。よろしくお願いします。」
若手のS先生が声をかけてきた。

「丹澤先生、来年度は2組の副副担をお願いします。」
新学年の学年主任が、そう伝えてきた。

「丹澤先生、新年度の給食指導、いろいろ教えてください。」
新しく中学の担任になったY先生が言う。

…全然知らなかった。

私のような平教員には、事前に知らされることなく、どこかで着々と新年度の準備が進んでいる。

「給食指導のときの昼食代、徴収させていただきます。」
今度は事務の方から声がかかる。

知らないのは私だけなのだろうか。

新年度の準備が着々と始まっている。

来年度も私は居候生活を続けるのだろうか…。

教員生活をする中で、生徒たちと関わり合う生活は楽しい。
私が教えているつもりで、実は私が教えられている。
エネルギーだって、彼らが私に与えてくれている。

いつまでも若いつもりでいても、昭和、平成、令和と時代が流れ行く。

若い頃とは違って、大抵の生徒は歳をとった私には逆らわない。

「授業を担当させてもらってありがとう。君たちの愛を感じて、私も頑張って来られました。是非、これからも努力重ねて、世の中の役立つ人材になれるよう、こつこつ頑張ってください。」

こんな風に最後の授業を迎えるのだろう。

昨日までの生活よ同じように、今日の生活が流れていく。

学校という場は、そういうところだ。




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